おもしろくってちょっぴり怖い?絵本『かうかうからす』発売
「買う買う~!」「だめだめ!」というあの親子のバトルがついに終わるかもしれません!
ポプラ社から、絵本『かうかうからす』(作:ほそいさつき)が2021年7月に発売されました。
内容紹介
げんたは買い物に行くと、何でも「買う買う~!」としつこくおねだりをします。すると、突然あらわれた隣のおばちゃんが言いました。「買う買うばっかり言ってると、かうかうからすになっちゃうわよ」と。げんたがふと鏡を見ると、そこには「からす」の姿が……。「え、おれ、かうかうからすになっちゃったの!?」
“かうかうからすになっちゃうよ~♪”という怪しい歌にもドキドキ!近所のおばちゃんが怪しく? 優しく? げんたを見守る、お子さんの心にユーモラスに問いかける絵本です。
おうちのかたの声がたくさん届いています。その一部をご紹介します!
子どもが興味をもったのか「もう一回読んで!」と、立て続けに3回も読みました!親としては「かうかう」言ってた子どもが、今後どう成長していくのか期待しています。
(3歳男の子のおうちのかたより)
親子で何度も繰り返して楽しんでいます。親ならだれでも共感できる子どもの「かうかう」が、これからちょっぴりかわいく思えてくるような、いい具合に子育ての肩の力を抜けさせてくれる素敵な絵本でした!
(6歳女の子のおうちのかたより)
子どもは絵本を読んだ後に、「わたしはかうかうからすにならない!かわない!」と言っていました。これから買い物に行って駄々こねられたときに「かうかうからす」を思い出してくれそうです!
(3歳女の子のおうちのかたより)
子どもが「かうかうからす、おもしろい!」と言って、楽しく読みました。絵本の中で「おばちゃんどーこだ?」と探したり、おもちゃやお菓子、登場人物を探したり、これ一冊で長い時間楽しめました。
(3歳男の子のおうちのかたより)
足かけ12年!作家ほそいさつきさん、渾身の一冊
『かうかうからす』が1冊の単行本として世に出るまで、なんと足かけ12年。細井さん自身が新米ママの時に作ったお話がもとになっています。主人公のげんたは、小さい頃きかんぼうだった細井さんの息子さんがモデルだそう。突然現れる独特な雰囲気のおばちゃんも、かつて細井さん親子を温かく見守ってくださった近所のおばさまたちのエピソードから生まれたキャラクターです。
ほそいさんは、絵本を通じて「単なるしつけに役立つ絵本としてとらえられるのではなく、簡単には変わらない子どもを丸ごと受け止めてほしいというメッセージをこめました」と話しています。ご自身の子育て経験をもとにお話を作られていますので、日々の子育ての大変さに寄り添った優しさを感じられる一冊になりました。
著者インタビューはこちら
「足かけ12年!絵本『かうかうからす』誕生秘話と出版までのなが~い道のり」
書籍紹介
書名:『かうかうからす』
作 : ほそいさつき
発売年月:2021年7月
ISBN:9784591170502
判型:A4変型判
ページ数:32ページ
主な対象年齢・学年:3~6才
定価 :1,595円(本体 1,450 円)
出版社:ポプラ社
著者プロフィール
作・絵:ほそいさつき
新潟生まれ。東京育ち。武蔵野美術短期大学、文化服装学院卒。子育て中に絵本と出会い、あとさき塾を経て絵本作家に。作品に『ゴマとキナコのおいもほり』PHP研究所、『レミとソラ』教育画劇、『ごっこやさん』くもん出版、『にだんベッドだいすき!』『ももとこもも』(宮崎祥子・作)岩崎書店など。絵本に関連したワークショップも行っている。
http://www.asim-hosoi.com
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