絵本ナビスタイル トップ  >  おでかけ   >   【展覧会】特別展「深海 2017~最深研究でせまる“生命”と“地球”~」 @国立科学博物館

【展覧会】特別展「深海 2017~最深研究でせまる“生命”と“地球”~」 @国立科学博物館

ダイオウイカとの遭遇から4年!この夏、特別展「深海2017」へパワーアップ!

2017年7月11日(火)から10月1日(日)まで、特別展「深海2017~最深研究でせまる”生命”と”地球”~」が、国立科学博物館(東京・上野公園)にてはじまります!開催を記念して、特別に絵本ナビユーザー5組10名様にご招待券をプレゼント!応募締切は7月2日(日)まで。たくさんのご応募お待ちしております。

特別展「深海 2017~最深研究でせまる“生命”と“地球”~」

 

 

まだまだ知らないことがたくさん!特別展「深海2017」のみどころ

当時、世紀のスクープ映像と言われた生きたダイオウイカの映像とともに、全長約5 メートルのダイオウイカの標本展示が 話題を呼んだ2013年の展覧会は60 万人が来場、大盛況となりました。あれから4年。2017年の特別展「深海2017」ではさらにパワーアップ!「生物発光」や「巨大生物」、「超深海」などに焦点をあてた展示に加え、東北地方太平洋沖地震の実態にせまる「深海と巨大災害」、「深海と資源」など人類に残された最後のフロンティアを実物の機材や映像・CGなどを駆使して紹介されるのだそう!これは夏休みに必見!親子で是非いってみたいですね!

みどころ1:深海を星空のように彩る発光生物がいっぱい!

発光する能力をもつ深海生物は全体のおよそ 9 割。発光の方法にはホタルのように体内の化学物質を反応させる方法や、他の生物の発光を利用する方法がありますが、その目的については未解明なことが多いのです。また、その光を見るために特殊な眼を発達させた生物もたくさんいます。貴重な映像と多数の生物標本による「生物発光シアター」で、何のために光るのか?どのように光るのか?発光の謎に迫ります。

驚異の発光物体「クロカムリクラゲ」

円錐状で高さ10cm程度の傘を持つクロカムリクラゲ。傘の内側が黒いためにこの名前になりました。この黒い部分の内側に胃があり、発光する動物を食べても光が外に漏れないようになっています。一 方、クラゲ自身は、何か刺激を受けると傘の表面から星屑のように光り輝く青い粉を波状に発します。この光で相手を威嚇しているのでは?とも考えられています。 

ザ・深海魚「デメニギス」

透明な頭の中に大きな緑色の眼をもつデメニギス。 潜水艇などで観察される以前、網で捕らえられていた時にはこの透明なドームは壊れてしまい、頭から眼が飛び出した魚だと考えられていました。 このドームは、視野を最大限に広げつつ、眼を守る役割があることがわかってきています。

みどころ2:深海の巨大生物

深海には、私たちの想像を超える巨大な生物が生息しています。巨大化すると捕食者に襲われにくくなるといったメリットがある一方、その巨体を維持するために非常に多くの食物を必要とします。なぜ特定の種が巨大化したのでしょうか?ダイオウイカをはじめとする巨大な生物標本の展示や貴重な映像で、その謎に迫ります。 

伝説の怪物“ダイオウイカ

最大の記録は全長 18mに達し「海の魔物」として恐れられてきましたが、2012 年に世界で初めて NHK 取材班がダイオウイカの生きている姿を深海で撮影することに成功。本展では、ダイオウイカの標本をより迫力ある展示にするとともに、ダイオウイカよりさらに大きいとも言われるダイオウホウズキイカの標本の一部も展示します。 

深海の人気者「ダイオウグソクムシ」

最大のものは体長 50cm を超える世界最大の等脚類 (ダンゴムシなどの仲間)です。アメリカ南部からブラジルの大西洋岸の水深 310~2140m に分布して います。腐肉食性で、海底に沈んできた生物の死骸を食べる「海の掃除屋」の異名をもっています。 

深海の巨大ザメ「オンデンザメ」

北太平洋の深海に生息する巨大なサメ。成長すると全長 7m を超えます。ゆっくりと泳ぎ、頭足類や魚類を食べています。死んだ個体を食べているのか狩りをするのかは不明ですが、胃の中からアザラシの肉塊がみつかったことも あります。 本展では全長約 3m の巨大な標本とともに、そのミステリアスな生態に迫ります。

みどころ3:超深海

深海の中でも 6000m より深いところは「超深海」と呼ばれます。超深海は、奈落の底ですから、食べるものが少ない貧しい場所と思われていました。しかし、超深海では、海底のがけ崩れなどによってもたらされた栄養を使う独自の生命圏の姿が見えはじめました。深海の中でもより過酷な極限環境に生きる生物の、驚くべき生態を紹介します。 

その他にも深海に囲まれた国、日本についてのなりたちや深海底から見えてきた巨大災害や深海に眠る資源、そして深海を調査する機器なども詳しく展示されます。また、巨大生物の迫力を実際に体感できる4Kスーパーハイビジョンによる深海シアターや、南極と深海のコーナーに展示予定の「南極の氷」も要チェックです!!

 

暑い夏にはピッタリの特別展「深海2017」を親子でたっぷり楽しんでくださいね!

開催概要

特別展「深海 2017~最深研究でせまる“生命”と“地球”」

会期:2017年7月11日(火)~10月1日(日)

開館時間 : 午前 9 時~午後 5 時 *金・土曜日は午後 8 時まで

◆夏休み特別開館延長 【8 月 13 日(日)~20 日(日)】

 午前 9 時~午後 6 時(8 月 18 日(金)、19 日(土)は午後 8 時まで)

*入館は各閉館時刻の 30 分前まで 

休館日: 7 月18 日(火)、9 月4 日(月)、11 日(月)、19 日(火) 

会場:国立科学博物館(東京・上野公園) 

深海世界の絵本や図鑑

深海生物大百科

光ったり、透明だったり、変わった形をしていたりと、ちょと不思議な姿をした深海生物たちを、すんでいる深さごとに、イラストと写真でわかりやすく紹介します。また、深海調査の歴史など、深海のことがよくわかるコラムも満載です。

追跡!なぞの深海生物

クジラを骨まで食べるものや、有毒ガスを栄養に変えて生きるものなど、好奇心を刺激する深海生物たちの姿と生態に迫る写真絵本。

深海のサバイバル

子供たちに大人気の科学漫画シリーズの29点目。深海探査艇で深海を探検することになった主人公。だが渦巻きに巻き込まれて探査艇が故障し、海底近くで漂流する羽目に。周囲を不気味な深海魚などが次々と襲ってくる。主人公たちは果たして深海から脱出できるのか。深海の自然や地形、深海にすむさまざまな生物などの解説を交え、楽しみながら子供たちの未知の領域である深海に関する知識がつく。

しんかい たんけん! マリンスノー

潜水艇に乗って、不思議がいっぱいの深海を探検! 真っ暗な深海で待ちうける生き物とは? メンダコやダイオウグソクムシなどの深海生物、大きなクジラの骨や深い海溝を発見! ダイオウイカもあらわれて…!?

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
この記事の関連キーワード
Don`t copy text!