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絵本も韓国が熱い!世界中から注目を集める韓国の絵本作家たち

K-POPグループのBTSが全米ビルボードランキングで2週連続の1位を獲得したり、ポン・ジュノ監督の映画『パラサイト 半地下の家族』がカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したり、日本でも『愛の不時着』や『梨泰院ラス』、『サイコだけど大丈夫』などの韓国ドラマが空前の大ブームとなったりと、世界中で大きなムーブメントを巻き起こしている韓国カルチャー。

映画、音楽、ドラマだけでなく、実は絵本の世界でも、韓国の絵本が注目を集めているんです。

そこで、世界中から熱視線を集める韓国の絵本作家を、その代表作と共にご紹介します。

ペク・ヒナさんーーアストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞!

まずご紹介したいのは、ペク・ヒナさんです。

「人形いたずら作家」を自称され、ユーモラスでクセのある人形たちが織り成すその作品は、表紙を見るだけでもグッと引き込まれてしまいます。

2020年には、スウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンを記念してスウェーデン政府が2002年に創設した賞である「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を受賞。世界中から注目を集めています。

人形だけでなく、小物や背景まで全て手作りで作り込まれたその世界は、見れば見るほど奥が深く、思わず夢中になってしまうこと間違いありません。

ペク・ヒナさんプロフィール

ペク・ヒナ(백희나/Baek Heena)
絵本作家。 自称「人形いたずら作家」。 1971年、 ソウル生まれ。 韓国の梨花女子大学卒業後、 カリフォルニア芸術大学でアニメーションを学ぶ。 人形制作、 緻密なセット作り、 撮影までをひとりでこなし、 独自のファンタジー世界を作り出す。 韓国でもっとも注目される絵本作家。一男一女の母。ポメラニアンのムンチと暮らしている。 「2020アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を受賞。

日本で翻訳出版されているペク・ヒナさんの絵本

第24回日本絵本賞 翻訳絵本賞&読者賞受賞作

あめだま

ひとりでビー玉遊びをするのが好きなドンドンが、ビー玉のかわりに文房具屋で見つけたのは6つのちょっと不思議なあめだま。形も大きさも色々で、模様がおもしろい。どこかで見たような……。チェック模様のあめだまを食べてみると、リビングから変な音が聞こえてきた。

「ドンドン…ドンドンくん、ここや、ここ…」

話しているのはソファーや、ソファーがもの言うてる! 驚くドンドンをよそに、言いたいことを次から次へと話すソファー。どうやらリモコンがはさまって痛いらしい。それからそれから。

これはすごい。ブチ模様のあめだまを食べれば、犬のグスリと話ができた。8年暮らしてはじめてや。 いつも口うるさく注意するパパだけど、あめだまを食べて聞こえてきたのはなんと……。

2020年にアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞したペク・ヒナの絵本の特徴は、なんといってもその人形と緻密なセット作り。この予測もつかないユニークなお話をファンタジーな世界だけで終わらせないのは、どこまでも具体的なのに魅力ある表現の幅と、実在感。特にドクドクの表情と、あめだまのビジュアルは一度見たら忘れることができないほど。独特の雰囲気がクセになります。

だけど、韓国からやってきたこの絵本が国境を越えて多くの人の心を捉えて離さないのは、もちろんそれだけではありません。画面全体から繊細にあふれてくる愛情です。ひとりぼっちに見える男の子だけれど、こんな風にちょっとしたきっかけで見えてくる気持ちだってあるはずです。

日本では、長谷川義史さんの関西弁の翻訳で、楽しく、どこか懐かしく味わうことができますよ。

■読者の声

なめると不思議な体験

『天女銭湯』、『天女かあさん』のインパクトがすごかったので、
作家名にピン!ときました。
韓国の人形制作、セットつくり、撮影までする作家さんによる作品。
絶妙にリアルな人形、独特のアングル、まるで映画のようなシーンの数々です。
ビー玉遊びに夢中のドンドン少年。
ふと店先で見つけたビー玉、もとい、あめ玉に惹かれるのですね。
早速なめてみると、ソファーや飼い犬などの声が聞こえる不思議な体験をするのです。
飼い犬グスリの話は滋味深く、くどくど小言ばかりのパパの本心は予想外の展開に。
何と、死んだおばあちゃんとも交信できるとは!
そして、一面の落ち葉の中、ドンドンの心の変化が素敵です。
長谷川義史さんの関西弁訳が、温かいです。
小学生くらいから、やや難解ですが、感じ取ってほしいです。

(レイラさん 50代 ママ 兵庫県)

