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イソザキ編集長著書『ママの心の寄りそう絵本たち』から、朝日新聞連載コラム「折々のことば」で取り上げられた言葉とは…?

朝日新聞「折々のことば」(鷲田清一)1423(2019年4月4日掲載)

「折々のことば」引用された言葉は…

朝日新聞で毎朝連載中の哲学者・鷲田清一さんのコラム「折々のことば」。様々な分野から言葉が引用され、鷲田清一さんの文章で紹介されるこの人気のコーナーに、絵本ナビ編集長イソザキの著作『ママの心に寄りそう絵本たち』の一説が紹介されました!

 

その言葉とは…?

「また、おじらさんがはじまった」

どうにも思うようにならない、どうすればいいのかわからない、そんな瞬間に頼れるのが重みのある言葉だとは限らない。響き、だけでこんなに心が軽くなるなんて。

 

「おじらさん」は、私にとって発見のつまった大事なエピソードです。

 

息子が3~4歳のいやいや期真っ最中の頃に義母がいつもかけてくれた言葉。なんだかおもしろい響きですよね。そして義母は続けます。「この子はいい子だよ。うんと小さい頃にたくさんじらをくると、大きくなってちゃんと判断できるようになるからね」

じらをくるのは、いい子。いったいどういう事なのでしょう? この続きはぜひ『ママの心に寄りそう絵本たち』78Pの「いい子ってなんだろう?」を読んでみてくださいね。
 

絵本ナビ編集長・磯崎園子がおくる ママの気持ちがかるくなる絵本ガイド

ママの心に寄りそう絵本たち

ママの心に寄りそう絵本たち

「絵本がすべて何とかしてくれる」とは思っていなかったけれど、実際に子育てが始まってみると、この絵本っていうのが思ったよりもずっと気さくで親しげだってことに気が付くのです。息子の成長に合わせて控えめに、でも上手に相手をしてくれるのです。時には笑わせてくれたり、優しい言葉で親子の心をまるごと包み込んでくれたり。なんでもない日常が楽しいイベントになっちゃうことだってあります。

なんて頼りがいのある相棒なのでしょう。この「絵本が存在する子育て」という経験をたくさんの人に伝えたい。絵本を広く紹介していくことで、少し心が軽くなってくれる親子がいるかもしれない。それなら私に出来ること―――。

そんな思いがきっかけとなって生まれた絵本ガイドブックです。ポンコツママである私と極めて平凡な息子との、役には立たない子育てエピソードを笑い飛ばしながら、一冊でも多くの絵本との出会いの場になってくれたら嬉しいです。

(磯崎 園子 絵本ナビ編集長)


【目次】
1.夢中を育てる絵本たち
「セミとり隊長」がいく/いつ終わるの?一大おばけブーム到来/絵本がさき?経験がさき?/男の子生態図鑑絵本のすすめ

2.子育ての味方になる絵本たち
迎えに行っても「帰らない」/送っても「まっすぐ行かない」/お風呂の中は修行の場!?/ねない子だれだ?ぼくです。/絵本はしつけの役に立つ?立たない?

3.家族と私と絵本たち
じいじとの特別な関係/パパと息子と絵本/いい子ってなんだろう?/ママだって成長したい!

4.あかちゃんと絵本たち
救ってくれたのは絵本と見知らぬおばさん/実験と観察の日々!?/絵本にとっては名誉の負傷!?/その可愛さでご飯三杯いける

5.ママの心に寄りそう絵本たち
ママの不安な心を助けてくれるのは?/怒ってる場合じゃない!?/ママスイッチってあるのかな/ひとりじめしたくなる絵本

https://www.ehonnavi.net/ehon/113623/%E3%83%9E%E3%83%9E%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%81%AB%E5%AF%84%E3%82%8A%E3%81%9D%E3%81%86%E7%B5%B5%E6%9C%AC%E3%81%9F%E3%81%A1/
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「折々のことば」を読んだ後、今日頭に思い浮かべた言葉は……

話は変わりますが、ちょうど先日、産休中の同僚から『ママの心に寄りそう絵本たち』を改めて読んだという長文のメールが。

 

はたからみると赤ちゃんとの生活は余裕でこなしているように見えていた彼女でしたが、そんな訳はなく。こんなに思うようにいかないものかと、イライラした気持ちと日々たたかっていたようです。そんな時にこの本を読み、同じような思いをしているママがいる、こんな時こそ絵本が味方になってくれるという内容に、「…そうだった、絵本のことを忘れていた! 」と。

 

気が付いたら、読む本は育児書ばかり。ノウハウや知識は山のように付いていくけど…。絵本は赤ちゃんが認識できるようになってから読んであげるものだと思い込んでいたみたい。

 

そこで、おそるおそる持っていた絵本を読みはじめてみると……もちろん赤ちゃんはキョトンとしている。だけどずっと続けていると、いつのまにか自分自身の心がスーッと落ち着いていくのがわかる。そしたら赤ちゃんの方もいつの間にか、うつらうつらし始めて。

 

ママのリラックスした心は赤ちゃんにも伝わるもの。絵本の中の「あ~たのし、あ~たのし」(『まるまる ぽぽぽん』学研より)と言ってたら本当に楽しくなってきて。赤ちゃんだけじゃなくて、大人にも。絵本にはこんな力があるなんて大発見だった! と教えてくれたのです。


「折々のことば」の最後の部分で鷲田さんがおっしゃっている“大人にも違和感を手放さずに「ぐずる」権利はある。”という言葉を借りれば。

 

“大人にも「絵本を楽しむ」権利はある”

 

そんな言葉も一緒に頭に浮かんだ一日なのでした。

磯崎 園子(絵本ナビ編集長)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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