【プラチナブック選定作品】今年の大そうじは『ななちゃんのおかたづけ』でテキパキ、スッキリ!
クリスマスも終わって、世の中は令和初の年越しに向かって盛り上がってきていますね。
年賀状の準備をして、お正月料理を作って、子どもの冬休みの宿題もみなければ……なんて言っていると、あっという間に1日が終わってしまいます。
さらに忘れてはいけないのが、大そうじ……。
でも、子どもがいると、なかなかスムーズに大そうじを終わらせることは難しいですよね。
そんなときは 、おかたづけの絵本を読んで、より効率的な方法を知ってから大そうじをスタートしてみてはいかが?
きっといつもよりスッキリスムーズに終わらせることができるかもしれません。
絵本ナビ1000万人ユーザーが選んだ”とびっきり”の人気作からご紹介するのはコチラ!
はじめてのしつけのひとつの「おかたづけ」。
おかたづけのしくみが3つのステップで紹介されているので、小さな子どもにもわかりやすく、絵本を通して楽しみながらおかたづけが身につきます。
大人も目から鱗! おかたづけのポイント紹介絵本『ななちゃんのおかたづけ』の魅力とは……?
『ななちゃんのおかたづけ』の作者・つがねちかこさんも、子どものおかたづけに悩んでいたママのひとり。
つがねさんのインタビューの中から、お子さんとのおかたづけエピソード、絵本に込めたおかたづけのしくみについて、ご紹介します。
「ななちゃんって、うちの子みたい!」大人も共感するストーリー。
見てください。このオモチャが散らばった部屋。
「あら、我が家そっくり」なんて思うママも多いのではないでしょうか?
物語は、このななちゃんのオモチャで散らかった部屋からスタートします。
ママからオモチャを片付けるように言われて、ポンポンと箱にしまうだけのななちゃん。
そんなななちゃんの扱いに、たまらずオモチャたちは声をあげるのです。
オモチャが散らかったままの部屋。
整理されることなく一ヵ所に詰め込まるだけになったオモチャたち。
まるで我が子と我が家を見ているような気持ちになる設定が、この作品の共感ポイントです。
ななちゃんのように、うちの子もおかたづけできるようになるなら……。
絵本を読んでみたくなりますね。
つがねさん:『ななちゃんのおかたづけ』が出版されたとき、娘が、ななちゃんとちょうど同じ歳くらいだったのですが、この絵本の企画を聞いてすぐ、おもちゃたちが子どもに話かけてかたづけをお願いする設定にしようと思いました。
その頃の娘は、私が言っても聞いてくれないときに、ぬいぐるみやお気に入りのおもちゃの声色を作って「〇〇して~!」なんて言うと、楽しくなってやってくれる、ということがよくあったんです。
「私の言葉かけ、間違っていた!」大人が反省するおかたづけのしくみとは……?
子どもにおかたづけをお願いするとき、どうしても部屋にオモチャが散らばっていなければOK!という気持ちになってしまいますよね。
でも、それでは、この絵本のようにオモチャたちに怒られてしまいます。
大切なのは、おかたづけの3つのしくみを知っておくことなんです。
【おかたづけの3つのしくみ】
①「いるものといらないものを分ける」
②「仲間を分ける」
③「おうち(住所)を決める」
このおかたづけのしくみは、絵本の監修を務める、ライフオーガナイザーの鈴木尚子さんが実践している本格的なおかたづけメソッド。
ななちゃんもオモチャたちと相談しながら、おかたづけをはじめました。
お子さんも、絵本を読んだ後に、きっと「おかたづけしよう!」と言いはじめることでしょう。
つがねさん:ななちゃんが発売された頃は、娘も3歳でよくわかっていなかった部分もあったのですが、最近は娘も6歳になって、具体的に自分でおもちゃを戻す「おうち」を決めて、そこにしまうというのが、やっとできてきたかなと思います。
ゴチャゴチャにしているときは、メアリーたちのおはなしを思い出してもらっています。
お子さんが小さいときは、大人が「おうち」を決めてあげることが大事ですよね。
子どもが覚えやすくて、しまいやすい「おうち」を決めるのはなかなか難しい!
