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絵本ナビニュース2019

【訃報】イラストレーター 和田誠さん

和田誠さんが2019年10月7日にお亡くなりになりました

和田誠さんが2019年10月7日に都内の病院でお亡くなりになりました。83歳でした。

 

和田さんは、1936年大阪生まれ。多摩美術大学を卒業後、広告制作会社で社員デザイナーを経て独立。1960年漫画集『21頭の象』を刊行し、続いて私家版絵本を7冊作っています。「週刊サンケイ」や「週刊文春」の表紙など数多くの装丁を手掛けられました。装丁、挿絵、絵本などの仕事のほか、映画監督もされていました。

イラストレータとして有名な和田誠さんは、絵本もたくさん刊行されています。和田さんの作品の一部をご紹介します。

【和田誠さんの代表作】ことばのこばこ

ことばのこばこ

 

内容紹介

しりとり、句読点遊び、回文、かぞえうた、なぞかけなど、18種類のことばあそびを、軽妙なタッチのイラストで楽しむ大型絵本。

 

1996年刊行『ねこのシジミ』

ねこのシジミ

シジミはたれ目で目ヤニのきたない子猫でした。公園にすてられていたのをショウちゃんが拾ってくれたんです……。やってきた子猫の生活をやわらかな銅版画で描いた、人気イラストレーターの話題の絵本。

リニューアル復刊もされた『ぬすまれた月』

ぬすまれた月

 夜空に浮かぶ月がほしくてとりに行く、というお話は絵本の中にも名作がいくつもありますが、この絵本は月が盗まれ、その後に驚く展開がまだまだ続いていくという興味深いお話なのです。
人気イラストレーター和田誠さんがお話も手掛けた初期の幻の絵本と言われていたものがリニューアル復刊されたものです。
 月が好きな男が夜空から月を盗みます。毎日変わる月の形を見て楽しんでいたのですが、ある日泥棒に盗まれてしまうのです。ところが盗んだ日は新月。姿が見えないので放り出し・・・。
この幻想的で美しく壮大な話と同時に月の満ち欠けや月食、伝説などの話も解り易く織り交ぜて進んでいくのがとても新鮮で面白い。科学的な話と幻想的な創作話が違和感がない、というのも発見です。和田誠さんの絵だからこそかもしれませんが。
 こうして少年は宇宙に広がる世界に夢中になっていくのですね。

<プロフィール>

和田 誠(わだまこと)

936年大阪生まれ(小学校2年から東京)。イラストレーター、グラフィック・デザイナー 。多摩美術大学卒業。1959年ライトパブリシティに入社。9年間社員デザイナーを務める。1960年漫画集『21頭の象』を刊行。続いて私家版絵本を7冊作る。1968年から4年数カ月「週刊サンケイ」の表紙絵を描く。1977年「週刊文春」の表紙(絵とデザイン)を担当して現在にいたる。装丁、挿絵、絵本などの仕事のほか、映画を監督することもある。
主な絵本作品に『ことばのこばこ』(瑞雲舎)、『ねこのシジミ』(ほるぷ出版)、『ぬすまれた月』(岩崎書店)他多数。また谷川俊太郎との作品に『あな』(福音館書店)、『ともだち』(玉川大学出版部)、『これはのみのぴこ』(サンリード)、『あくま』(教育画劇)など多数ある。

素敵な作品を残していたただいた和田誠さんありがとうございました。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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