犬の目線から描かれた、大迫力の一冊

ぼくは犬や

犬と人間の家族の泣き笑いの物語!ひとはぼくを「グスリ」とよぶんや。パンウリというおかあちゃんから4ばんめにうまれたんが、ぼくや。おっぱいからはなれたときに、ここにやってきた。おとうちゃん、おばあちゃん、ドンドン、近所に住むたくさんのきょうだいとグスリは今日も全力でつながります。『あめだま』のグスリとドンドン、ちいさい頃のおはなし。

■読者の声

迫力の犬目線
『あめだま』でドンドン少年に寄り添っていた飼い犬グスリが語るエピソードです。
もちろん伴走するのは、長谷川義史さんの軽快な関西弁訳です。
なんと、ドンドン少年との出会いまでさかのぼります。
子犬のグスリが何ともかわいい姿です。
そして、『あめだま』では亡くなったおばあちゃんでしたが、
そのおばあちゃんも存命。
グスリのお母ちゃん犬パンウリの存在感もすごいです。
生々しいほどの造形と表情、アングルがドラマティック。
お母ちゃんよりもドンドンに走り寄るグスリ。
その絆が伝わってきます。
食べ過ぎエピソードは、飼い犬あるあるでしょうか。
ラストの光景は何とも素敵です。
小学生くらいから、高度ですが読み取ってほしいです。
(レイラさん 50代・ママ )

表紙からインパクト最大!ペク・ヒナさんの魅力がたっぷり詰まった1冊

天女銭湯

少女・ドッチのすむ町には、ふるーい銭湯があります。ともだちはみんな、新しいスパランドに行くけれど、ドッチは、大好きな水風呂と、あかすりのあとに買ってもらえるヤクルトをたのしみに、きょうも長寿湯にかよいます。いぬかきしたり、水泳選手の真似をしたり、水風呂で遊んでいると...「なんや、このばあちゃん どっからでてきたん!」 はごろもをなくしたという、天女があらわれた!

■読者の声

やみつきになりそう

主人公の女の子、ドッチは、今日もおかあちゃんとお風呂屋さんに行きます。
お風呂屋さんの名前は、長寿湯。
古くからあるお風呂屋さんです。

お風呂からあがると、ドッチはおかあちゃんにあかすりをされます。
その時に泣かなかったらヤクルトを1本買ってもらえるので、ドッチは楽しみです。

まずは、一番大好きな水風呂。
泳ぐ真似をしたり人形で遊んだり。
夢中で遊んでいると、何やら気配を感じます。
振り返ってみると……。

天女なのに天女らしくない風貌に目をひかれ、そしてだんだん中身の魅力にはまっていきます。

こんな天女とお友だちになりたいなあ。

そう思わせてくれる、やみつきになりそうな面白い絵本です。
年齢に関係なく、楽しめると思います。

(めむたんさん 40代 ママ 広島県 男の子18歳)

見逃せない、ペク・ヒナさんの絵本こちらもどうぞ

スージー・リーさんーー2016年国際アンデルセン賞画家賞ファイナリスト

今にも動き出しそうなのびやかな筆づかいに、圧倒的な表現力。スージー・リーさんの絵本を見ると、思わずため息がこぼれそうになります。

韓国とイギリスで絵を学び、ボローニャ国際児童図書展がきっかけでイタリアで絵本デビュー。

それ以来、ボローニャの「今年のイラストレーター」に選出されたり、出版した絵本がニューヨークタイムズの「年間最優秀絵本」に選ばれるなど、世界中から注目を集めています。

唯一無二のその世界を、ぜひじっくりとお楽しみください。

スージー・リーさんプロフィール

スージー・リー(이수지)

ソウル生まれ。ソウル大学卒業後、ロンドン芸術大学のキャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツで修士号を取得。絵本作品はヨーロッパ、アメリカ、アジアの国々で出版され、高く評価されている。『なみ』『かげ』はいずれもニューヨークタイムズ・ベスト・イラストレイテッド・チルドレンズ・ブックスに、『このあかいえほんをひらいたら』はボストングローブ・ホーンブック賞最終候補作に選ばれた。2016年国際アンデルセン賞画家賞にノミネートされ、韓国人初の最終候補者に選ばれた。現在はソウル在住。

日本で翻訳出版されているスージー・リーさんの絵本

フィギュアスケートの動きを見事に描いた、驚きと幸福感にみちた魔法のような絵本

せん

「すべての物語は、一本のせんからはじまる」――えんぴつの先から一本のせんが生まれ、スケートぐつをはいた赤いぼうしの少女がすべりだした。そこは白い氷のうえ。少女はのびやかな曲線を描き、軽やかにジャンプ! ところが……。世界的絵本作家スージー・リーが贈る、驚きと幸福感にみちた魔法のような絵本。

