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【お知らせ】イソザキ編集長「kufura」連載【絵本ナビ編集長の読み聞かせ相談】♯9 公開中!

https://kufura.jp/family/childcare/85370 仕事も家庭も、私らしく!を叶えるヒント 公式HP「kufura」(クフラ)より

仕事も家庭、どちらも大切にしながら忙しい毎日を送る女性のためのWebメディア「kufura(クフラ)」にて連載中の絵本ナビ編集長イソザキのコラム。 月に1テーマずつ、読み聞かせの悩みについておすすめの絵本と共に回答していきます。第9回として公開された、そのテーマは…?

 

「もういっかい!」「もう一冊よんで!」絵本が好きなのは嬉しいけれど、長い一日の終わりでママもくたくた。同じ絵本を何度もくりかえしているうちに、まぶたが落ちてきて……なんていう経験、誰もがあるのではないでしょうか。

 

8月のテーマは「同じ本を繰り返し読み聞かせるのが辛いときの対処法」についてです。
イソザキが選んだ絵本は…?
詳しくは、「kufura」のコラムをご覧くださいね!

【今月のおすすめ絵本】は……?

同じ場面で毎回ひっくり返るのがお約束!『11ぴきのねことあほうどり』

11ぴきのねことあほうどり

11ぴきのねこたちが、コロッケ屋をはじめます。
「さあ、できたてのコロッケはいかが」
コロッケ屋は大繁盛! ねこたちは毎日せっせとコロッケをつくります。

ところが、そのうちに少しずつ売れ残るようになり、ねこたちは毎晩コロッケを食べ続けることに。今日もコロッケ、明日もコロッケ。
「あー もう コロッケはあきたよ」

ねこたちは、思うのです。
「おいしい鳥の丸焼きがたべたいねえ」「たべたいねえ」
そこへやってきたのが…なんと一羽のあほうどり!

旅の途中だというあほうどりは、コロッケをわけてくれないかと頼みます。
11ぴきのねこたちはというと…目をピカピカ輝かせています!!
「ニャゴ ニャゴ」「シーッ」
あほうどりくん、大丈夫?彼は無事に家に帰れるのでしょうか。

馬場のぼるさんによって1967年に誕生した、とらねこ大将と10ぴきの仲間の愉快な冒険物語「11ぴきのねこ」は、50年以上経った今も愛され続けているシリーズです。本作『11ぴきのねことあほうどり』は2作目。あまりにも美味しそうなコロッケが、子ども達の心に鮮烈な印象を残す人気の1冊です。

いつもお腹を空かせ、欲深くて、ちょっとずるいねこたちと、疑うことを知らない純心なあほうどりのやりとりを、読者は緊張しながら見守ります。ところが、物語は意外な方向へと大きく転換していくのです!(そこから、子ども達が何度読んでも笑い転げるあの名シーンへとつながるんですね。1わ、2わ、3ば、4わ……)

やり込めているようで、やり込められる。狙っているようで、全然違う展開へとすすんでいく。どこか間の抜けた11ぴきのねこたちの愛らしさが、シリーズ全体を笑いと温かい雰囲気で包みます。

(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

コラム内でも様々な絵本をご紹介していますので、参考にしてくださいね。
 

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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