【news】角田光代訳『源氏物語』がついに誕生!初回購入特典は香老舗「松榮堂」とコラボ
生き生きとした会話が魅力の読みやすく美しい現代語訳!
累計45万部突破!好評の「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」の待望の角田光代さんによる完全新訳『源氏物語 上』が発売されました。
角田光代さん訳の特徴は、何より小説としての面白さが堪能できる点です。
『源氏物語 上』には、一帖「桐壺」から二十一帖「少女(おとめ)」までを収録。類い稀なる美しさと才を兼ね備えた光源氏の誕生から、女君たちとの恋の遍歴、藤壺への思慕など、若き光君を描いた巻。
『源氏物語』のなかでももっとも知られる名場面の連続で、夕顔の怪死、葵の上と六条御息所との車上対決、不義の子の誕生など読みどころが満載。
これまでの現代語訳で挫折した人でも必ず最後まで読み通すことができる訳になっているんです。
書籍に挟み込みの月報はかつて現代語訳を手がけた瀬戸内寂聴さんと、『あさきゆめみし』の大和和紀さんが担当し、帯写真は荒木経惟さん。初回購入特典に、香老舗「松榮堂」とコラボした「源氏かおり袋付き特製しおり」が付いてきますよ。
とりかかる前は、この壮大な物語に、私ごときが触れてもいいのだろうかと思っていた。実際にとりくみはじめて、私ごときが何をしてもまるで動じないだろう強靭な物語だと知った。
────角田光代世に優れて魅力ある男の物語が、たくさんの登場人物を連ねて際限なく広がる。その一方で人の心の奥へも深く沈んでゆく。いうまでもなく日本文学最大の傑作。
────池澤夏樹今、当代一の小説作りの名手の角田光代さんが、新しく源氏物語の訳業をなしとげられた。現代の若い人たちが、こぞって最も新しく自分の話し言葉に近い源氏物語を堪能することだろう。時代はそうして変化し進んでゆく。変らないのは、紫式部の書き残した源氏物語の愛の本質だけであろう。
────瀬戸内寂聴(月報より抜粋)実は『あさきゆめみし』を描き終えて、私は燃え尽きました。一年くらい。ちょっと冷まさないとだめだと思いました。それくらいのめりこんで描けたし、苦しいけど楽しかったです。だから角田さんにも気をつけて、と言いたいですね。
────大和和紀(月報より抜粋)
角田光代(かくた・みつよ)
1967年、神奈川県生まれ。著書に『まどろむ夜のUFO』(野間文芸新人賞)、『空中庭園』(婦人公論文芸賞)、『対岸の彼女』(直木賞)、「ロック母」(川端文学賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)、『紙の月』(柴田錬三郎賞)など多数。
【書籍情報】
池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 04『源氏物語 上』
角田光代 訳
2017/9/11発売●ISBN: 978-4-309-72874-2●本体価格:3500円(税別)●46寸伸判/692頁
解説:池澤夏樹
解題:藤原克己(東京大学教授)
月報:瀬戸内寂聴 ・大和和紀
帯写真:荒木経惟
*初回封入特典:源氏かおり袋付き特製しおり*
★立ち読み、角田光代による「新訳について」、編集部からの解説などを掲載
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