■読者の声

フィギュアスケートが描く線
文章がなく、絵だけで魅せる作品です。
白い紙に、鉛筆で描かれるスケート靴をはいた少女。
彼女が氷の上を滑りだし、その軌跡が線となって氷上に現れます。
静止画なのに、その躍動感が伝わってきます。
そして、ジャンプ。
え?転倒?
そこからが不思議な展開。
あ、紙上の光景だったのね。
でも、そこからの飛躍がすごいです。
さあ、ここからどんな物語を感じますか?
小学生くらいから、静かに感じ取ってほしい作品だと思います。
(レイラさん 50代 ママ 兵庫県)

言葉はなくても絵が語る、世界中が絶賛する傑作絵本

なみ

なみ

作・絵:スージー・リー
出版社: 講談社

夏の海のざわめきを感じてください
小さな女の子の波との追いかけっこ。よせては、かえす波との無心の遊び。青と白だけで、そのきらめきや、ざわめきまで表現した傑作絵本!世界中の話題作です。

【受賞歴】
ニューヨークタイムズ紙が選ぶ、Best Illustrated Children’s Books 2008
スクール・ライブラリー・ジャーナル誌が選ぶ BestBook2008
イラストレーターズ・ソサイエティー The Original Art 2008 金メダル
 

■読者の声

絵が物語る絵本
2008年に、アメリカで刊行されるや、たちまち世界各国から、出版の申し込みが殺到したと言われる作品。
原題は、「Wave」
日本では2009年の初版です。

この絵本の何が凄いかって、文字がない絵本なのに各国から出版依頼があったということ。
だから、翻訳と言っても、題名しか異りません。
ですから、それだけ、絵が物語る作品だということなのです。
しかも、使用されている色は、青と黒だけ。

物語は、女の子が、ママに連れられて海にやってくるシーンから始まります。
横長の変則型の絵本が、海の広がりを上手く表現しています。

右側のページが海の領域、左側のページが女の子とカモメの領域になっていて、打ち寄せる波は、ページの境目までしか到達出来ません。
それを逆手に取って、女の子が波をからかう仕草が絶品です。

女の子は、その境界を越えて波と戯れるようになるのですが、波に逆襲されてずぶ濡れになってしまいます。
でも、波はその代わりに貝殻のプレゼントを残してくれたりして、波との対話が実に小気味良いものとなっています。

波の打ち寄せる音、カモメのざわめき、女の子の声さえもが、正に聞こえんばかりの臨場感で迫ってくる絵は、計算し尽された構図と相まって、見るものを圧倒します。
類稀な表現力のある絵は、5歳位から上の年齢であれば、対象を選ばない素敵なもの。
お洒落という一言がピッタリの絵本です。
(ジュンイチさん 40代・パパ 男の子12歳、男の子6歳)

想像力をかきたてる!スージー・リーが手がける不思議なしかけ絵本

このあかいえほんをひらいたら

さあ、このすてきな赤い絵本をひらいてみて。
つぎのページも、さらに、つぎのページも……。
あなたはふしぎな世界にいることに気づくはず。
そして、頭がこんがらかっていることにも!?

絵を担当したスージー・リーは『なみ』『かげ』(ともに講談社刊)などで、高い評価を得ている人気絵本作家です。この絵本は、本書でデビューした作者ジェシー・クラウスマイヤーと創造力を結集して作り上げたもので、スージーの絵の魅力もおおいに楽しめる楽しい作品に仕上がっています。表現されているのは、絵本の持つ力。
幼い読者が楽しめるだけでなく、想像力をも刺激される、知的なエッセンスにあふれています。子どもたちは、大人に読んでもらいながら、頭の中がこんがらかっていくのを楽しむでしょう。
そしていっしょに読む大人も、なんどもなんども読み返したくなる絵本です。
ページがセンターに向かってどんどん小さくなっていくのが、おはなしの内容とあいまって、立体的な表現となり、文字通り絵本を“体験”していることを実感できます。

■読者の声

本の中に本、そしてまた本・・・
一風変わった仕掛け絵本です。
本を開くと、赤い絵本があり、開くと緑の本があり・・・と次々と本が現れるストーリー。
開けた本の主人公が本を読んでいて、次々主人公が登場します。
赤:てんとうむし、緑:かえる、橙:うさぎ、黄:くま、青:大男!?
最後はにじいろの本です。
そして後半は、逆順で本を閉じていくのですね。
本の大きさや色が絶妙で、アートな作品です。
小学校のおはなし会で読みました。
中盤の本の絵は本当に小さいので、おはなし会では少し無理がありましたが、
仕掛けの楽しさを体感してもらうことに主眼を置きました。
子どもたちは、やはり仕掛けの面白さに惹かれていました。
ラストは、「さあ、つぎは・・・ どの えほんを ひらく?」とあるので、
読書週間などにも使えると思います。
(レイラさん 40代・ママ 男の子19歳、男の子17歳)

スージー・リーさんの絵本、こちらもお見逃しなく!

