【ランキング】今週の絵本売上ランキングBEST10は?(2021/1/11~1/17)
今、絵本ナビで話題になっている絵本は? 売れている絵本は?絵本ナビの絵本売上BEST10のランキングを見れば絵本業界の動きが見えてくる!?1週間分のランキングを毎週発表していきます。気になった作品があればのぞいてみてくださいね。
今年の節分は2月2日! 「おにはーそと、ふくはーうち♪」
今週の絵本売上ランキングBEST10は?【2021/1/11~1/17】
ぐりとぐら
青と赤のとんがり帽子とつなぎがトレードマークの「ぐり」と「ぐら」。ふたりは野ねずみのふたごです。仲良しのふたりが、この世で一番好きなのは、お料理すること、食べること。今日も大きなかごを持って、森の奥へ出かけます。
どんぐりやくりを拾った後、道の真ん中に落ちていたのは…大きなたまご!さあ、何をつくろうか。目玉焼き?卵焼き? いやいや、食べきれないくらいのかすてらにしよう。あまりに大きすぎて運ぶのを諦めたふたりは、外でかすてら作りにとりかかります。
「ぼくらの なまえは ぐりとぐら
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら」
いいにおいにつられて、森じゅうの動物たちが集まってきましたよ。
さあ、焼けたかな…?
焼きあがったかすてらの場面、その美味しそうなこと!!子どもの頃に読んでから何十年経っても、ママやパパの記憶に残るほどの名場面です。
お話をつくられた中川李枝子さんと、絵を描かれた山脇百合子さんが、「子どもたちにとびっきり上等でおいしいおやつをごちそうしよう」と考えられたお話なのだそう。1963年に「ぐりとぐら」が生まれて以来、その黄色いかすてらは、昔から今もずっと子どもたちの憧れですよね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
まめまき できるかな
まこちゃんは、まだじょうずにボールが投げられません。お父さん、おばあちゃんと練習しますが、うまくいきません。そこで、お母さんが煎り豆の入った枡を持ってやってきて……。まこちゃん、豆まき、ちゃんとできるでしょうか? 鬼をはらえるでしょうか?鬼に見立てた厄を祓い健康を願う節分の豆まき。日本の伝統行事を、2、3歳児の発達に合わせて、シンプルな物語絵本にしました。巻末には、ミニ解説がついています。
せつぶんワイワイまめまきの日!
今日は節分。保育園のみんなでかくれんぼをしています。
ところが弱虫のタカシはツヨシに無理やりオニにされちゃいます。
「もういいかーい?」「まあだだよ」「もういいかーい?」
「もういーよ!」タカシが目を開けると、なんと目の前に現れたのは本物のオニの子キッチ。
キッチはタカシにツヨシがいじめっ子なのは“リンリンボウ”というオニがついちゃっているからだと教えてくれます。
そこで、二人は一緒にリンリンボウをやっつけようと握手をします。キッチに手を握られると、タカシはいつのまにかキッチと同じオニの子の姿に…!?
さあ、ツヨシについてしまったリンリンボウを二人はどうやってやっつけるのでしょう。
いばりんぼうだったり、いじめっ子だったりする子には“オニ”がついているって、言われてみればこれは本当にあることかもしれない!一方、弱虫くんだって、オニの力をかりちゃえばどんなことだってできる?オニっていうのは、こんな風に案外もっと身近なところに存在しているのかもしれない。うまく付き合っていけば子どもたちの味方になってくれるかも…なんて考えていくとちょっとワクワクしてきますよね。だってほら、リンリンボウのいなくなったツヨシの表情はあんなにも晴れやかになって!
「節分」をテーマにしながら、こんなユニークな物語を考えちゃうのは、「ケロポンズ」としても大活躍されているますだゆうこさん。いつも子どもたちと触れているからでしょうか。登場するどの子にもますださんの愛情あふれる視線を感じてしまいます。そして、やっぱり「節分」をテーマにしながら、こんなにも可愛くて楽しそうな絵本にしてしまっているのは「colobockle(コロボックル)」主催のたちもとみちこさん。色鮮やかで表情豊かなオニたちの顔は真似して描いてみたくなっちゃいます。
そんな人気者コンビで生まれたシリーズが「ますだゆうこ&たちもとみちこの絵本」。どの作品も季節の行事をテーマにしながら、独自の物語とワクワクするような絵が子どもたちを夢中にさせてくれます。更に、物語の各所に行事の豆知識が自然に織り込まれているのも大きな特徴。本作はシリーズ5冊目。もちろん「節分」の由来や迎え方、料理や遊び方まで充実した内容がたっぷり楽しめます。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
4位 だるまさんシリーズ「が・の・と」(3冊ケース入り)
丸くて赤いだるまさんが、伸びたり縮んだり、転んだり。目をつぶったり、開いたり、笑ったり。おまけに「ぷっ」とする。思いもよらない動きの連続であかちゃんから子どもたち、大人まで大笑いしちゃうって大人気の絵本『だるまさんが』。
だけどそれだけでは終わりません。シリーズ2冊目『だるまさんの』では、だるまさん「の」になにを見せてくれるのでしょう。 さらにさらに3冊目『だるまさんと』には、愉快なおともだちも登場して!?
絵を見て、言葉の響きを聞いているだけで、楽しい気持ちにさせてくれるのが、かがくいひろしさんの作品に最大の魅力。この愛らしいだるまさんシリーズ「が・の・と」3冊セットをケース入りで。なんだか可笑しくてとってもおめでたい雰囲気のこのセット、誕生のお祝いにもきっと喜ばれますね。
5位 いっしょにあそぼ しましまぐるぐる
赤ちゃんが注目する黒を中心に、生後6か月未満でも見やすいコントラストの強い配色にデザインしたベイビーブック。赤ちゃんが生まれながらに反応する『顔』や、反応のいいとされる『しましま』と『ぐるぐる』がいっぱいのかわいくてカラフルな絵本。
6位 ねないこ だれだ
7位 おにはそと
8位 まじょのルマニオさん
のぞめばなんでも手に入る魔法の杖とくらしていたまじょのルマニオさん。ある日、傷ついたことりを見つけ、魔法を使ってなおそうとしますが、なぜかうまくいきません。自ら一生懸命看病するうち、ルマニオさんの心にある変化がおきはじめます。
『100にんのサンタクロース』 『サルくんとバナナのゆうえんち』でおなじみの大人気作家、谷口智則氏の最新刊。出会いと仲間を大切にしたくなる絵本です。
9位 こんとあき
10位 がたん ごとん がたん ごとん
走る汽車にのせてもらうのは、コップとスプーン、哺乳ビン、りんごとバナナ。それからねずみやねこまでのりこみます。どれもあかちゃんになじみのものばかりです。
この記事が気に入ったらいいね!しよう ※最近の情報をお届けします |