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村上春樹訳の最新絵本『あらゆるものがおくりもの』物語の届け手たちから賛辞の嵐!

物語の届け手たちから賛辞の嵐!村上春樹訳の最新絵本

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=365064 『あらゆるものがおくりもの』表紙

実業之日本社から、2026年9月17日(木)に、パトリック・マクドネル著、村上春樹訳の絵本『あらゆるものがおくりもの』が発売されました。『あらゆるものがおくりもの(原題:The Gift of Everything)』は、20ヶ国700紙以上で連載された世界的コミック『MUTTS(マッツ)』の作者、パトリック・マクドネルさんによる最新絵本です。2005年に刊行された前作『おくりものはナンニモナイ』は、日本を代表する詩人・谷川俊太郎さんが翻訳を手がけられました。しかし、谷川さんが残念ながらお亡くなりになったため、今作では村上春樹さんが後を継ぐ形で翻訳を引き受けられました。  

あらゆるものがおくりもの

あらゆるものがおくりもの

『おくりものはナンニモナイ』の著者パトリック・マクドネル氏が贈る、待望の新作。
翻訳を手がけるのは、村上春樹氏。

前作『おくりものはナンニモナイ』は、谷川俊太郎氏の名訳によって日本の読者に愛されてきました。しかし谷川氏が亡くなられたあと、そのバトンを受け継ぐように、村上氏が本作の翻訳を引き受けました。

村上氏自身も、かつてアメリカで暮らしていた頃、新聞で連載されていた『MUTTS』を愛読していたといいます。

谷川俊太郎氏から村上春樹氏へ。日本文学を代表する二人の言葉が、ひとつの絵本シリーズのなかで静かにつながった、特別な一冊です。

物語の主人公は、黒猫のムーチ。ある特別な日、ムーチは大切な友だちである犬のアールに、「かんぺきなおくりもの」をおくろうと決めます。おくりものは、とびっきり最高で、「ワオ!」と叫びたくなるようなものでなくてはなりません。ムーチは、かんぺきな箱とリボンを用意しますが、肝心の中身がなかなか見つかりません。クローゼットをのぞき、秘密の宝箱を探し、書斎を調べ、大好きなおばさんやおじさんにも会いに行く。それでも答えは見つからないまま、時間だけが過ぎていきます。

ムーチは空を見あげ、自分の吐いた息をじっと見つめ、舞い降りる雪のかけらをしげしげと眺めます。探しても探しても見つからなかった「かんぺきなおくりもの」。けれど、立ち止まって世界を見つめ直したとき、ムーチの目に映るものは少しずつ変わっていきます。何気ない一日、そばにいる誰か、いつもの場所、ふとした出来事。そのすべてが、ムーチにある大切な気づきをもたらしていくのです。

大切な人に何かをおくりたいと思う気持ちから始まり、世界をまなざす心そのものへと広がっていく物語。マクドネル氏のやわらかな絵と、村上春樹氏の澄んだ日本語が、日々の何気ない瞬間を、そっと光らせてくれます。

子どもには世界の美しさを、大人には忘れかけていた感謝の感覚を届ける絵本です。

ほんとうのおくりものとは何なのか――ムーチと一緒に、その答えを見つけたくなる、あたたかな一冊です。

内容紹介

ほんとうのおくりものは、いつもすぐそばにある――
ねこのムーチは、大好きないぬのアールのために「とびっきり最高のおくりもの」を探そうと、けなげに奮闘します。大切な友だちに何かをおくりたいと思うムーチの気持ちは、いつしか世界をまなざす心そのものへと広がっていきます。

「目に見えないおくりものの価値」や「何が一番大切で嬉しいことなのか」をあらためて見つめ直させてくれる、心あたたまる作品です。

『あらゆるものがおくりもの』より
『あらゆるものがおくりもの』より
『あらゆるものがおくりもの』より

本作の刊行にあわせ、日本を代表する物語の届け手である方々から賛辞の言葉が続々と寄せられました。

●杏さん(俳優) 

自分にも見つけられるかな?って思ってたけど、読んだら「ワオ!見つかった!」って言いたくなりました。

●岩井俊二さん(映画監督)