アンニョン・タルさんーー柔らかくて温かみある世界観が韓国で大人気!

柔らかくて温かみを感じる絵のタッチと、ほっこりと心が安らぐ表情、そしてやさしさが伝わる独特の世界観。

お月さまのお面をかぶった絵本作家、アンニョン・タルさん

韓国では絵本作家として、イラストレーターとして活躍しています。

日本で翻訳出版されている絵本はまだ1冊だけですが、韓国で出版部数10万部を超える人気作家なので、これから日本でも続々と翻訳出版されるのではないでしょうか?

その温かい世界を、どうぞお楽しみください。

アンニョン・タルさんプロフィール

アンニョン・タル(안녕달)

自然豊かな学校でヴィジュアルデザインを学び、現在はイラストレーター、絵本作家として活躍

日本で翻訳出版されているアンニョン・タルさんの絵本

暑い夏、スイカのプールで泳ぐ夢、かなえます。

すいかのプール

「さっく さっく さっく」「しゃぽん」

今年も真夏のお日さまをしっかり浴びて、すっかり熟してます。大きなすいかがぱかっと割れたら、さあ、すいかのプールのプールびらきです!

一番乗りはおじいさん。タネをすぽっと抜いて、自分だけの小さなプール。すると子どもたちも後から後からやってきます。さっくさっく足音立てたり、飛び込んでみたり、みんなでぴちゃぴちゃすれば、すいかジュースがたまります。すいかの皮ですべり台を上手に作るのはおじいさん。すぅーっ、どぶん。

……なんて素敵、すいかのプール。

真っ赤に熟した大きなスイカを目の前にした時、水分をたっぷり含んだその表面を眺めながら、「ああ今すぐここに飛び込みたい 」。一度でも想像を膨らませてしまったことのある方へ。この絵本にはまさにそんな夢が詰まっているのです。想像通りの音をたて、想像通りの気持ちよさ。そうそう、これこれ!

子どもたちの楽しい空想の世界を、愛らしく、でもとても具体的にいきいき描くこの絵本は韓国から。すいかへの憧れは共通のようです。思いっきり遊んだ一日はあっというまに終わります。でも大丈夫。来年もまたきっと……ね!

■読者の声

なんか分かる

すいかの上なんて歩いたことがないけれども、こんな風に、例えてみれば水をたっぷり含んだみぞれ雪の上を歩く感じで、足を上に載せれば個体から液体になる! この感覚、毎年毎年、私たちは舌で経験しているんですよね。
すいかが大好きな私には、絵本ナビからのメールで紹介されていたので飛びついてしまいました。
すいか共和国、万歳~!!って感じの本でした。1日しか開催されないのがちょっと残念かな。

(汐見台3丁目さん 50代 ママ 神奈川県)

日本では翻訳出版されていないアンニョン・タルさんの人気絵本

『할머니의 여름휴가(おばあちゃんの夏休み)』

イマジネーション豊かなおばあちゃんの夏休みに思わず癒される一冊

 

*原書(韓国語の絵本)はこちら(yahoo! shoppingへリンク)
≫≫韓国語の絵本/ハングルの絵本 『おばあちゃんの夏休み』 著:アンニョンダル

『우리는 언제나 다시 만나(わたしたち いつでもまた会おう)』

韓国で10万部を突破した親も子も感動する名作絵本

 

*原書(韓国語の絵本)はこちらから(yahoo! shoppingへリンク)

≫≫韓国語 絵本/ハングル 絵本『わたしたち いつでもまた会おう 』 著:ユン・ヨリム 絵:アンョンダル

 

イ・ジウンさんーーコミカルでちょっととぼけた表情のキャラクターが人気!

