「講談社絵本新人賞」受賞作家と編集長が登壇するオンラインセミナーが開催されます!
受賞作家と編集長に聞く 「講談社絵本新人賞」と「絵本ができるまで」
1979年に創設され、現在では絵本作家の登竜門として知られている講談社絵本新人賞。第45回(2024年)の応募期間は2024年5月20日~31日までです。今回、絵本作家を目指す人のためのオンラインセミナーを開催します。講談社絵本新人賞のご応募を検討されているかたはもちろん、絵本ファンのかた、これから絵本を描いてみたいというかたにもおすすめのイベントです。
ご登場いただくのは、第43回(2022年)講談社絵本新人賞受賞作家・玉田美知子さんと、第42回(2021年)講談社絵本新人賞受賞作家・伊佐久美さん。
●どうやってアイディアを出すのか
●ラフはどう描くのか
●画材について
●絵本の顔である表紙をどうやって決めるのか
…など、お二人の創作法をうかがっていきます。
そして、聞き手として、講談社絵本新人賞を主催する講談社の片寄太一郎幼児図書編集長がMC役を務め、お二人から新人賞応募までの道のりなど、なかなか表には出ないお話を引き出します。今年から応募資格・応募方式が大きく変更になった講談社絵本新人賞についても、応募者に役立つポイントや注意したい点などをお伝えしていく予定です。
さらに、参加者限定特典として、オリジナル台割シート(PDF)をプレゼント! ぜひあなたの創作活動にご活用ください。
※公式オンライン講座は全2回開催を予定しておりますが、個別の回の申し込みはできませんのでご了承ください。ライブ配信の視聴が当日の都合で難しいかたのために、期間限定のアーカイブ動画も配信されますので、ご自身の都合に合わせて視聴可能です。
※このオンラインセミナーは講談社絵本新人賞の選考とは一切関係ありません。
セミナー出演者紹介
1977年生まれ、神奈川県在住。多摩美術大学立体デザイン専攻卒業。 第21回ピンポイント絵本コンペ入選、第42回講談社絵本新人賞佳作受賞。 2022年、第43回講談社絵本新人賞を受賞。 コーヒー豆のサブスクリプションサービスを運営。
ぎょうざが いなくなり さがしています
第43回講談社絵本新人賞受賞作!
「ほんじつ ごご2じごろ おおばまち にらやまの ぎょうざが いなくなり さがしています。とくちょうは……」町の放送を聞いたとしおくんはびっくり。
ぎょうざが消えた!? なにがあったの? ぎょうざ、どうしたの? 考えをめぐらせるとしおくんでしたが……。
講談社絵本新人賞の選考会でも絶賛された餃子愛に包まれた玉田美知子さんのデビュー作。
「設定も緻密で、お話もおもしろい、作者の妄想力に感服。満場一致でごちそうさま!」(講談社絵本新人賞選考委員 絵本作家・三浦太郎さん)
絵本作家。1970年生まれ、東京都在住。東京造形大学デザイン学科卒業。製版会社、デザイン事務所勤務を経て、2002年よりぬいぐるみ、雑貨等の制作・販売をてがける。2021年、第42回講談社絵本新人賞受賞作『タコとだいこん』でデビュー。同作で第15回MOE絵本屋さん大賞2022新人賞2位入賞。
セミナー開催によせて 編集長からのメッセージ
はじめまして。
絵本をつくる部署、幼児図書編集の片寄(かたよせ)と申します。
昨年5月まで、未就学児から中・高生までをメインの読者対象として読み物をつくる児童書の部署で編集者をしておりました。そんなわけで、「なりたて絵本編集長」といったところでございます。
講談社絵本新人賞に応募をお考えのみなさん、応募を考えてはいないけれど「絵本」というワードにたまらない魅力を感じてしまうみなさん、このセミナーでは、絵本作家さんのデビューまでの道のり、創作の方法、アイディアのふくらませ方など、私が新人賞を受賞されたお二人に質問を重ねるかたちで引き出してまいります。
なりたて編集長だからこそ、「え? そこから聞く?」という質問ができるのではないかと自負しております……と言いますか、広大な絵本の世界でウロウロしている不案内な私も興味津々で聞きたいことばかりです。
講談社絵本新人賞では、4人の選考委員の先生方、そして私の計5人が、最終候補作のなかから新人賞、佳作を選んでおります。選考委員の先生方は、優れた画力や、ちょっと思いつかないような展開や、子どもに読み聞かせたくなるあたたかみなど、それぞれが独自の観点で各作品が持つ個性をくみ取って、選考に反映されています。
昨年から選考にたずさわった私は、ひとつの作品について多角的な見地に立って意見をぶつけ合う先生方を目の当たりにして、「絵本に正解はない!」と痛感しました。
私も、幼き日に繰り返し読んだ絵本のこと、自らが親となって何度も読み聞かせをせがまれた絵本のこと、絵本だけではなく小説、マンガ、映画といった好きな作品たち、そしてこれまで積み重ねてきた編集者としての経験……そんなこんなを脳内で結集させつつ、己の基準を決めて一票を投じるわけですが、出版社の人間として、こんな視点も持っている、ということをお伝えします。それは――、
「この作品を描かれた方は、この先も絵本を描き続けるのだろうか」
という視点です。
講談社絵本新人賞は、絵本作家になりたいという方の登竜門であってほしいと願います。「新人賞を受賞する」のが目的ではなく、「絵本作家として生きて行く」ことを目的としている方を見つけたいと考えております。
おはなしをうかがうおふたりは、きっと受賞されてから応募作を一冊の絵本に仕上げるまでの苦しみとワクワクを伝えてくれることでしょう。それだけではなく、絵とおはなしを考え続けることの楽しさと難しさも、私がうかがうおはなしからにじみ出ると思うのです。
このセミナーを創作のヒントにしていただければ幸いです。そして、これをきっかけに、絵本の世界をのぞいてくだされば、これほどうれしいことはありません。
講談社 幼児図書編集長
片寄 太一郎
オンラインセミナー概要
【日時】全2回開催
第1回(ゲスト:玉田美知子) 2024年3月15日(金) 19時00分~20時00分
第2回(ゲスト:伊佐久美) 2024年4月3日(水) 19時00分~20時00分
※3月15日の第1回セミナー終了後にお申し込みされた方は、第1回のアーカイブ配信視聴+第2回のライブ視聴(もしくはアーカイブ配信視聴)が可能となります。4月3日の第2回ライブ終了後にお申し込みされた方は、各回のアーカイブ視聴が可能です。
※応募状況によっては、開催前でもご応募を締め切る場合があります。
【出演】
第1回ゲスト:玉田美知子(第43回講談社絵本新人賞受賞作家)
第2回ゲスト:伊佐久美(第42回講談社絵本新人賞受賞作家)
MC:片寄太一郎(講談社 幼児図書編集長)
【参加資格】
講談社コクリコCLUB会員登録が必要です。
【費用】
全2回(ライブ配信+アーカイブ配信) 2,200円(税込)
※ご購入には、講談社コクリコCLUBの会員登録(無料)が必要となります。
【アーカイブ配信期間】
各回ライブ配信終了後から2025年3月31日(月) 23時59分まで
【配信形式】
動画配信プラットフォーム「Vimeo」を使ったオンラインライブ配信+アーカイブ配信 ※ご参加いただく方の映像は映りません。
【主催】
株式会社講談社
お申し込み方法
セミナーの詳細/お申し込みは特設ページから
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お問い合わせ先
講談社「コクリコ」セミナー事務局 <seminar_cocreco@kodansha.co.jp>
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