【ご招待券プレゼント】企画展 「福田利之展 | 吉祥寺の森」@武蔵野市立吉祥寺美術館
デビューから30年!福田利行さんの作品350点以上を一挙公開!
吉祥寺を拠点に活躍中の、イラストレーター・福田利之さんの作品は、一目見ると必ず記憶の片隅に残ります。それは、印象的で優しく物憂げな色彩にどこか愛しく儚いのに胸をチクリと刺す秘密の宝物をこっそり眺めているような気持ちに似ています。
「ほぼ日刊イトイ新聞」※の人気コンテンツやSpitz(スピッツ)のアートワークでお馴染みの福田さんですが、デビューから30年間で世に送り出したイラストレーションの数々は、装画や雑誌の挿絵はもちろんのこと、絵本、ポスター、文房具、食器、コーヒーラベルやお菓子のパッケージなど私たちの身の回りにある日用品まで多岐にわたります。そんな幅広い作品を生み出した福田さんの作品を350点以上一挙に集めたという、貴重な原画展が、4/7(土)から5/20(日)まで武蔵野市立吉祥寺美術館で開催されます。絵本ナビスタイルでは開催を記念して、ご招待券をプレゼントいたします。ふるってご応募くださいね。
※糸井重里氏が主宰し、株式会社「ほぼ日」によって運営されているウェブサイト
ふたつの、夜と昼の顔を持つ”吉祥寺の森”をたっぷり楽しむ展覧会
今回の福田利之展では、アクリルガッシュやコラージュを組み合わせて描かれた原画はもちろん、全国的に福田さんの名前が知られるきっかけともなった「フォト絵」や、書籍やCDジャケットなどと並び、波打つような線描画やラフスケッチなども多数展示されます。またイラストレーションとして世に出る前の段階の貴重な作品も見ることができるとのこと。ファンはもちろん、イラストレーターとして福田さんの魅力が存分に楽しめる盛りだくさんの展示内容になっています。
また、見どころの一つとして、今回新たに描かれた”吉祥寺の森”は圧巻です。
今回、同時開催場所である「武蔵野市立吉祥寺美術館」と「コスピ吉祥寺」をイメージしてふたつの”森”を描いた福田さん。吉祥寺の夜と昼の顔をそれぞれ福田さんの心の風景としても描いたもので、本展のポスターとしても使われています。特別に描き下ろした連作は必見!会場では、ラフスケッチと合わせて本作2点の並列展示も予定されています。
武蔵野立吉祥寺美術館は、コスピ吉祥寺のA館7階にあります。会期中はコスピ吉祥寺内でも福田さんの関連イベントが開催されますので、是非チェックしてくださいね。福田さんがCDジャケットを手掛けたミュージシャン山田稔明さんが近藤研二さんと演奏する屋外ライブをはじめ、「ほぼ日」山下哲さんや、かつて地元・吉祥寺で愛されていたカフェ「ロカリテ」の山田愛さんも協力したコーヒーのイベントが展開予定ですよ!詳しくは、「コスピ吉祥寺」のHPをご覧ください。
【展覧会関連イベント】吉祥寺の森で遊ぼう!@武蔵野市立吉祥寺美術館
●トークショー
吉祥寺の街を愛する
「福田利之とtupera tuperaのぼくたちの吉祥寺」
4月15日(日)14:00~16:00
会場:武蔵野市立吉祥寺美術館 音楽室
出演:福田利之(イラストレーター)、tupera tupera(亀山達矢・中川敦子/絵本作家)
定員:各80名(申し込み先着順)
※3月21日(水・祝)10:00より、お電話(0422-22-0385)のみで受付開始。ただし、1回のお電話につき、2名様まで受付可。
●人形劇コンサート
子どもたちも一緒に歌おう
「良原リエwithねずみの”シーモア”の音あそび」
※”シーモア”のキャラクターデザインを福田利之さんが担当
5月17日(土)14:00~14:30
会場:武蔵野市立吉祥寺美術館 企画展示室(本展会場)
出演:良原リエ(音楽)、山田はるか(人形操演)
※申込み不要。直接、会場までお越しください。小学生以下の方は要保護者同伴。混雑時には、入場制限をさせて頂く場合もございます
色彩に溺れる!好きなものに囲まれた福田ワールドの展示構成は?
