お気に入りの傘は何色? 雨の日が楽しくなる絵本♪
雨の日になると、ウキウキした顔の子がいるよ。どうして?
それはね、お気に入りの傘を使えるから!
さあ雨の中のお散歩、いってらっしゃーい。
何色の傘が好き?「赤いかさ」の絵本
雨が待ちきれないモモちゃん、どうしてかって言うとね…『新装版 ちいさいモモちゃんえほん あめこんこん』
ちいさいモモちゃんえほんが、読み聞かせにぴったりのサイズになりました!
あめふりごっこ する もん よっといで
新しいかさと長ぐつを買ってもらったモモちゃん。雨がふるのをまちきれません。
赤いかさに注目
ほとんどの絵が白黒で、女の子の持っている、この「あかいかさ」だけが「赤色」
だから、とっても引き立ちます。
雨が降ってきて、動物たちが、女の子のかさに入ってくる。
その繰り返しなんだけど、
「あれ、お母さん?ちょっと前のページにもどって。」
息子がふと気づきました。このかさ、ちょっと大きくなってない?って。
そう、かさに動物たちが入ってくるたびに、かさは少しずつ大きくなり…
出ていくと、少しずつ小さくなっていくのです。
その変化が少しずつで、ページをめくるわくわく感があります。派手さも、劇的な出来事もないけど、読後にほっとする感じがして、大好きです。
(たかくんママさん 30代・ママ 女の子9歳、男の子5歳)
ちゃぷ ちゃぷ ちゃぷ♪雨の日って楽しい!『あめふりさんぽ』
今日はあめふり。
そうだ。
大好きな赤い雨傘をもって長靴をはいて、水色のカッパをきて
あめふりさんぽにいこう。
ちゃぷ ちゃぷ ちゃぷ
長靴で楽しい音をたてながら、雨好きのお友だちと一緒に
あめふりさんぽ。
カタツムリさん、アジサイさん、オタマジャクシさんにカエルさん。
みんなで楽しく歌います。
ぽたぽた ぽったん ぴたぴた ぴったん
憂鬱な雨の日がこんなに楽しくてキラキラしているなんて。
自分の持っている雨傘や長靴を、出会ったカタツムリやアジサイにかしてあげる女の子。
女の子と一緒になってあめふりを楽しむ生き物たちの生き生きとした楽しい表情。
ああ、雨の日ってこんなに楽しいものだったんだ!
透明感のある色彩とあたたかいぬくもりを感じる水彩画の世界が印象的な江頭路子さん。
雨がふればふるほどはしゃぐ色の世界が本当に素敵。
そしてもちろん雨があがったら…。
最後のページで、思わずにっこりとしてしまう優しい絵本です。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
広げると雨がふりはじめる…!?『まほうのかさ』
主人公は運動がとても苦手な一年生の男の子、いちろう。
いちろうは体育が大嫌い。いつも体育の時間が近づくと、なんとか休めないか、雨がふって中止にならないか、念じています。だけど、さすがにお天気を自由に変えるなんて無理。
……ところが、ある夜。いちろうの夢に、マントを着た不思議な女の子が出てきてこう言うのです。
「わたし、まじょの女の子なの。なにか、わたしに してもらいたいことは ない?」
いちろうは、すぐに答えます。
「あした、雨がふると いいんだけどなあ」
すると、その子はいちろうに、赤いかさを渡します。それが「まほうのかさ」だと言うのです。
広げると雨がふりはじめて、とじるとすぐに雨がやむ、魔法のかさ。
本当にそんなことできるの?
そもそも、これは夢じゃないの?
だけど朝、玄関には本当にその赤いかさがささっていて……。
物語の展開は、魔法のように軽やかに・・・とはいかず、事態は2転3転していきます。
魔女だって、さらりと夢を叶えられるわけじゃないようです。
健気に運動場を駆け回る彼女は、なんだか必死で、凛々しくて、でもとってもチャーミングで。
やりとげた姿を見ていると、悩んでいたことがなんだかちっぽけな気がしてきて。
日常の中の、ちょっと不思議な出来事。
はたさんの描く、躍動感あふれる印象的な場面の数々とともにお楽しみください!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
私が持っているのは…?「黄色のかさ」の絵本
大好きな黄色のかさでお散歩!『ちいさなきいろいかさ』
ちいさなかさ!きいろいかさ!ばくさんも、きりんさんもはいったふしぎなかさ!大好きな黄色のかさを買ってもらって、はじめてひとりで散歩にでかけた女の子の、新鮮な感動をさわやかに描きます。
こんな傘あったら雨の日が楽しそう
夢のような傘です。なにしろ、濡れて困ってる動物たちがどんなに背が高くても大きくても、それに合わせてなっちゃんの傘は形を変えてしまうんです。
雨の日に自分の小さい傘をひろげてピチャピチャ歩くだけできゃっきゃっと喜んでいる娘もとても共感してるみたいです。
(なつのママさん 30代・ママ 女の子3歳)
梅雨におすすめ
雨のふる日に、このやさしくあかるい表紙を見て、おもわず手に取りました。
かんたんな言葉だけで、かかれています。
言葉が、つぎの言葉につながるのですが、雨の日の様子が、よくわかる言葉がえらばれています。
音のリズムもいいですし、小さなこどもも楽しめると思います。
そして、絵がとってもきれいです。
あめのひのきれいなところだけが、とりあげられたような色合いです。
こんな絵本を、梅雨によめば、あかるい気分になれそうです。
(あんじゅじゅさん 40代)
雨の日って、きれいで ふしぎで いつもとちがうにおいがする?『あめのひのくまちゃん』
雨のお散歩は、すてきなことがいっぱい!
雨が ふってきました。
さっきまで 遊んでいた 公園は、
どうなっているかしら?
疑問に思ったくまちゃんは、見に行きます。
葉っぱから落ちる雨粒を喜ぶ生き物たち。
水紋を数えるカニさん親子。
森の中で、雨に気づかないリスたち。
くまちゃんは気づきます。
雨の日って、きれいで ふしぎで いつもとちがうにおいがするってこと。
くまちゃんといっしょにお散歩に行きませんか?
おじさんのお気に入りは「渋いかさ」?
雨の日が楽しくなる絵本!
磯崎 園子(絵本ナビ編集長)
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