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たった1冊で125冊が読める!?『小学館世界 J 文学館』で文学全集の革命起きる!

『小学館世界 J 文学館』で文学全集の概念が、がらりと変わる!

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=176875 表紙装画/福田利之

本棚をずらりとうめつくす、分厚くて豪華で重々しい、本、本、本。ページをひらくと文字がぎっしり…そんな「文学全集」の概念が、がらりと変わります!
11月22日(火)に発売された『小学館世界 J 文学館』は、世界の名作125作品を収録する超本格的な文学全集です。なのに、手にする本はたった1冊だけ。どういうことなのでしょう!?

小学館世界J文学館

小学館世界J文学館

1冊なのに、125冊。次世代の文学全集!

現代にふさわしい、新しい世界文学全集が誕生しました! 1冊の本を買うことで125冊の世界名作を電子書籍として読める、これまでになかったしくみの全集です。
紙の書籍は、イラストやあらすじで作品を紹介するいわば「名作図鑑」です。気になる作品があったら、ページ端のQRコードを読み込みます。すると自分のデバイスに作品の全文が出現! WiFiさえつながっていればどこででも読める、これまでにない「次世代の読書」が楽しめます。
収録作品は、「シェイクスピア物語」「赤毛のアン」など永遠の名作から、「魔女の宅急便」など現代の名作まで。本邦初訳作品もいっぱいです。くわしくは「J文学館」で検索を!
ほとんどの作品は、この全集のための新訳! 今の子どもたちにぴったりの、リズム感のあることばで訳しました。
各作品につく楽しいイラストも魅力のひとつ。人気画家の描きおろしが中心です。
そして電子書籍ならではの、「3段階のふりがな選択」と「本文音声読み上げ機能」にもご注目を。小さなお子さん、日本語を勉強中の留学生、視覚障害や読字障害をお持ちの方など、多くの人に世界名作をお届けするための工夫がいっぱいです。

【編集担当からのおすすめ情報】
創立以来子どものための本づくりを手がけてきた小学館が、創立100周年の機に贈る、まったく新しいタイプの「世界文学全集」です。
手元には1冊の本、そこから広がる125冊の世界名作。机の上にいきなり自分だけのための図書館ができあがってしまうのです。
「J文学館」の「J」は、児童、ジュニア、次世代を意味しています。作品の選定は小学校中学年~中学生以上を対象としていますが、大人にも読みごたえのある作品が盛りだくさんです。好みの文字サイズで読めるので、シニア世代にもおすすめします!

ひとつだけご注意を。J文学館は電子書籍として作品を読むため、スマホ、タブレット、PCなどのインターネットに接続する機器が必要です。またWiFi環境もご用意ください。そして作品を読むために最初に「アカウント登録」をしますが、登録できるのは個人だけ、そして1冊ひとりだけとなっています。アカウントの「譲渡」「変更」はできません。くわしくは、「J文学館」で検索してご確認ください。

※ご注意
図書館からの貸し出しでは、電子書籍は読めません。
一部の電子書籍は、2030年9月以降ご利用いただけない場合があります。

書籍紹介

『小学館世界J文学館』
サイズ:A4判変形 オールカラー 268ページ ケース入り
価格:5,500円(税込)
ISBN 978-4-09-289307-8
2022年11月22日ごろ発売
特設サイト
https://www.shogakukan.co.jp/pr/sekaij/
公式twitter
https://twitter.com/sekaij_pr

紙の本で名作を選び、電子書籍で本文を読む

書店で購入される『J文学館』では、見開き2ページで1冊の世界名作を、イラスト・写真をたっぷり入れて紹介しています。ページをめくっていて、「あ、これおもしろそう」と思ったら、自分のスマートフォンやタブレットで、左下のQRコードをスキャン。すると、画面に名作の表紙が出現します!