大きく4つの展示スペースにわかれている本展は、余すことなく福田利之さんのモノづくりの世界を堪能することができます。ここでは、その一部少しだけご紹介いたします。
1.イラストレーター・福田利之が手掛ける”仕事”
2.画集と絵本の世界 イラストレーションを超えた魅力
3.吉祥寺の森 福田利之のはじまりとこれから
4.ロビー展示
ロビー展示には、2013年から福田さんが自身のイラストレーションをより身近な生活に取り入れて欲しいとのことから携わっているテキスタイルブランド「十布」にまつわる原画やラフスケッチ、そしてオリジナルコーヒー缶の原画や絵本原画などが展示予定です。エントランスには、見た方もいるかも? あの話題となった「ミッフィー・アートパレード」より、福田利之さんバージョンの大きなミッフィーがみなさんを待っています。
ロビーは全作品が撮影可能なので、お見逃しなく!!
「福田利之といくフィンランド」
イラストレーター福田利之が出会った、フィンランドの「仕事」と「遊び」のこと。
自分らしく仕事に取り組み、人生を余すことなく楽しむフィンランドの人々の姿勢から、感じたこと、発見したことを、作家ならではの視点でご紹介します。現地の空気感、風景、人々との交流、体験などを通じ感じたこと、写真や情報だけでは伝わらない感覚を、絵と言葉で綴ります。
フィンランド在住のアーティストや日本でも大人気のマリメッコの本社訪問。また観光名所や現地の人たちが実際に楽しんでいるアクティビティも紹介。 フィンランドの旅をより特別にするガイドブックとしても必携の一冊です。
絵本「ミニカーミュートだいかつやく!」
絵本『ふたり』
ひとりで生まれてきたのに、今は、ふたり。ひとりでいられたのに、今は、ふたり。いつかはひとりにもどるのに、今は、ふたり…。なんでもない毎日をつみかさねていくこと。あたりまえのようなきせきを描いた絵本。
「Baby Book(ベビーブック)」
子どもを授かってからの日々をゆっくりじっくり記録するアルバムです。
詩やイラストに導かれながらスクラップブッキングすることで、世界に1冊の作品が完成します。
ベビーブックとは...
第一次世界大戦以前から1900年代中頃までに欧米で普及した育児日記とアルバムの中間のような本。
生まれてから3歳頃までの成長の記録を、写真とともに完成させていく本です。
日本でも戦前からあり昭和初期に普及したといわれています。
福田利之 TOSHIYUKI FUKUDA
1967年、大阪府生まれ。大阪芸術大学グラフィックデザイン科卒。株式会社spoonに入社し、佐藤邦雄氏に師事。さまざまな媒体でイラストレーションの仕事を始め、その後1993年に独立。2005年に大阪から東京・吉祥寺に事務所を移し、現在に至る。主な著者に『福田のフォト絵』(ヴィレッジブックス)、『森の王国 福田利之・塗り絵BOOK』(グラフィック社)、『福田利之作品集』『福田利之といくフィンランドー仕事すること 遊ぶことー』(ともに玄光社)、甲斐みのりと共著で『ふたり』(mille books)、藤本智士との共著で『Baby Book』(コクヨ)、『いまからノート』(青幻舎)、目黒実との共著で『祈る子どもたち』(アリエスブックス)など多数。http://www.to-fukuda.com/
4月から5月の爽やかな季節に、吉祥寺の風を感じながら楽しむ展覧会は、なんとも清々しく心に彩りを添える素敵な1日になりそうです。大切なお友だち、ご家族と是非お出かけくださいね。
展覧会関連イベント申込方法
「武蔵野市立吉祥寺美術館」内を会場として行われる、展覧会関連イベントは参加費は不要ですが、イベント当日の美術館入館券が必要です。
※最新情報は、HPをご確認ください。
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武蔵野市立吉祥寺美術館
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16コピス吉祥寺A館7階
<アクセス>JR中央線、京王井の頭線 吉祥寺駅北口より徒歩約3分
※美術館専用の駐車場はありません
富田直美(絵本ナビ編集部)
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