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伝記絵本『ビアトリクス・ポターの物語 キノコの研究からピーターラビットの世界へ』7月発売

伝記絵本『ビアトリクス・ポターの物語 キノコの研究からピーターラビットの世界へ』

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=166340

西村書店から、『ビアトリクス・ポターの物語 キノコの研究からピーターラビットの世界へ』が2021年7月9日に発売されます。

ビアトリクス・ポターの物語 キノコの研究からピーターラビットの世界へ

「よく見て、考えて、本物どおりにスケッチしたい」
世界中で愛される絵本作家は、生き物と自然が大好きなサイエンス・ガールでした。

スコットランド高地の自然のなかを歩き回り、
気にいったものすべてを集めてスケッチに熱中した少女時代。
たくさんのペットを飼い、動物の骨格まで観察して正確に描こうとしました。

大人になると、キノコに魅せられ、
スケッチはもちろん、研究を重ねて論文を書き、有名な学者たちに提出します。
1800年代の多くの女性と同様に、ひとりの研究者としてみとめられようと懸命だったのです。

のちに世界中で愛される絵本作家となったビアトリクス。
自然と芸術の両方に情熱をそそぎ、自分の道を見出すまでを描きます。
知られざる一面に新たな光をあてた伝記絵本。

*すべての漢字にふりがな

「ピーターラビット」で有名な人気作家の知られざる一面とは?

世界中で愛されているウサギ、ピーターラビット。
1902年、イギリスで出版された絵本『ピーターラビットのおはなし』は、たちまち読者をとりこにし、20冊を超えるシリーズとして現在まで読み継がれています。今年、生誕155周年を迎える作者のビアトリクス・ポター(1866-1943)とは、いったいどんな人だったのでしょうか。

サンプルページ

ビアトリクスは、ロンドンの裕福な家庭に生まれ、恵まれた環境で育ちました。少女時代は、家族で出かけたスコットランド高地の自然のなかを歩き回ることが大好きで、気にいったものすべてを集めてスケッチに熱中。生き物を愛し、ロンドンの自宅でもさまざまなペットを飼って、動物の骨格まで観察して正確に描いています。
大人になるとキノコに魅せられ、スケッチはもちろん、研究を重ねて論文を書き、有名な学者たちに提出するほどでした。

しかし、1800年代後半の当時の風習として女性の学会への参加は認められず、やがてビアトリクスは菌類研究から遠ざかり、絵本作家という新しい道へと歩み出します。

サンプルページ

本書は、そんなビアトリクスの〈研究者〉としての一面にスポットを当てて描かれた伝記絵本です。
自然と芸術の両方に情熱をそそぎ、自分の道を見出していったビアトリクスの姿を、子どものころからピーターラビットの絵本シリーズが大好きだったという作家とイラストレーターが、愛情を込めて描き出します。
 

大ヒットした前作を受けて製作された映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』も、
6月25日から全国で劇場公開がスタートしました。
愛らしい動物たちが活躍する物語を楽しみながら、偉大な功績を残したビアトリクス・ポターその人の生涯にも思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

書籍紹介

『ビアトリクス・ポターの物語 キノコの研究からピーターラビットの世界へ』
発売日:2021年7月9日発売/2021年7月15日発行
ISBN:978-4-86706-027-8

定価:1760円(本体1600円+税)
文:リンゼイ・H・メトカーフ

絵:ジュンイ・ウー

訳:長友恵子
仕様:B5変型・上製・33ページ 
発行・発売:西村書店 

著者プロフィール

文:リンゼイ・H・メトカーフ(Lindsay H. Metcalf)
ジャーナリスト、ノンフィクションの絵本作家。子どものころからビアトリクス・ポターの世界が大好きで、頭の中はビアトリクスみたいに疑問でいっぱいだった。著書に『Farmers Unite!』『No Voice Too Small』(いずれも未訳)など。夫と2人の息子とともにアメリカのカンザス州の田舎を探険している。https://www.lindsayhmetcalf.com

 

絵:ジュンイ・ウー(Junyi Wu)
イラストレーター。ビアトリクス・ポターのお話と絵が大好きな子どもだったので、絵本を作ることができてとても幸せ。ビアトリクスのように楽しみながら自然の美しさと微妙なニュアンスの表現を探求している。アメリカのカリフォルニア州で、器用な夫、かしこいネコ、陽気なウサギと暮らす。ニューベリー賞オナー作品『Scary Stories for Young Foxes』(未訳)のイラストを担当。

 

訳:長友恵子(ながとも けいこ)
翻訳家、エッセイスト。訳書に『中世の城日誌』(産経児童文化出版賞JR賞)、『ぼくだけのぶちまけ日記』(ともに岩波書店)、『せんそうがやってきた日』(鈴木出版)、『ピーターラビットのクリスマス』(文化出版局)、『ヤーガの走る家』(小学館)など。子どものころから筋金入りのネコ好き。紙芝居文化の会運営委員。

ピーターラビットのおはなし

いたずらっこのピーターは、お母さんの言うことを聞かず、マグレガーさんの畑に忍び込みます。れたすやさやいんげん、はつかだいこんを食べた後、ぱせりを探していると、目の前に現れたのはマグレガーさん。怒ったマグレガーさんはピーターを追いかけます。何度かマグレガーさんに捕まりそうになりながら、上着も靴もなくして命からがら逃げ帰ったピーター。疲労困憊のピーターに、お母さんは煎じ薬を飲ませてくれました。

ピーターラビットの絵本 贈り物セット(24冊)

全24巻がピーターラビットのキャラクターがちりばめられたケースに収められたセットです。特別な贈り物に、美しい化粧箱入りセットをおすすめします。

 

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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