でも、当時はそれさえ決まれば何とかなる、と思ってやっていました。
おかたづけのしくみを実践するのは大そうじが最適! スッキリした気持ちで新年を迎えましょう。
おかたづけは日ごろからやっておきたいけれど、日々のことに追われていると、なかなか実践するきっかけがつかめないこともありますよね。
2019年は少し長めの年末年始を迎える方も多いと思います。子どもと相談しながら、思い切っておかたづけをしてみるのはいかがでしょう。
おかたづけが終わるころには、オモチャもスッキリして、気分も新たに新年を迎えることができることでしょう。
つがねさん:小さい子どもにとってかたづくことが気持ち良いと認識するのは、難しいですよね。
私でも、かたづけると快適になると気づいたのはつい最近です。
それこそ、はじめのななちゃんみたいにボンボンひとつのところにかたづけて、そのまま大人になったので(笑)。
小さい頃からその感覚が身につけば楽だろうなあと思います。
レビューコンテスト受賞レビューをご紹介します!
気持ちが分かる子に
子供はおかたづけをひとりでまだできません
おかたづけは自分がやらなくても
やってもらえるという意識もあるからかも・・・
と本を読んで気づいたのはわたしです
子供はこの本をよんであげたら「たのしかったー
といい「おやつがたべれてよかったー」の前に
「(おもちゃが居場所に帰れて)よかったねー」
といいました
自分のためじゃなく相手の気持ちを察することができる
心を育ててくれそうな絵本におもいました
(小ママよっちゃん(絵本読みボラ)
おもちゃ目線でアプローチ!
我が家の3歳の娘はおかたづけが苦手。
というか、全然やろうとしない。
結局毎回、「もーアンタが散らすからいつまでたっても掃除ができない!」
とかなんだかんだ文句を言いながら親がかたづけるハメになっているのですが、
これではイカン!
と思ってこの絵本を読んだのですが、「これではイカン!」は私の方だったようです・・・。
「おへやが片付かないから」ではなくて、このおもちゃたちのように、おもちゃ目線からななちゃんに問いかけてみる。
カンガルーの子供や、泣き出したメアリー。
カンガルーの子供はどこが一番いいのかな?
メアリーはどうして泣いちゃったのかな?
それが、おかたづけの原動力になり、ひいては思いやりの心をはぐくむことにもつながっているのだとはっと気づきました。
おかたづけができないのは、娘だけが悪いんじゃない(娘も悪いが・・・)。
私のアプローチの方法が一番マズかったんだと、気づかされた一冊です。
ななちゃん、ありがとうね。
そういうわけで、今回は私がとっても反省。
娘が気持ちよくおかたづけができるように、ちょっとずつ、おもちゃ目線のアプローチ。
一緒におかたづけをしてみようと思います。
(ムスカンさん)
やってみようお片付け
お片付けが苦手な息子と私。
頑張って片づけているけれども、なんとなくごちゃごちゃな子供部屋をどうにかすっきりできないか悩んでいました。
この絵本には誰にでもできるお片付けのヒントがいっぱい紹介されていて、絵本をたのしく読んだ後には、お片付けを実践したくてうずうずしていました。
なんとなくだけど、お片付けのたのしさを感じることができた私たち親子には大切な一冊になりました。
(ねこよんよんさん)
プラチナブックメダルとは…?
絵本ナビに登録されている「絵本」ジャンルの作品(約2万4,000作品)のうち、
レビュー評価・レビュー数・販売実績などから算出された、TOP3%のとびきりの人気作品が「プラチナブック」です。
全国の書店店頭には、プラチナブックメダルの目印をつけて、並んでいます。
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