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絵本ナビニュース2024

短編集『妖花魔草物語』「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の廣嶋玲子最新作!奇才・まくらくらまとのタッグでおくる妖と美の連作

オールカラーイラスト&箔押しカバーの豪華仕様!

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=251313 廣嶋玲子/作 まくらくらま/絵『妖花魔草物語』表紙&イラスト

小峰書店から、大ヒットシリーズ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の作者廣嶋玲子さん最新作『妖花魔草物語』が、2024年3月12日(火)に発売されます。

伝説の植物マンドラゴラなどにまつわる、不気味で不思議な植物の物語10篇を収録した連作短編集です。

「ハリー・ポッター」公式グッズのアートワークなども手がけるまくらくらまさんの、妖しくも美しいカラーイラストが作品を彩り、時空を超えた恐怖の世界へといざないます。

妖花魔草物語

妖花魔草物語

伝説の植物マンドラゴラ、食虫植物のウツボカズラ、神秘的な月下美人など、世界各地の植物にまつわる、不気味で不思議な物語10篇を収録。妖しくも美しいカラーイラストも時空を超えた恐怖の世界へといざないます。

美しい花にはとげがある……魔力を秘めた植物たちの物語

食中植物として知られる「ウツボカズラ」、一年に一度しか咲かない神秘の花「月下美人」、まるで時を刻んでいるかのような「時計草」……。『妖花魔草物語』は、この世ならぬ植物たちに惑わされる人々を描く珠玉の作品集。物語に登場する植物たちがそれぞれことなる妖しさをはなっているように、物語の舞台も中世のドイツ、古代の中国、はるか昔のアラビア……と実に多彩。各作品ごとに描かれたまくらくらまさんの絵は全点オールカラーで、廣嶋玲子さんがつむいだ物語の世界をさらにひろげてくれています。金箔押しをあしらったカバーの美しさは、ぜひ手にとってたしかめてみてください。

一年に一度だけ咲く花の秘密は……?「朧の月下美人」
決して忘れない憎悪と花の香り……「死香のジャスミン」

原画展

刊行を記念して、原画展を開催予定!油絵具、水彩、デジタルなど様々な技法を併用し描かれた美しい原画を、直接目にできる貴重な機会をお見逃しなく!

会場や日程など、詳細は小峰書店のウェブサイトで追ってお知らせいたします。

著者プロフィール

著:廣嶋玲子

横浜生まれ。第四回ジュニア冒険小説大賞の『水妖の森』(岩崎書店)でデビュー。主な著作は、「鬼遊び」シリーズ(小峰書店)、「魔女犬ボンボン」シリーズ(角川書店)、「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズ(偕成社)、「もののけ屋」シリーズ(静山社)、「十年屋」シリーズ(静山社)、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ(PHP研究所)。『狐霊の檻』(小峰書店)で「第34回うつのみやこども賞」受賞。

「子どものころ、ゴシック小説にはまったことがあります。『ドラキュラ』、『フランケンシュタイン』、『ラパチーニの娘』。胸をどきどきさせながら読んだ、ほの暗さと毒に満ちた物語。ああいうものを自分でも書いてみたいという気持ちが、『妖花魔草物語』へとつながりました。ぞくりとするような世界を読者に楽しんでいただけたら、うれしいです」

 

絵:まくらくらま

「埃臭い画」をテーマに、デジタルとアナログを併用しながらヨーロッパアンティークを彷彿とさせる作品を制作している。主な著作は、『不思議なアンティークショップ まくらくらま作品集』(パイ インターナショナル)、「カトリと眠れる石の街」シリーズ装画(講談社)その他、フェリシモやWB(ハリー・ポッター)との商品コラボ等。

「この物語を最初に読んだ時、形のない魔法の植物園のようだと思いました。挿絵を描くにあたり、イタリア、アラビア、日本など、初めて挑戦する文化ばかりで苦戦もしましたが、知り得なかった新しい知識に触れることが出来たのも、このような機会を頂けたからこそ。廣嶋先生が紡ぐお伽草子と共に、イラストを楽しんで頂けたらと思います」

書籍紹介

『妖花魔草物語』

価格:1980円(税込)

ページ数:197ページ

判型:四六判(194×131mm)

対象:小学校高学年から大人まで

ISBN:978-4-338-28727-2

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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