【申込開始】どいかやさん講演!絵本『ひまなこなべ』で学ぼう!アイヌの昔話(ウエペレケ)9/29(土)
どいかやさんの絵本をとおして、アイヌの伝統文化やアイヌ文学の世界に触れてみよう!
2018年9月29日(土)に、東京都人権プラザにて、「絵本『ひまなこなべ』とアイヌの昔話(ウエぺケレ)イオマンテをめぐって」が開催されます。2016年に出版された絵本『ひまなこなべ』は、アイヌの昔話(ウエペケレ)を題材に描かれた物語です。
今回、『ひまなこなべ』の絵を描かれた絵本作家・どいかやさんの講演に加え、アイヌの昔話や生活文化、イオマンテ等の儀式について平田幸さんが解説いたします。講演後、どいかやさんによるミニ・ワークショップでは、『ひまなこなべ』の塗り絵も!
応募締切は、9月18日(火)までです。ご興味のある方はお早めにご応募くださいね。
どいかやさんが描くアイヌの昔話
新シリーズ「先住民の昔話えほん」第1弾! 知られざるアイヌの昔話。
万物に神が宿ると考えるアイヌの人々。
踊りのすばらしく上手な若者に出会った熊の神は・・・?
人生に大切なことがたくさんつまった物語!
『ひまなこなべ』あとがきより
アイヌには、熊送り(イオマンテ)という儀礼があります。
ヒグマ(ほかの動物の場合もあります)の姿を借りてアイヌの世界にやってきたカムイ(神)を、ありがたい肉や毛皮を
おみやげとしておいていってもらうかわりに、見送りのうた
げをおこない、大切にもてなしてから、神の世界に帰ってもらうというものです。
イベント詳細について
アイヌの昔話(ウエペケレ)を題材にした絵本『ひまなこなべ』を中心に、本作のイラストを描いた絵本作家に、アイヌとの出会い・交流をはじめ、ご自身の生活体験に由来する作品世界についてお話しいただきます。アイヌの豊かな口承文芸の世界に親しみ、自然との共生、命の大切さ等についても考える機会とします。
また、アイヌの昔話や生活文化、イオマンテ等の儀式について解説を加えながら学ぶことで、多文化共生について理解を深めます。なお、『ひまなこなべ』の一場面を色鉛筆で彩色する塗り絵を通して、色鉛筆画の魅力を体験するミニ・ワークショップも併せて行います。
講師プロフィール
どいかやさん・絵本作家
1969年東京都生まれ。東京造形大学デザイン科卒業。1996年『チップとチョコのおでかけ』(文溪堂)でデビューし、以来、自然や生き物への愛情に満ちた絵本を数多く発表している。主な作品は「チリとチリリ」シリーズ(アリス館)、「トラリーヌ」シリーズ(偕成社)、『やまねのネンネ』(BL出版)、『かえるのピータン』(ブロンズ新社)など。エッセイも手掛け、『ちっぽけ村に、ねこ10ぴきと。絵本作家の森ぐらし』(白泉社)などがある。絵本『ひまなこなべ』は、2017年、第64回産経児童出版文化賞「産経新聞社賞」を受賞し、ミュンヘン国際児童図書館の国際推薦児童図書目録『ホワイト・レイブンズ2017』に選ばれるなど、国内外で評価を受けた。
平田幸(ひらた みゆき)さん
1956年釧路市生まれ。4歳から、祖父山本多助氏よりアイヌの古式舞踊を習いはじめる。阿寒湖の民芸品店で勤務した後、釧路アイヌ相談員を勤めた。2000年に上京。レラの会活動を本格的に開始し、アイヌ料理店レラ・チセの運営にも尽力した。現在は、レラの会の会長、古式舞踊の伝承者および指導者として、会の若者の育成に尽力している。さらに、東京イチャルパや人権関連のイベントに携わるほか、アイヌ文化アドバイザーとして各地で講師を務め、アイヌ文化の振興に貢献している。2017年度第21回アイヌ文化奨励賞(個人)受賞。
イベント情報とお申込み方法
「絵本『ひまなこなべ』とアイヌ昔話(ウエペケレ)イオマンテをめぐって」
日時:2018年9月29日(土)13:30~15:30
会場:東京都人権プラザ 1階 セミナールーム
定員:50名 参加無料、要事前申込(応募多数の場合は抽選)
対象:大人(18歳以上程度)
【プログラム】
13:30~15:00
講演・どいかやさん
解説・平田 幸さん
15:00~15:30
ミニ・ワークショップ(『ひまなこなべ』の塗り絵)
【お申込み・お問合せ】東京都人権プラザ
〒105-0014 東京都港区芝2-5-6 芝256スクエアビル1・2階
電話:03‐6722-0123 FAX:03‐6722-0084
ホームページ:http://www.tokyo-hrp.jp/
電話またはホームページにて。
申込開始:8月17日(金)/ 申込締切:9月18日(火)必着
※手話通話・託児保育が必要な方は、申し込み時にお知らせください。
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