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全米20万部突破! 子どもとゲラゲラ笑って読みたい絵本『でんせつのじゃんけんバトル』

身近な遊び「じゃんけん」をテーマに、面白さもインパクトも規格外の絵本が誕生しました。

「じゃんけん」が、どうやって誕生したのか、その伝説を描いた物語。石とハサミと紙、誰が1番強いか? 家の敷地内という小さな世界を舞台に、次から次へ繰り広げられるバトルが、これでもか!という迫力で描かれます。アメリカで生まれたこの絵本“The Legend of Rock Paper Scissors”は、「とことんバカバカしくて、お腹の皮がよじれる」(ブックリスト)、「こどもとゲラゲラ笑いながら読むのに最高!」(BCCB-こどもの本の会報)と、全米20万部突破のベストセラーに!

そしてついに日本版『でんせつのじゃんけんバトル』(河出書房新社)が発売になりました!

日本版の翻訳は、人気絵本作家・中川ひろたかさん。ド迫力の絵と、中川さんならではのテンポのよい言い回しの面白さがマッチして何度読んでも笑っちゃう! 読み聞かせが盛り上がること必至の一冊です。中川ひろたかさんによる読み聞かせ動画も公開中です!

何度読んでも笑っちゃう、ユーモア絵本の新定番!

「じゃんけん」のはじまりには、こんな伝説のバトルがあった……?!

でんせつのじゃんけんバトル

腕におぼえのある石と紙とはさみ……。3勇者が出会い壮絶なバトルが繰り広げられたあの伝説を君は知っているか!? ハラハラどきどき、ユーモアたっぷりでページをめくる手が止まらない!

まずはこちら、ハリウッド映画ばりの予告編風アニメ動画をご覧ください。

今回日本版の刊行にあたり、プロの声優さんに吹き替えを依頼して製作されたそうです。

ご覧になった中川ひろたかさんも「絵本の宣伝史上最高のできじゃない?」と大絶賛されたそう!

はじめに登場するのは「うらにわおうこく」の最強の戦士、グリグリ。強すぎて相手になる者がいないのがさびしくて旅に出ます。途中、せんたくばさみや杏の実、いろいろなものと対決しますが、誰と戦ってもやっぱりグリグリの圧勝。グリグリの敵になるものはいないのです。

次に登場するのは。「ママのしょさいていこく」の戦士、パーペ。パーペより優れた戦士はこの国にはいません。やはりライバルを探して旅に出ます。

3人目の戦士は「キッチンきょうわこく」のチョッキンナ。同じように強い者を求めて、戦いを重ねます。

 

そしてついに、3人が出会う日がやってきます。

さあ、1番強いのは誰?? 頂上決定戦のはじまりです……!!

『でんせつのじゃんけんバトル』ってどんな絵本?

・ド迫力の画面にくぎ付け!

みどころはバトルに次ぐバトル! 画面からはみ出んばかりのパワフルさに圧倒されます。映画のような構図の画面もリアルなタッチもかっこいい! 個性たっぷりの濃いキャラクターたちからも目が離せません。

・声に出して盛り上がる!

リズミカルな文章は、声に出して読むのにぴったり。登場するキャラクターごとに話し方が違うので、声色を変えたり、読み手の演出しがいがあるのもポイント。ページの吹き出しの中は、それぞれのキャラのイメージに合った文字が使われているので、自然と読み分けられそうです。

ユニークなキャラたちになりきって、おおげさに演じるのも盛り上がりそうですね!

訳者・中川ひろたかさん 読み聞かせ動画公開中!

中川ひろたかさん ミニインタビュー

――親子で思い切り笑える絵本ですね! どんなところにこだわって訳されましたか?

 

まず、スピード感かな。それと、読んでて気持ちがいいとか、読んでて楽しいとかね。そういうことばを選んだつもりです。それから、原文そのままだと日本で伝わりにくいと感じた部分は、わかりやすく楽しくなるようにアレンジしています。

――バトルで潰れてしまったあんずの実のセリフ「ぺしゃんこじょー」など、中川さんならではの言い回しにも思わず笑ってしまいます。

そのほか、アレンジしたのはどんなところでしょうか?

 

「グリグリ」「パーペ」「チョッキンナ」の名前は、原文では「ロック」「ペーパー」「シザー」という、石と紙とハサミそのままでした。日本の子どもたちにじゃんけんの「グー、チョキ、パー」のイメージが伝わりやすいオリジナルの名前にしています。

――翻訳絵本と思えないくらい、ぴったりの名前です!

 

「翻訳と思えない」というのは、いつも目指すところですね。日本語の本にしなきゃいけない。何度も読みながら訳しました。

――中川さんから見た、この絵本の魅力を教えてください。

グーの「グリグリ」と、チョキの「チョッキンナ」と、パーの「パーペ」、この3人の戦い、バトルのすさまじさ! 絵の迫力がすごくて、これは惹きこまれると思いますよ。ぜひ声に出して読んでもらいたいなと思います。

――読み聞かせのコツ・アドバイスがあればお願いします!

 

「〇〇たい〇〇の たいけつ~!」というナレーションの部分を、かっこよく言うのがポイントかな(笑)!

――絵本ナビユーザー・子どもたちへ、メッセージをお願いします。

 

みんな、よくじゃんけんをやってると思いますけれど、じゃんけんって遊びの天才でね。

この遊びが実は日本発で、世界中に広まっているようです。それでこんな絵本ができたんですね。じゃんけんが、どうやってできたのか、実はこんなおはなしだったんだよっていう絵本です。「伝説」なんですよ!

 

――ありがとうございました!

中川さんとじゃんけん グー、チョキ、パー!

撮影協力:ソングブックカフェ

 

「じゃんけん」は、実は日本が起源と言われているそうです。日本生まれの遊びが、世界の子どもたちに広がっていると思うと感慨深いですね。このおはなしを読んだあとは、じゃんけんがいつもよりちょっぴり特別に感じられそうです。

みんなでお芝居みたいにセリフを言い合ったり、パパが読んであげるのにもおすすめの絵本です!

読み聞かせの腕が鳴る作品。ぜひ、家族で、大勢で楽しんでくださいね。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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