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絵本「じごくのそうべえ」シリーズ最新作『花見じゃ そうべえ』刊行!

子どもたちに笑いを届けてきた『じごくのそうべえ』シリーズ最新刊

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=251759 『花見じゃ そうべえ』(たじま ゆきひこ・作 童心社刊)

1978年の刊行以来、子どもたちに笑いを届けてきた『じごくのそうべえ』(たじま ゆきひこ・作)。シリーズ7作目となる『花見じゃ そうべえ』が、2024年2月26日に童心社から刊行されました。

花見じゃ そうべえ

花見じゃ そうべえ

虫歯だけでなくよい歯まで抜いてしまった 歯ぬき師のしかい。
綱渡りの最中に綱から落っこちてしまった 軽業師のそうべえ。
そうべえが手遅れだと誤診してしまった 医者のちくあん。

「みんな!! しゅぎょうを するのじゃ!
お山の雪もとけて、春の花が さきはじめておる」

修行が足りないできそこないの3人を連れて、山伏のふっかいが向かった先は……。

「そうべえ」シリーズ7作目。

内容紹介

『花見じゃ そうべえ』(たじまゆきひこ・作 童心社刊)
『花見じゃ そうべえ』(たじまゆきひこ・作 童心社刊)

虫歯だけでなくよい歯まで抜いてしまった 歯ぬき師のしかい。
綱渡りの最中に綱から落っこちてしまった 軽業師(かるわざし)のそうべえ。
そうべえが手遅れだと誤診してしまった 医者のちくあん。

「みんな!! しゅぎょうを するのじゃ!
お山の雪もとけて、春の花が さきはじめておる」

修行が足りないできそこないの3人を連れて、山伏のふっかいが向かったのは、吉野のお山でした。道中も、ふっかいが崖くずれにまきこまれたり、くまが出てきたりとあいかわらずの大騒動!

『花見じゃ そうべえ』(たじまゆきひこ・作 童心社刊)

最後は満開の桜の下、くまも一緒にたのしい花見のはじまりです。

 

「型絵染」で描かれる美しく躍動感あふれる絵。

軽快な関西弁とあいまって、のびのびとした「そうべえ」の世界が広がります。

「じごくのそうべえ」シリーズをご紹介

「じごくのそうべえ」シリーズ(たじまゆきひこ・作 童心社刊)

上方落語の名作「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」をもとにした絵本『じごくのそうべえ』は、1978年に刊行されました。その後も極楽、空の上、土の中、はたまた竜宮城――と、そうべえたちはあちこちで大騒動をまきおこしてきました。関西弁のリズムが楽しいロングセラー絵本シリーズ。2024年2月現在、累計1,297,200部。

大らかな世界を――田島征彦

「そうべえ」シリーズは、大らかな世界を描いています。

主人公のそうべえたちは、いい歳をして、大きな失敗ばかりしている大人たちです。

そんな彼らを許さないのではなくて、包み込んであげたいという思いがあります。

世の中がどんどん窮屈になっているから、せめて絵本の世界では大活躍して、みんなで面白く過ごしていて良いんじゃないかなと。

著者プロフィール

作:田島 征彦(たじま ゆきひこ)

1940年大阪府堺市に生まれる。高知県で少年時代を過ごす。兵庫県・淡路島在住。絵本に『祇園祭』(第6回世界絵本原画展金牌受賞)『じごくのそうべえ』(第1回絵本にっぽん賞受賞)『あつおのぼうけん』『ななしのごんべさん』(いずれも吉村敬子・共作)『とんとんみーときじむなー』『てっぽをもったキジムナー』『やんばるの少年』『なきむしせいとく 沖縄戦にまきこまれた少年の物語』(第54回講談社絵本賞受賞、IBBYオナーリスト/以上童心社)、『てんにのぼったなまず』(第11回世界絵本原画展金牌受賞)『のら犬ボン』『ふしぎなともだち』(第20回日本絵本賞大賞受賞/以上くもん出版)、35年間の画業をまとめた、自伝的画集『憤染記(ふんせんき)』(染織と生活社)などがある。

ドキュメンタリー「これは僕の物語 絵本作家・田島征彦」

『花見じゃ そうべえ』の制作を追い、絵本作家・田島征彦さんの生き方にせまったドキュメンタリー番組が2月23日に放送されました。

「これは僕の物語 絵本作家・田島征彦」(NHK松山放送局)

番組詳細:

「これは僕の物語 絵本作家・田島征彦」(NHK松山放送局)
2月23日(金) 総合(四国向け)  午後7時30分~午後7時55分
(再)24日(土) 総合(四国向け)  午前11時15分~午前11時40分

※NHKプラスで3月8日(金)午後7時55分まで配信されています

「じごくのそうべえ」で知られる絵本作家・田島征彦さん(84)。去年秋、「そうべえ」シリーズの最新作を創作する現場にカメラが入った。しかし取材は思わぬ方向へ。語られたのは20年来暮らす瀬戸内・淡路島を舞台にした作品の創作秘話。明らかになる絵本作家としての流儀。多作を好まず、心から納得する作品のみを世に送り続けてきた執念と、同じ絵本作家として活躍してきた双子の弟への葛藤。気骨の絵本作家の半生に迫る。
語り:井本千晶 (NHK松山放送局 キャスター)

『花見じゃ そうべえ』原画展が京都・ヒルゲートにて開催

京都市中京区のギャラリーヒルゲートにて、田島征彦さん新作絵本『花見じゃ そうべえ』原画と「曽我蕭白より翔んできた型染」の展示が開催されます。

田島 征彦 新作絵本『花見じゃ そうべえ』原画と「曽我蕭白より翔んできた型染」
期間:2月20日(火)~3月3日(日)〈2/26(月)休廊〉
   火曜~日曜 12:00~19:00(最終日~17:00)
   休廊日 月曜
場所:ギャラリーヒルゲート
   〒604-8081
   京都府京都市中京区寺町通三条上ル天性寺前町535
お問合せ:075-231-3702(1F) 075-252-1161(2F)

公式HP:http://www.hillgate.jp/blog-entry-404.html

ヒルゲート夜話市民講座
2月23日(金・祝)18:00~19:30 1F
「絵本『つしま丸』制作、取材を始める」

講師:田島 征彦 (染色・絵本作家)

書籍紹介

『花見じゃ そうべえ』
作:たじまゆきひこ
予価:本体1,500円+税10%
判型:25.1×25.6cm
ページ数:40ページ
ISBNコード:978-4-494-01253-4
予定発売日:2022年4月20日
対象:4・5歳~

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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