思わずくすっと笑ってしまうようなコミカルな表情のキャラクターたちがクセになる、イ・ジウンさんの絵本。

シンプルに描かれているのに個性豊かなキャラクターたちがあまりにも愛らしく、すっかりトリコになってしまいます。

アンニョン・ダルさんと同じく、日本で翻訳出版されている絵本はまだ1冊のみ。

この本以外にも、愛らしいキャラクターが登場する『イパラパ ニャムニャム』や、日本でも人気の韓国かき氷を描いた『かき氷の伝説』などの人気絵本があるので、日本での翻訳出版が待ち遠しいです!

イ・ジウンさんプロフィール

イ・ジウン(이지은)

韓国とイギリスで絵とデザインを学ぶ。韓国で出版されている人気作に『이파라파냐무냐무(イパラパ ニャムニャム)』『팥빙수의 전설(かき氷の伝説)』などがある。

日本で翻訳出版されているイ・ジウンさんの絵本

仕事で忙しいパパと、パパと遊びたい娘。一体どうなる!?

かみになっちゃったパパ

「パパ、もしかして かみになっちゃったの?」

いつも仕事で忙しいパパ。今日も書類ばかり見ていたら、なんとペラペラの紙になっちゃった!紙遊びが大好きな娘のウニが、パパを助けようとはりきります。ところが、突然、窓から突風が吹き込んで、ふたりは大空へ…。

■読者の声

紙になっちゃうなんて

神ではなく、髪でもなく、紙!
いつも忙しすぎて、なかなか子どもの相手をしてあげられないパパ。
そんなパパが、なんで紙になっちゃったんでしょうね~。
それは多分、このパパの娘が、一番大好きなあそびだから!

だって、娘の一番大好きな遊び道具に変身したパパは、こんなにも遊び上手に!

大好きなパパと思いっきり遊べる。
しかも刺激的!
こんなことあったら、絶対たのしいですね!
斬新な発想がとても面白かったです。

それにしても…パパ、元に戻れたのかな?

(しゅうくりぃむさん 40代 ママ 大阪府 女の子10歳)

ネクストブレイク間違いなし!韓国で注目の絵本作家

まだ日本では翻訳出版されていないものの、韓国では人気を集めている2人の絵本作家をご紹介します。

(1)ユ・ソルファさん――『スーパーかめ』『スーパーうさぎ』が大人気!

長い間、絵本や児童書の絵を描いてきたユ・ソルファさん。

自分でも作と絵を手掛けてみたいと3年間かけて作り上げたのが、2018年に出版された絵本『スーパーかめ』です。

イソップ童話『うさぎとかめ』の後日談として描かれた本作は、韓国で大人気。

2020年には続編である『スーパーうさぎ』も出版されました。

表紙からインパクト抜群の話題作、日本での翻訳出版が待たれます!

ユ・ソルファさんの代表作

『スーパーうさぎ』

 

*原書(韓国語の絵本)はこちらから(yahoo! shoppingへリンク)

韓国語 絵本 『スーパーうさぎ』 著:ユ・ソルファ

『スーパーかめ』

 

*原書(韓国語の絵本)はこちらから(yahoo! shoppingへリンク)

韓国語 絵本 『スーパーかめ』 著:ユ・ソルファ

(2)チョン・ミンゴルさん――アニメ制作のエッセンスが詰まった絵本が人気

大学でアニメーションを学び、3Dアニメーションを手掛けるプロダクションでコンセプトデザイナーとアートディレクターとして活躍しているチョン・ミンゴルさん。

チョン・ミンゴルさんが手がける絵本にはアニメ制作のエッセンスが詰まっていて、韓国で人気を集めています。

今、韓国で最も注目を集める絵本作家のひとりです。

チョン・ミンゴルさんの代表作

『치타 자전거(チーター自転車)』

『바삭바삭 갈매기(バサバサカモメ)』

■絵本『バサバサカモメ』がアニメになると……

 

韓国では日本の絵本が人気!

ここまで、世界中で注目を集める韓国の絵本作家を紹介してきましたが、実は韓国では日本の絵本がとても人気なんだとか!

いわい としおさんの「100かいだてのいえ」シリーズや宮西達也さんの『おまえ、うまそうだな』などの「ティラノサウルス」シリーズ、そして林明子さんの『おつきさまこんばんは』などは、つねに絵本の人気ランキングの上位に位置するほど、人気を集めています。

日本では韓国のドラマが流行して、韓国で日本の絵本が人気を集め、そして日本でも韓国の絵本が読まれる……日本と韓国、お隣同士のそんな文化のスパイラル、とても素敵ですね。

個性豊かな韓国の絵本を、ぜひお楽しみください。

編集協力・執筆:洪愛舜(ほんえすん/ライター・編集者・絵本作家)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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