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子どもの“知りたい”を伸ばそう♪この言葉の意味は?

【サステナブルとは】世界的に広がる注目ワード。その意味と親子でできること

社会に目をむけるきかっけに!今回は「サステナブル」の意味をご紹介

最近よく耳にするあの言葉…子どもに教えてあげたいけど、自分自身が意味を理解しきれていない。どう説明したら?なんていうこと、よくありますよね。そこで、お子さんの“知りたい”気持ちや興味を膨らましたり、社会に目を向けるきかっけになる情報・絵本をご紹介していきます。

第1回目となる今回は【サステナブル】です。

サステナブルとは「持続可能」という意味

「サステナブル(またはサスティナブル/英語表記Sustainable)」とは、「持続可能」という意味で、地球環境に配慮し資源も無駄遣いせず、経済や文明を先の時代まで継続させる考えや概念のことを言います。

 

最近では色々な企業で「サステナブル」を掲げた取り組みが実施されていています。例えば、アパレル会社からリサイクル素材や天然素材を活用した「サステナブルファッション」というワードが発信されたり、地球環境を考慮した建築や商品のデザインを「サステナブルデザイン」と呼んだりしています。

今後もサステナブル〇〇といった言葉が増えてくるかもしれませんね。

これは国内だけの話ではありません。世界に目を向けると、Co2の増加や気温上昇などの地球環境の破壊以外にも飢餓、人種差別、平和など課題はたくさん。持続可能な社会を目指し世界各国が同じ目標を掲げ、2030年までに達成することが2015年の国連サミットで採択されました。これを持続可能な開発目標「SDGs(エスディージーズ)」といいますが、こちらについてはまた今度…。

実は…絵本ナビも「サステナブル」に協力しています!

絵本ナビが「サステナブル」に?と思われるかもしれませんが、今回、持続可能な海・水産資源をテーマにした取り組みに参加しています。

 

『絵本ナビ』『サステナブル』そして『海』…いったいどうゆう関係が!?

 

 

その前に質問です。

 

今、魚介類が獲れる量が減っていると言われています。その理由は何?

昨年の秋はサンマ、鮭が不漁というニュースも出ましたね。

 

よく言われていることとして、海洋汚染や海水温の上昇があげられますが、実は『獲りすぎ』も理由のひとつなんです。これまで大人になりきる前の魚や、おなかに卵をかかえた魚までを大量に獲り続けてきたばかりに、そのツケが子どもたちの世代にまわってくる可能性があるのです。

ひょっとしたら子ども・孫の世代には、食べたいときに魚が食べられるという状況が当たり前でなくなるかもしれません。

そこで、次世代へと続く未来の水産業の形を提案していく若手漁師集団『フィッシャーマン・ジャパン』が、“小学校低学年の子どもたちが消費の主役になっていく20年後に向けて、日本の海を取り巻く環境について理解を深めて欲しい”という想いから、クラウドファンディングを呼び掛けました。この取り組みに賛同してくれた人たちには、地球環境に配慮して獲られた魚が食べられるお食事券が提供されたり、「持続可能な海・魚」をテーマにした絵本が届けられるという仕組みです。

 

前置きが長くなりましたが、今回絵本ナビでは、この「持続可能な海・魚」をテーマにした絵本の制作を、お手伝いさせてもらったのです。

 

→グラフでびっくり!ホッケやサンマ、スルメイカがこんなに獲れなくなっている…!

http://www.ehonnavi.net/ehon00adv.asp?no=18561 魚がどんどんいなくなっちゃう…。

『さかなが いなくなっちゃうって!?』

え セキ・ウサコ

ぶん さくら かほり

 

<あらすじ>

ある日、さとしに宅配便が届きます。いつも楽しみにしている「新鮮なお魚」の贈り物です。さとしのおじさんは漁師で、新鮮な魚をよく送ってくれていました。しかし、同封されていた手紙の内容に、さとしは驚きます。「海の魚が少なくなっている」というのです。海には魚がたくさんいると思っていたさとしは、信じられませんでした。さとしは、遊びにきたおじさんに、その理由を聞くことにしたのですが…。

私たちの食生活には欠かせない「魚」。その「魚」がもしいなくなってしまったら…。

今、日本の海で起きている問題を知り、親子で一緒に考えるきっかけとなるお話です

http://www.ehonnavi.net/ehon00adv.asp?no=18562 おじさんの話を聞いて、さかながいなくなったら…と妄想する主人公・さとしと、いとこのなぎちゃん。こんな回転寿司は大人もいやです!
http://www.ehonnavi.net/ehon00adv.asp?no=18563 豊かな海にたくさんの魚たちがもどってきますように。

おはなしの最後には、小学生のさとしでもできることが描かれています。サステナブル(持続可能)な海を、魚を、私たち以降の世代にも残すために親子で一緒に考え、話し合ってみませんか?

グラフでびっくり!ホッケやサンマ、スルメイカがこんなに獲れなくなっている…!

「子どもたちに豊かな海を残したい!魚屋が日本の海の問題を学べる絵本をプロデュース」

 

《4月8日(水)まで!》

→クラウドファンディングを見てみる・参加してみる

子どもの”知りたい”を伸ばそう!
地球のこと、社会のことを考えるきっかけになる絵本

森のクライシス

森のクライシス

マンガ・構成:岡田 康則
ストーリー協力:惠志 泰成
出版社: 小学館

森の危機を救う、オールカラー学習まんが!

科学学習まんがの新シリーズの第1巻。森林は地上の生命の源でありながら、伐採、人工林の放置、地球温暖化により失われつつあります。世界各地の森林の特徴とその意義、現状をまんがで理解できる内容です。

 

…………

もったいないばあさんと考えよう 世界のこと 生きものがきえる

いま、生きものたちがすごいスピードで絶滅しています。なぜそんなことが起きているのでしょう? そして、このままではどうなってしまうのでしょうか?

今年は国際生物多様性年です。地球が美しく豊かな星なのは、いろいろな生きものがいるからこそ。その生きものたちがきえていく問題について、いっしょに考えていきましょう。

 

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わたしがぼくがちきゅうのためにできる10のこと

イギリス生まれのグローバルなエコ育絵本
英・米・独・伊・韓国など世界19か国同時刊行!!

世界中の人たちといっしょに
さあ、今すぐ始めよう、
わたしたちのできるエコ!

提案します!地球のためにできる10のこと。

 

………

 

\まだまだあります!/

→子どもに伝えたい未来、エコ育絵本

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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