久々に我が家の本棚に置いておきたいという絵本に出会いました -『きみがしらないひみつの三人』
絵本ナビに日々寄せられてくるのは、ユーザーからのたくさんの生の声。実際に絵本を読んだ時の子どもたちの反応やエピソードからは、ストーリーを超えた魅力まで伝えてくれます。
「どんな絵本を選んだらいいのかわからない」「購入するかどうか迷ってしまう」
そんな方のために、絵本ナビユーザーがおすすめする絵本をレビューとともにご紹介します!
自分の頭のこと、体のこと、心のこと、言葉にするのはとても難しい。
そんなときに出会ったのは、理屈抜きにストレートでユーモアたっぷりに語りかけてくれたヘルメ・ハイネの絵本。
手にとって読んだ人はみな大人も子どもも自分の心に大切なものを感じたようです。
大切なことを優しくわかりやすく語りかけてくれる絵本
一緒に よりそって
人が生まれ 死んでいくまでの 心と体そして頭の働きを
とってもわかりやすく
温かみのある言葉で 語りかけてくれる絵本だと思います。
大切な事を 難しい言葉を使うのではなく
やさしい絵と 温かい言葉で 伝えてくれます。
静かに 寄り添ってくれる たくさんの言葉。
そんな 感じがするのを
娘もきっと なんとなく 感じているようです。
詳しい所まではもしかしたら まだ わからないかもしれないのだけれど、
なんとなく わかったような顔をしている娘と
これからも ずっと 読んでいきたいな・・
なんて 思った母でした♪
(みぽみぽさん 30代・ママ 女の子14歳、女の子10歳、女の子5歳)
子どもにとって心に残る一冊になりました。
三人はきっといる
「ママー、このお話ホントだと思う?
私は本当にこの三人いるような気がする。」
と読み終わったあと表紙の三人をじっと見つめていました。
それは私の答えなど必要ない質問でした。
君が生まれたときこの三人がやってきた。
あたま博士
ハートおばさん
いぶくろおじさん
三人の活躍は「そうだ、そうだ」とうなずけます。
実在するかどうかといえば・・・
でもきっといる!と思えば
安らかな死を迎えられそうです。
でも、読み聞かせるのに「死」を意識しなくていいです。
純粋に子どもはひとつの物語として楽しめていましたから。
(事務員さん 30代 ママ 女の子6歳、女の子4歳)
大人が読んでも気づかされる忘れてはいけないこと。
自分を大切にする手助けに
なかなら寝ようとせず疲れが溜まって
しょっちゅう風邪をひいたりしていた子どもに
「自分を大切にしよう!自身しか味方になれないんだから!」
とよく怒っていました。親がいくら代わりたくてもムリなことも。
この本は、自分の為に、生まれたときから愛を持って
楽しそうに時には苦しそうに常に一緒にいてくれる
大切な存在を認識させてくれました。一日に一回は
ふと見ると手に取っています。多くは語りませんが
死んでからも自分の為に働いてくれる強い味方に
とても安心させられたようです。これからは自分の体
大切にしてくれると信じています。
(かわゆいゆいさん 40代 ママ 東京都 女の子5歳)
きみが生まれた日、三人のともだちがやってきて、きみのからだの中ではたらきはじめた。三人はとてもなかよしで、ずっときみについていく…。人が生まれ、死んでいくまでの、頭と心と体のふしぎなはたらきを、やさしく詩的に描き、子どもから大人までそれぞれに深く語りかける絵本。
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