【夏フェア 絵本】…夏は地獄!? 汗をかく、ゾッとする、大笑いする? 灼熱の地獄絵本5冊
「暑い夏こそ汗をかいて過ごしたい!」
そんなアクティブ思考な子どもたちにオススメしたいのが、地獄絵本。血の池地獄、針の山、火のくるま…あぁ、聞いているだけで暑苦しい。読み終わると汗が噴き出てきます。だけど、そんな暑さがクセになったりして!?
もちろんゾッとして身体を冷やす、という楽しみ方もあるでしょうし、大笑いして暑さを吹き飛ばす、というテクニックもあるでしょう。
自分にぴったりな「地獄絵本」、見つけてみてくださいね。
わるいことをしたらじごくにいくって、ほんとかな? いててててっ!!…ほんとみたいっ
大人気の「いちにち」シリーズ。なんでも一日だけ自分で体験しちゃうって言っても…さすがに地獄は迫力ありすぎる!?
いちにちじごく
SNSでも話題沸騰、子どもから大人まで人気の「いちにち」シリーズ第8弾! 擬音の面白さとユーモア満載の絵で、読み聞かせなどでも大好評です。
わるいことをしたらじごくにいくって、ほんとかな? よし、いちにちじごくのおにになってたしかめてみよう。
うそをつくと……いちにちしたぬきじごく! いててててっ!! うそをついたらしたをぬかれるんだ―――っ!
ひとのものをぬすんだら……いちにちつなわたりじごく! あちちちちっ。このてつのなわ、あついよ~。おちたらもっとあつそうだ!
ひとのわるぐちをいうと……いちにちはりやまじごく! いててててっ!! もう、わるぐちいわないよ。
よわいこをいじめたら……いちにちうんちじごく! いやだ! あついうんちをのまされるぅぅ~!
やってはいけないこと、わるいことをする子どもたちが震えあがる一冊。
閻魔様が一念発起!完成したのが…地獄名物「血の池ラーメン」
大繁盛のラーメン屋「えんま軒」の名物は、真っ赤なスープの激辛ラーメン。あまりの暑さのせいか…食べてみたくなるのです!?
じごくのラーメンや
真っ赤なスープの激辛ラーメンを見ると、なぜか「地獄」というキーワードが思い浮かびます。
あまりの辛さに悶絶するから?
スープの色が「血の池」を想像させるから?
…いやいや、実際に地獄ではラーメン屋が繁盛しているらしいですよ!?
「天国には美味しいお菓子がいっぱいあるのに、地獄にはなんにもない」
「地獄、大きらい!」
地獄にいる人間たちの不満を聞いた閻魔様。
「なんだとう。てんごくなんかに まけるもんか!」
口惜しがって一念発起。思いついたのが、閻魔様が大好きなラーメン屋。
研究の末に完成したのは、地獄にぴったりなからーいからーい「じごくめいぶつ・ちのいけラーメン」。
ところが、あまりに辛くて誰も食べられない。
そこで、完食できたらご褒美がもらえることになったのですが…?
気がつくと、そこ は地獄。火の車にのせられ、三途の川をわたってえんま大王の元へ…!?
気が付くと、そこは地獄って…恐ろしすぎる!! でも、なんだか笑ってしまうのは、上方落語の「地獄八景亡者戯」(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)が題材だから? 子どもたちに大人気のロングセラー絵本。
じごくのそうべえ
「とざい とうざい。かるわざしの そうべえ。
いっせいいちだいの かるわざでござあい。」
扇を手にもって軽業師そうべえが「そうれ。ぺペン ペンペン ペーン」と綱渡りを披露していたそのとき、「おっとっとっとっと。あーーーーっ。」落ちて死んでしまったからさあたいへん。
気がつくとどうやらそこは地獄への道。そうべえは衣をはぎとられ、さんずの川をわたり、鏡の前でえんま大王に地獄行きを命じられます。しかし途中で出会った山伏ふっかい、歯ぬき師しかい、医者ちくあんと、4人そろって地獄のなかを大暴れ。糞尿地獄も、熱湯釜ゆでも、針の山も、それぞれの特技をいかして平気のへっちゃらです。人呑鬼(じんどんき。人を食べてしまう鬼)の腹のなかで4人がいっせいにいたずらをする絵は最高!
彼は赤鬼のオニガワラ・ケン、地獄カンパニーの平社員!
急に雰囲気がガラっと変わって。驚くほど平凡な会話で始まるお気軽地獄ストーリー!
オニのサラリーマン
お、オニがスーツを着込んでいる……なんというインパクトなのでしょう。
彼は赤オニのオニガワラ・ケン、地獄カンパニーの平社員。
今日も愛妻弁当を持ち、家族に見送られ、満員バスに揺られて地獄まで出勤です。
「オニガワラ、おまけ きょうは、なんの かかりや?」
「ちのいけじごくの みはりやねん」
「えぇなあ。らくちんやんか。」
お、驚くほど平凡な会話です。かつてないほど、地獄がお気軽に描かれています。
血の池地獄はまるでプール。
オニガワラさんは監視員のごとく注意をしながら、お昼の時間を迎えます。
美味しい愛妻弁当を食べ終わると、満腹になってコクリコクリ……
ハッ!大変です。
どんなに楽ちんだと言っても、居眠りはいけません。
気が付けば、血の池地獄に極楽からぶらさがっている“糸”につかまり、亡者たちが大量に逃げようとしているではありませんか!! この光景、どこかでみたような……?
恐ろしい「地獄の迷宮」…抜ければそこには!?
最後は迷路絵本。絵本といっても侮るなかれ、なかなかの迫力。いったい地獄の迷宮ではどんな落とし穴が待っている…!?
お化けの迷路
ベストセラー「遊んで学べる」迷路シリーズの第13弾のテーマは、お化け!
「幽霊の学校」や「お化け屋敷」などにあるこわ~い迷路を通り抜け、かくし絵を見つけよう!
日本の幽霊、妖怪はもちろん、世界のモンスターも登場します。
定番の「かくし絵」さがしや「めいろ」、「回文さがし」のほか、
今回は、「なぞなぞ妖怪箱」という絵解きなぞなぞや、
2ページにわたるかくしえを見つける「秘密のドクロ」、全場面をめぐり「キツネの旅」といった遊びもあります。
さらに、4ページにわたる「天国の迷路」というシリーズ初、縦長迷路つき!
エンターテイメント要素が満載の一冊です。
<内容>「夕やみの街」→「幽霊の学校」→「迷いの森」→「お化け屋敷」→「底なし沼」→「魔の山」→「妖怪飯店」→「吸血鬼の館」→「魔女の城」→「あらしの海」→「奈落の洞窟」→「地獄の迷宮」→「天国の迷路」(超ロング迷路)
いかがでしたでしょうか。思ったよりも、愛嬌があると思いませんか? 真っ赤に燃える「地獄絵本」、この夏、思いっきりハマってみるのをオススメします。
まだまだあります「地獄絵本」
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