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絵本ナビニュース2023

絵本作家・漫画家の田中六大さんの新作『ラッタくんとかみやまくん』 小学生の日常ショートマンガ集

どこかにありそうで、ここにしかない――愛おしくてたまらない、小学4年生の日常

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=235645

2023年8月23日(水)にポプラ社から『ラッタくんとかみやまくん』(作・田中六大)が発売されました。

小学校4年生の主人公「ラッタくん」と、なぜか気になる友達「かみやまくん」との日常を描いた、ほっこりする、けれどもそれだけではない、静かな感動が味わえる一冊です。絵本作家であり漫画家でもある田中六大さん渾身の、子どもから大人まで楽しめるショートマンガ形式の児童書が誕生しました。

ラッタくんとかみやまくん

ラッタくんとかみやまくん

どこかにありそうで、ここにしかない
――愛おしくてたまらない、小学4年生の日常。

ぼくの名前は原田楽太(はらだ らくた)。
みんなには「ラッタ」と呼ばれている。
4年生のクラスで出会った「かみやまくん」は、ほんのちょっと変わってる。
教室をうろうろしたり、妖怪にめちゃくちゃ詳しかったり。
ぼくは、なんだか「かみやまくん」がとても気になっていて……。

自分とはタイプの異なる友達を、
戸惑いながらも自然に受け入れいく「ラッタ」の姿が、
ユーモアたっぷりに描かれます。そして、子どもたちの目線から見た
「多様性」の在り方についても考えさせてくれる、日常ショートマンガです。

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ひみつにしたい! けど、みんなに言いたい! この本の面白さ!
ふたりのことは何度も何度も思い出す、と思います。

矢部太郎(芸人・漫画家『大家さんと僕』)

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ベストセラー『大家さんと僕』の作者、矢部太郎さんからコメントをいただきました!

今作品の雛形のひとつでもある『ぼくのお父さん』や『大家さんと僕』などで知られる、芸人・漫画家の矢部太郎さんからとても素敵なコメントを寄せていただきました。

ひみつにしたい!けど、みんなに言いたい!この本の面白さ!

ラッタくん、かみやまくん、「毎日がキラキラしていて、面白い!」で

あふれていることを教えてくれてありがとうございます!

とても楽しくて忘れられない日のことのように、

ラッタくんとかみやまくんのことは何度も何度も思い出す、と思います。

――矢部太郎(芸人・漫画家)

新学期から、夏休みまで。主人公「ラッタくん」と「かみやまくん」の日常を描くお話

4月から7月へと、「ラッタくん」と「かみやまくん」の関係は日を追うごとに変化していきます。

かつて子どもだった大人たちも、思わず「あるある!」と言いたくなるエピソードがたくさん。読みやすい1見開き1話のショートマンガ形式です。

ほっこりとするお話だけではなく、子どもたちが感じる、微妙な心の揺れ動きが描かれた作品です。

絵本作家であり、漫画家である田中六大さん渾身の作品。今作について、お話をうかがいました!

Q. 今作は児童書だけど漫画の形式という、今までの田中六大さんの作風ともちょっと違う珍しい形ですが、そのことについてどう思いますか?

 

 A. 元々絵本作家のためのワークショップに通っていたときも、漫画を提出したりしていたんですよ。佐々木マキさんや、たむらしげるさんみたいに、両方やっている人が好きだったので、最初から漫画と児童書を切り離して考えていなくて

漫画ってすごく読みやすいですし、だから僕は好きで。『ラッタくんとかみやまくん』は、児童書でこういうのをやりたかったという感じです。

Q. 作者から見て、主人公の「ラッタくん」と「かみやまくん」は、どんな子ですか?

 

A. 「ラッタくん」は普段の僕にかなり近いです。自分のエピソードが盛りこまれてる。

「かみやまくん」は、その僕が友達になりがちなタイプの子。クラスの中心と言うよりは、はじっこにいるタイプで、一緒にいて居心地がいいという感じ。モデルは自分の息子や娘だったり、子どものころの友達だったり、色んな人が混じりあって、自分が気になる人の全体像が「かみやまくん」になっています。

Q. 「ラッタくん」と「かみやまくん」のお話に込めた思いを教えてください。

 

A. お互いに友達なんですけど、変わったところもあるから戸惑いもあると思うんです。でも、段々と相手を理解していくじゃないですか、良いところもあるなって。自分とは違うけど、この人にとってはこれがすごく大事なものだから、それを尊重するっていう付き合い方というか。こうだったらいいなっていう理想的な関係を、このふたりに込めて描いているんですよね。

著者プロフィール

著:田中六大(たなか ろくだい)

1980年、東京都生まれ。漫画家、イラストレーター、絵本作家。 児童書の挿画に「日曜日」シリーズ(作:村上しいこ/講談社)「おとのさま」シリーズ(作:中川ひろたか/佼成出版社)『ひみつのきもちぎんこう』(作:ふじもとみさと/金の星社)『ぼくは おじいちゃんの おにいちゃん』(作:堀直子/ポプラ社)など。絵を担当した絵本に『だいくのたこ8さん』(作: 内田 麟太郎/くもん出版)『しょうがっこうへ いこう』(作:斉藤洋/講談社)『おすしがすきすぎて』(作:サトシン/Gakken)など。作絵の作品に『うどん対ラーメン』『ハーピカせんにん』(共に講談社)『おしっこもらスター』(あかね書房)『ふしぎな えき』(交通新聞社)など。漫画に『クッキー缶の街めぐり』(青林工藝舎)などがある。

書籍紹介

『ラッタくんとかみやまくん』

作:田中六大

定価:1,540円(10%税込)

発売日:2023年8月23日

発行:ポプラ社

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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