『みんな えがおになれますように』多様性についての絵本~SDGs週間にもおすすめの一冊~
発売前に増刷決定! 現在小学6年生の作家による、多様性についての絵本
学研プラスから2022年9月1日に、現在小学6年生の作家による、多様性についての絵本『みんな えがおになれますように ~ちがうって すてきなこと~』が発売されました。発売前には増刷が決定するなど好評を得ています。
みんな えがおになれますように ちがうって すてきなこと
小学生のういさんによる、多様性、LGBTQ+についての絵本。ういさんが、オードリー・タンさん、さとうさん、杉山文野さん、ロバート キャンベルさんにきいたこと、考えたこと、たくさんの人につたえたいと思ったことをまとめました。
小学生による、小学生のための多様性の絵本
本書は、愛知県にすむ小学6年生(2022年9月現在)のういさん作の、LGBTQ+、多様性についての絵本です。
一般の方、オードリー・タンさん、杉山文野さん、ロバート キャンベルさんにインタビューした内容を、わかりやすくまとめ、絵本化したものです。
大人の読者の方からも好評いたただいています
「“トランスジェンダーの人が困っていることはなんですか?”
“ふつう、あたりまえということばはいやに感じますか”など、
小学生ならではの率直な質問を投げかける本書。
特に“どんなことを、子どもたちにつたえていくといいでしょうか”という質問は、
小学生の親である私自身も知りたかったこと。
小学2年生の息子は、男の子と女の子の違いに興味を持ち始めたばかり。
LGBTQ+のことは、これから知っていくことになるでしょう。
その時に、大人としてどんな風に説明したり、疑問に寄り添っていけばいいのか。
この本を読んで、ヒントをもらいました。
ういさんの巻末のメッセージが、一番大切なことだと思います。
手書きなのも温かみがあって良いです。」
「自分自身‟女の子だから“という理由で行動を制限されていたと思う。
ランドセルは赤、女の子のサッカーチームはない、女の子は短大、などの価値観が普通だった。違和感を感じても、黙っていることしかできなかった。その経験から、誰に相談したらいいのか、相談しても分かってもらえないんじゃないか、という不安や切なさを想像する。誰かを責めるわけではなく、考え方を押し付けるのでもなく、
ただそれぞれが“違う”ということを認め合いたい。
タイトル通り、その想いが丁寧に、優しく形になった本だと思う。」
「他人にどう思われるか、自分がどうしたいか、を、
今の時代、昔よりも表すことができるような気がする。
だとすれば、みんながえがおになれるように、
新しい基準を作るのに風が吹いてきた時代なのかもしれない。
例えば私が一度スカートをはいたり、ピンクのエプロンを付けても
別に人目を気にしないと思えば、理解に近づくことができるのかなあ。
って、ちょっと個性的な自分をもっと出してもいいかなって思いました。」
『みんな えがおになれますように』特徴をご紹介!
小学生ならではの視点の本
「トランスジェンダーの人は、何にこまっているんですか。」
「ふつう、あたりまえ、ということばは、いやに感じますか。」
当事者に対して、こどもならではの率直な質問と、当事者の方の真摯な回答。気づきがたくさんあり、且つわかりやすい内容です。
幅広い分野の方が登場
一般の方、オードリー・タンさん、杉山文野さん、ロバート キャンベルさんと、幅広い分野の方が登場。LGBTQ+や多様性について考える、きっかけの1冊におすすめです。
イラストで理解が深まります
早川世詩男さんによる、やさしい色合いのイラストで、こどもから大人まで、親しみやすく読める構成です。
書籍紹介
『みんな えがおになれますように ~ちがうって すてきなこと~』
作:うい
絵:早川世詩男
監修:松中権
定価:1,540円(本体1,400円+税10%)
発売日:2022年9月1日頃
対象年齢:小学生(2年生以上)
仕様:B5変、ハードカバー、48ページ、オールカラー
ISBN:978-4-05-205538-6
発行所:(株)学研プラス
著者プロフィール
著:うい
2010年生まれ。自身の経験をもとに小学校入学前の子に向けたアドバイスをまとめ、『しょうがっこうがだいすき』を小2で自費出版、その後、学研から出版。小3でトランスジェンダーの方にインタビューをしてまとめ、『小学生の私たちが知っているだけで、せかいをかえることができる。』を自費出版。夢は俳優さんやパンケーキ屋さん。
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