【ランキング】今週の絵本売上ランキングBEST10は?(2022/7/25 ~ 7/31)
今、絵本ナビで話題になっている絵本は? 売れている絵本は?絵本ナビの絵本売上BEST10のランキングを見れば絵本業界の動きが見えてくる!?1週間分のランキングを毎週発表していきます。気になった作品があればのぞいてみてくださいね。
今週は課題図書が次々にランクイン! 予約受付中のあの話題の新刊も……!?
今週の絵本売上ランキングBEST10は?【2022/7/25 ~ 7/31】
セカイを科学せよ!
灘中学校入試問題にも使われた、日本児童文学者協会賞受賞作『むこう岸』の安田夏菜、書き下ろし最新作!
藤堂ミハイル――堤中学二年。父は日本人、母はロシア人。髪は栗色、瞳は茶系でくっきりとした二重まぶた。そば屋でそばなんか食ってると、「まあっ、日本人みたいにおはし使ってる」と知らないおばさんに騒がれたりする。
山口アビゲイル葉奈――転校生。ルーツはアメリカと日本。モコモコとふくらんだカーリーヘア。肌の色は、ちょっとミルクの入ったコーヒー色。縦にも横にも大きい。日本生まれの日本育ちで、日本語しか話せない。好きなことは……。
すべてが規格外の転校生は、オタク的に「蟲」が大・大・大好き! カミキリムシ、カナヘビ、ワラジムシ、ハエトリグモ……!! 教室のあちこちから上がる悲鳴!!! クラスは騒然!!!!
ミハイルと葉奈、そして科学部の面々は、生物班の活動存続をかけ、学校に「科学的な取り組みの成果」を示さなければならないことになってしまった。ミックスルーツの中学生が繰り広げる、とってもコメディでバイオロジカルな日々をご覧ください!
やさいさん
今日は収穫の日です。
かごを持って、畑にやってきました。
土から見えているのは、緑の繊細な葉っぱとオレンジ色がちょっぴり。
さて、この「やさいさん」は誰でしょう。
さあ、縦に広がるしかけを一緒にめくってみますよ。
「すっぽーん」
あ! にんじんさんでした。
次に見えているのは、大きくて立派な葉っぱが数枚。
この形がヒントなのかな?
「すっぽーん」
次の葉っぱはちょっと茎が太いみたい?
長くて青々している葉っぱや、もっと大きな葉っぱもあるぞ。
うーむ、これは意外と大人でも難しい。
だけどご安心あれ。一緒にめくってしまえばいいのです。
「すっぽーん」「すっぽーん」
出てきたやさいさんは…?
tuperatuperaの小さな子から楽しめるしかけ絵本。シンプルながら、ダイナミックな動きを味わえるので、思わず子どもたちの目も釘付けになってしまうのです。もちろん「すっぽーん」の繰り返しも大喜び。「やさいさん」っていう呼び方も、親しみがあっていい。
いつも食べているあの野菜はこんな風に土から「こんにちは」するんだなあって。遊びながら、身近に感じられるようになってくれたら嬉しいですよね。(途中でやさいさんじゃない子も出てきちゃいますけどね!)
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
チョコレートタッチ
ジョンは勉強も音楽の楽団の活動もがんばる男の子。でもひとつ、こまったことがあります。それはお菓子に目がないこと。特にチョコレートが大好きなのです。
ある日ジョンは、太った男の子の絵と自分の名前と同じ頭文字「J.M.」が書かれた古いコインを拾います。そして、そのコインを使って、初めて見るお菓子屋さんの主人から特別なチョコレートを買いました。すると翌朝から不思議なことが起こります。ジョンの口に触れたものすべてが大好きなチョコレートに変身するのです!
歯磨きもジュースも朝食のベーコンエッグも、みんなチョコレートになりました。はじめは喜んでいたジョンですが、飲み水、給食のおかず、楽団のトランペットまでもがチョコレートになってしまい困惑します。不思議な力「チョコレートタッチ」を手にしたジョンは、お友達には嫌われてしまい、とうとうママまでチョコレート像になってしまって……。
このお話は、ギリシャ神話「ミダスタッチ」をモチーフにして描かれています。触れるものすべてが黄金となる願いをかなえた王さまのお話です。しかし王さまは、自分の強欲さに後悔することになります。このお話の主人公の名前も、実は「ジョン・ミダス」なんですよ!
作者のパトリック・スキーン・キャトリングは子ども向けから大人向けまで多くの本を執筆し、ジャーナリストとしても活躍したイギリス生まれの作家さんです。本作『チョコレートタッチ』が初めてアメリカで出版されたのは1952年。それから現在に至るまで世界中で読み継がれています。70年も前に作られたお話ですが、今の子どもたちも共感すること間違いなし。青少年読書感想文全国コンクール2022年の課題図書(小学校中学年の部)にも選出されています。
(出合聡美 絵本ナビライター)
4位 にじいろのさかな
にじいろのさかな
ぼくはこんなにきれいなのに、どうしてだれにもすきになってもらえないんだ?
にじいろにかがやくうろこをもった、世界でいちばん美しいさかなは、ひとりぼっちでさみしいさかなだった。ある日、にじいろのさかなは、なやみをひとでにうちあけた。
5位 しろくまのパンツ
「どこにいったんだろう?」 パンツをなくしてこまっているしろくまさん。
そこへ、心配したねずみさんがやってきて、いっしょにパンツをさがしにいくことに。
しましまのパンツ、かわいい花がらのパンツ、へんてこりんな水たまのパンツ......
物語のラストには、あっとおどろく発見が!
6位 海を見た日
それぞれの事情で、養母の家に預けられた3人の子どもたち。みんながバラバラの方向を向いていて、ちゃんと向き合わずに過ごしてきた。そこへ新しくアスペルガー症候群の男の子が仲間入りし、その子の母親に会いたいという願いをかなえるために4人は冒険に出かけることになる。
作者M・G・ヘネシーのデビュー作『変化球男子』に続く第二弾です。これからの時代、家族とはどう定義すればいいのか? その問いに対するストレートな回答がこの物語です。どんな家族も、最初から家族なわけではありません。本物の家族になるには、その成員がみな、自分以外のメンバーの心の痛みをわかって、助け合うことが必要なのです。そういう家族が集うのが本物の家庭であり、子どもにとってはそここそが、安心できる自分の居場所となるでしょう。
7位 パンダ銭湯
あなたは、パンダ専用の銭湯があるのを知っていますか。
実は...あるのです。
え~っ、まさか、そうだったのか...。
あなたの知らないパンダの世界がここにあります。
ポップな色の魔術師
tupera tuperaが描くパンダ!!
8位 きんぎょがにげた
9位 パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち
おにぎり屋をいとなむおにぎり一家の”おにぎりぼうや”は、
毎日毎日おにぎりばかりの食卓にうんざり。
家をとびだしたその先で、旅人のおじさんから
みしらぬ食べものをすすめられます。
「う・・・うまい」
その食べものとは―――。
「パンどろぼう」を語る上で絶対に欠かせない、ファン必読の物語!
10位 もこ もこもこ
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