雨を楽しむ絵本(4) カエルがいっぱい!
梅雨の季節になると、生き生きしてくるカエルくん達。
そのちょっととぼけた雰囲気や、ユーモラスな姿かたちのせいか、どんなお話でもほのぼのしてくるものが多い?人気者の愛らしいキャラクターも沢山うまれています。一方で、迫力あるカエルが登場すると、そのあまりの雰囲気の違いにもびっくりしますが…。それもまた面白いのです。
カエルと言えばこのふたり!仲良しのがまくんとかえるくん
仲よしのがまくんとかえるくんを主人公にしたユーモラスな友情物語を5編収録。二人のそれぞれのキャラクターが本当にいい味を出しています。どのお話も読んでいて心が和みます。ローベルの傑作、小学校の教科書に採用されています。
ほのぼのする雨の日
幼稚園でアマガエルを飼うことになったのに
その肝心のアマガエルを園長先生が逃がしてしまってさあ大変!!というストーリー。
最初はかわいいアマガエルがでてくるほのぼの絵本かと思いきや、
途中からはアマガエルを探してのハラハラドキドキの展開。
アマガエルが見つかるドタバタと園長先生のキャラクターが
ほんとにいい味出してます。
こんな幼稚園だったら、いい子がいっぱい育ちそう!!
村上康成さんのつるんとした感じの絵が
アマガエルの雰囲気にとってもあってるのもよいです(^^)
(やこちんさん 30代・ママ 女の子3歳)
見つけたカエルは妖怪だった!?
見つけたカエルは妖怪だった。その名はガマとの……。
ふしぎなものと、町の変化に気づきながら、妖怪と友情を育む少年ユウタのお話。
絵のインパクトに負けない内容の濃さ!
絵のインパクトに惹かれて手に取りました。
読んでみて、これは面白い。
おにがガマとのに謝るところなんて、面白すぎる!
息子は、家来のガマたちが、地面からボコボコ出てくるところがお気に入りです。
それにしても、妖怪たちが池を作り直してあげた翌日、
「跡形も無く消えていた」ってオチかと思いきや、
本当に池が出来ちゃってるのがスゴイ!
そして、それを人間が普通に埋め戻しているのがまたスゴイ!
最後に頂いたごほうびも面白い。
絵のインパクトに負けない内容の濃さがあります。
ぜひ、読んでみてください!
(ナオミDA45さん 30代・ママ 男の子5歳、女の子0歳)
子どもの頃、「かえるが かえる」というダジャレを楽しんだご記憶ありませんか? そう! この絵本には、かえるたちの楽しいことば遊びがいっぱいです。
そして見どころは、そんなダジャレの形式を繰り返しながら、「かえるが みえる」、「かえるに あえる」と、どんどんストーリーがつながっていくこと。
イラストも効果的で、最初一匹だったかえるが、増えたり関係しあったり、まるで鳥獣戯画のように、右に向かって展開します。「かえるが はえる」「かえるが ふえる」と、ページをめくるごとに、おやおや? というシチュエーションも。作者、まつおかきょうこさんのユーモアのセンスが光ります。
馬場のぼるさんによるイラストも一品です! ユーモラスな表情のかえるたちを見れば、一目で何が起っているかわかるので、新しいことばを知るのが楽しくてたまらない子どもたちにぴったりの一冊。読み聞かせしても、きっと盛り上がることでしょう。
(長安さほ 編集者・ライター)
カエルくんは考えます。 普段はあたりまえだと思っていることも、考え出すと深いのです。
シジミの顔はどこ? ミミズに顔はあるの? と考えこむカエルくんとネズミくんのはなし「かお」のほか、「そら」「ぼく」の3編。コマ割り絵本とも呼べる斬新さで、ゆっくり笑えます。
「たったいっぴきで くらしていて きみは さびしくはないのか?」
山の上にたった1匹で住むかえる。太陽や雨や地面が、ひとりぼっちでさびしくないのかとたずねると、かえるは…。自然の恵みの中で生きるかえるの喜びをみずみずしく描いた絵本。
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