誰かを思い、幸せを願う者の瞳に映る世界の美しさよ。

●小川洋子さん(作家)

リボンを結べばすべてがいとおしくなる。そういうリボンをポケットにしのばせておける人でありたい。

●尾崎世界観さん(ミュージシャン・作家)

私たちはいつも、もうわかっている当たり前のことを忘れてしまう。だからそれを思い出すために、私たちはいつも、迷う。

●小澤征悦さん(俳優)

あなたの名前。あなたの居場所。みんなみんな、大好きな人がくれたもの。大好きな人に、あげるもの。つないだその手を離さずに。つないだその手が、おくりもの。

●堺雅人さん(俳優)

ムーチくんの大冒険、ハラハラしながら読みました。

冒頭「とくべつな日のことでした…」の言葉が、想像をかきたてられて大好きです。

●瀬尾まいこさん(作家)

本を開いて思いだしました。目の前がこんなにも輝きに満ちていたことを。

●多部未華子さん(俳優)

何気ない日常が、かけがえのない素敵な時間なのだと思わせてくれる絵本です。

子どもと一緒に何度も読みたくなります。

●中村文則さん(作家)

こんなに短い時間で、こんなに温かな気持ちにさせてもらえるなんて。何かの魔法じゃないだろうか。 

●穂村弘さん(歌人)

この絵本には、私が死を前にして初めて気づくはずだった世界の秘密が描かれていました。

●前田敦子さん(俳優)

ムーチが行き着いた先にふわっと涙が。ふとした瞬間が幸せになる魔法のような一冊です。

※五十音順

そして、本作の日本での刊行を喜ぶマクドネルさんから日本の読者の皆さまへ、アメリカよりメッセージが届きました。

こんにちは!

『あらゆるものがおくりもの』が皆さまのもとへ届くことを、とてもうれしく、ありがたく思っています。

私の絵本は、小さな「瞑想」のようなものです。

ほんのひととき立ち止まり、心で感じ、喜びを見つけられるような、穏やかな時間と空間をつくりたいと思って描いています。

この新しい物語では、好奇心いっぱいの猫ムーチが、大切な友だちである忠実な犬アールのために、「最高のおくりもの」を探し始めます。

その旅のなかで、ムーチは心と目を大きく開き、自分を取り巻く世界のすばらしさに気づいていきます。

驚きと感謝の気持ちとともに、彼は「生きていること」の美しさと不思議を見つけていくのです。

誰かと分かち合うのに、ぴったりのおくりものです。

子どもには世界の美しさを、大人には忘れかけていた感謝の気持ちを届ける絵本です。
分かち合いたい大切な人とともに、お楽しみください。

書籍紹介

『あらゆるものがおくりもの(原題:The Gift of Everything)』
著者名:パトリック・マクドネル

訳者名:村上春樹

発売日:2026年9月17日 

定価:1,760円(税込) 
体裁:B5判変形上製 

頁数:48頁 

ISBN:978-4-408-65180-4 

著者プロフィール

著者:パトリック・マクドネル(Patrick McDonnell)

漫画家・絵本作家。1956年生まれ。米・ニュージャージー州生まれ。代表作のコミック・ストリップ『MUTTS』は、30年にわたり20カ国以上、700紙を超える新聞に掲載され、チャールズ・M・シュルツから「史上最高のコミック・ストリップのひとつ」と称された。『おくりものはナンニモナイ』など、ニューヨーク・タイムズのベストセラー絵本を手がけている。ほかの著書に『ハグタイム』『どうぶつがすき』など。https://mutts.com/

訳:村上春樹(むらかみ・はるき)

1949年京都府生まれ。早稲田大学文学部卒業。『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞しデビュー。『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』など著書多数。『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』で谷崎潤一郎賞、『ねじまき鳥クロニクル』で読売文学賞を受賞。2023年にはアストゥリアス王女賞(文学部門)を受賞。翻訳家として『おおきな木』『急行「北極号」』など絵本の翻訳も手がける。

2005年に刊行された前作『おくりものはナンニモナイ』

おくりものはナンニモナイ

ネコのムーチは考えた。うんと考えた。何でももってる友だちを喜ばせる物って何だろう? そしてムーチが思いついた最高の贈り物とは!?

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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