つまり『小学館世界 J 文学館』は、「紙の本で名作を選び、電子書籍で本文を読む」というしくみの全集なのです。
紙の本は1冊だけだから、収納スペースは極小。電子書籍はスマホでもタブレットでもパソコンでも好きなデバイスで読めるので、外出先や移動中の読書もかんたんです。身近に、気軽に世界名作を楽しめます。
「J文学館」のJは、児童、ジュニア、そして次世代を意味します。「児童向け世界文学全集」なのですが、収録作品は、おとなも真剣に楽しめる名作がいっぱいです! 「赤毛のアン」「宝島」のようなクラシックな児童文学のほか、『シェイクスピア物語』『三銃士』のような一般向け文学作品、そして日本で初めて訳される「知られざる名作」もたくさん入っています。

いくつかピックアップしてみると…

誰もが知っている古典的名作

「赤毛のアン」「宝島」「家なき子」…もちろんご存じですね。でも、「実は読んだことない」本や、「昔読んだけど忘れちゃった…」という本も多いのでは?そして『J文学館』では、ほとんどの作品を新訳しています。かつて読んだ作品も、現代の視点から訳し直すことによって、新たな感動が生まれてきます。

初めて読む世界の知られざる名作

125の収録作品の中には、本邦初訳作品が24冊あります。
たとえば「白クマのフラム」。ルーマニアでは誰でも知っている児童文学です。主人公はホッキョクグマのフラム。捕獲されて今はサーカスの人気ものです。でも、大きくなるにつれて、フラムは北極が恋しくてたまらなくなります。そんなフラムに同情する人々の善意が集まって、フラムは北極に戻れることになりました。しかし、人間たちの間で長い間暮らしていたフラムは、北極の野生動物として生きていくことができるのでしょうか……。楽しく読めるけれども深い内容の名作です。
各国で愛され続ける本には、理由があります。アフリカ、スペイン、韓国、ロシアなど、さまざまな国や地域から初紹介作品が登場。児童文学の幅広さにおどろくこと、間違いありません。

この作品が児童文学全集に!読めば納得のセレクション

『小学館世界 J 文学館』の編集委員は、次の5名の方々。
児童文学作家、角野栄子さん
小説家、浅田次郎さん
JBBY(日本国際児童図書評議会)会長、さくまゆみこさん
英語圏のエキスパート翻訳者、金原瑞人さん
ロシア・スラヴ圏の研究者にして翻訳者、沼野充義さん
いずれも大の読書家である編集委員の皆さんのセレクションですから、一癖も二癖もあっておもしろい!これまで「児童文学全集」という枠組みの中には入らなかった作品が、いくつも選ばれました。
『何かが道をやってくる』……SF/ファンタジーの巨匠、レイ・ブラッドベリのダーク・ファンタジーが、半世紀ぶりの新訳で登場!少年たちの闇夜の冒険が、新たな衣装をまとってよみがえります!
『スノーフレークの話』……これまで「雪のひとひら」という邦題で知られていたポール・ギャリコの傑作中編を新訳。現代的な価値観も加味され、新鮮な感動に包まれます!
『アフリカン・マジック!』……ノーベル平和賞受賞者、ネルソン・マンデラさんが選んだ、南アフリカとアフリカ各国の昔話・物語アンソロジー。アフリカの子どもたちに自分たちの文化を誇りに思ってほしいというマンデラさんの思いがこもった、インパクトのある傑作ぞろいです!

ほかにも魅力的な作品がぎっしり!この本1冊で、充実した読書タイムをたっぷりと楽しめます!
この全集一冊を机の上に置いておけば、いろいろなきっかけから読書が始まります。本好きのお子さんはもちろん、「うちの子は、読書はどうも苦手で…」というお子さんにもぜひオススメです!まずはいくつかの作品のためし読みができる、特設サイトをのぞいてみてくださいhttps://www.shogakukan.co.jp/pr/sekaij/

※本全集は、紙の本と電子書籍を組み合わせて読む、新しいしくみの文学全集です。電子書籍を読むための機器などは、ご自身でご用意ください。
※本全集の電子書籍配信サービスは個人を対象としており、会社や団体では配信を受けられません。また配信の権利(アカウント)は。第三者に譲ることはできません。
※ご購入の前に、必ずインターネットで「利用規約」をお読みください。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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