【news】身近なものから世界を見る方法!デザインの解剖展はじまる!
デザインの視点から世界を見る!見ている世界が変わる!デザインの解剖展
なんだかとっても面白そうな企画展が始まっていますよ!
「デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法」が、2016年10月14日(金)から2017年1月22日(日)まで東京ミッドタウン・ガーデン内の21_21 DESIGN SIGHTで開催しています。
子どもから大人まで楽しめる!「株式会社 明治」の5製品を解剖していく企画展
これまでに「ロッテ キシリトールガム」、「富士フィルム 写ルンです」、「タカラ(現:タカラトミー) リカちゃん」、「明治乳業(現:明治) 明治おいしい牛乳」、「ISSEY MIYAKE A-POC BAGUETTE」などの製品が解剖されて、一般的に紹介されることのなかった部分が引き出されてきました。
本展では、これまでの解剖の成果をご紹介!新たに「株式会社 明治」の5つの製品に着目しているそう。子どもから大人まで楽しめる展覧会になっています。製品を取り巻く世界はもちろん、社会、暮らしとデザインの関係、デザインの役割や可能性について親子で考える貴重な機会になるかもしれません!
是非、開催期間中にご来場して、新しい価値観を発見したり、「モノを見る目」を養うきっかけ作りに役立ててくださいね。
「デザインの解剖2:富士フィルム 写ルンです」
(2002年5月15日~6月10日、松屋銀座 デザインギャラリー1953)
(Photo:Ayumi Okubo/parade-inc.)
「デザインの解剖2:富士フィルム 写ルンです」
(2002年5月15日~6月10日、松屋銀座 デザインギャラリー1953)
「デザインの解剖4:明治乳業(現:明治)明治おいしい牛乳」
(2003年8月13日~9月8日、松屋銀座 デザインギャラリー1953)
(Photo: Ayumi Okubo/parade-inc.)
「きのこの山:きのこの山、たけのこの里 断面図」
(Photo:Ayumi Okubo/parade-inc.)
「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン:カップの形」
(Photo:Ayumi Okubo/parade-inc.)
「明治ミルクチョコレート:香り」
「デザインの解剖」ってどういうこと?
デザインを解剖する??その不思議な組み合わせの言葉は一体どういう意味なのでしょうか?
「デザインの解剖」とは、グラフィックデザイナーの佐藤 卓さんが2001年より取り組んでいるプロジェクトのこと。身近な製品を「デザインの視点」で解剖し、各製品の成り立ちを徹底して検証する試みのことです。
日々、溢れるほど多くの製品に囲まれて私たちは生活していますが、そのあまりに存在の当たり前さに何の疑問も抱いたことがない気がします。でも、実は素材や味覚、パッケージなど、製品にはあらゆる段階でたくさんの工夫がされているのご存じでしたか?そして、その製品が生まれ、私たちに消費された後どのように処理されているのか・・・も。
それを読み解いていくことが「デザインの解剖」というわけなのです。
生きものを「解剖」して、構造や各部門の関係を分析していくように、この企画展はデザインを解剖して、製品のロゴやパッケージのレイアウトや印刷などのグラフィックを解析して、製品の内側の仕組みまで分解して観察していきます。
実は、デザインには経済と文化をうまく繋ぐ力があるのだと、佐藤 卓さんは解説します。解剖的視点でものを見ることで、世界の見方が確実に変わるかもしれません?!
【展覧会情報】
【会期】 2016年10月14日(金)~2017年1月22日(日)
【休館日】 火曜日、年末年始(12月27日~1月3日)
【開館時間】 10:00~19:00(入場は18:30まで)
※10月21日(金)、10月22日(土)は六本木アートナイト開催に合わせ、
通常19:00閉館のところを特別に22:00まで開館延長します(入場は21:30まで)
【入場料】 一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
【会場】 21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)
〒107-0052 東京都港区赤坂6-7-6 Tel.03-3475-2121
【WEB】 www.2121designsight.jp
【アクセス】 都営地下鉄大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅、千代田線乃木坂駅より徒歩5分
佐藤 卓(さとう たく)
1979年 東京藝術大学デザイン科卒業、1981年同大学院修了、株式会社電通を経て、1984年佐藤卓デザイン事務所設立。
「ニッカ・ピュアモルト」の商品開発から始まり、「ロッテ キシリトールガム」や「明治おいしい牛乳」などの商品デザイン、「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」のグラフィックデザイン、「金沢21世紀美術館」、「国立科学博物館」、「全国高校野球選手権大会」等のシンボルマークを手掛ける。また、NHK Eテレ「にほんごであそぼ」アートディレクター、「デザインあ」の総合指導、21_21 DESIGN SIGHT ディレクターを務めるなど多岐にわたって活動。著書に、「クジラは潮を吹いていた。」(DNP アートコミュニケーションズ)や「JOMONESE」(美術出版社)、「真穴みかん」写真集(平凡社)など。
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