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『うさぎになった日』村中李衣としらとあきこが紡ぐ、珠玉の短編物語

発売前から話題に! 村中李衣×しらとあきこ 初の短編物語。

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=251670

世界文化社から、野間児童文芸賞受賞作家・村中李衣さんと、大人気うさぎ画家・しらとあきこさんの初タッグで贈るアンソロジー『うさぎになった日』(文 村中李衣/絵 しらとあきこ)が、2024年3月13日(水)に発売されました。

うさぎになった日

うさぎになった日

村中李衣×しらとあきこ 初の短編物語。
よわいからって、つよくないわけじゃない
だれでも、心の中に、うさぎがいる

◆「よわいからって、つよくないわけじゃない。だれでも、心の中に、うさぎがいる」
 心温まるちいさな4つのお話と3つの詩。
◆野間児童文芸賞受賞作家・村中李衣と、大人気うさぎ画家・しらとあきこ初の書籍。

「うさぎ、うさぎ
よわいからって、つよくないわけじゃない
よわいからこそつよい、ってことだってある
だれでも、心の中に、うさぎがいる」

自分の気持ちをうまく言葉にできない、りこ。
過ちをおかしてしまった、たくと。
葛藤を抱えた4人の子どもたちが、動き出す―。
児童文学作家・村中李衣の詩情豊かな文章と
うさぎ画家・しらとあきこの美しく柔らかな絵で紡ぐ、短編物語。

―走れ走れ、にげろにげろ。明日は、きみが、うさぎになる。

<小学校中学年から> 

詩情豊かな文章と、美しく柔らかなうさぎの絵

「うさぎ、うさぎ
よわいからって、つよくないわけじゃない
よわいからこそつよい、ってことだってある
だれでも、心の中に、うさぎがいる」


本書には、4つの小さなお話と3つの詩が収録され、自分の気持ちをうまく言葉にできない少女や、過ちをおかしてしまった少年など、葛藤を抱えた子どもや大人たちが登場します。人の内面にある弱さや脆さ、そして一歩踏み出す強さを、リリカルな文章と美しく柔らかなうさぎの絵で紡ぎます。子どもはもちろん、大人の方も小さな頃の自分と重ねて、楽しんでいただける、宝物のような一冊です。

発売前に表紙を公開すると、「うっとりするぐらい幻想的な表紙」「タイトルが素敵。村中李衣さんの作品、間違いない」「大好きなしらとさんの初めての本!」などと、多くの書店やSNSで話題に!早くも重版が決まりました。

一足先に読んでくださった皆様からの感想をご紹介します。

全国にいるたくさんのはずかしがりやさんへ届けたい、勇気が出る物語です。ページをめくると、優しさの込められた絵が心の中にどこまでも広がっていきます。マリアブルーのような慈愛に満ちた青に泣きそうになりました。(うさぎやTSUTAYA矢板店 山田恵理子さん)

弱くても、いや、弱いから強いうさぎ。それはちゃんと、みんなの心の中に控えているんだね。子供の心を優しく、また細やかに描き出す村中李衣先生。その心に控えるうさぎを見事に描いたしらとあきこ先生。素晴らしいコンビによる作品でした。(教育関係者)

『うさぎになった日』を読んでいたら、子どもの頃に物語を読んでいた時の気持ちを思い出しました。まるで私もうさぎになったような気がする。子どもの心に寄り添った物語に思わず涙が出てくる。心にポッとあたたかいものが灯った。(書店関係者)

メインの短編4編の間に掌編も入り、物語とイラストとのバランスも良かった。うっとりするほど幻想的なイラストが物語を照らし、ただただすべてに魅力された。(書店関係者)

NetGalley FMラジオ番組にて『うさぎになった日』が紹介されました

3月19日(火)のAM7時20分より、ラジオにて、本書をご紹介いただきました。 著者の村中李衣さん、しらとさんの音声メッセ―ジもお聴きいただけます。

 

【放送日】 2024年3月19日(火)7時20分~

BFM791 「ネットギャリーで発売前の本を読む」第150回 ナビゲーター:上田亜紀さん NetGalleyに掲載されている作品と、集まったレビューを紹介している 10分間の収録番組。 アプリ「リスラジ」でも無料でご視聴いただけます。 放送音源は、NetGalley Japan note(https://note.com/netgalley_japan)にて展開。

『うさぎになった日』発売記念 著者イベントが開催されました

同じく3月19日(火)には、本書の刊行を記念して、ブックハウスカフェ(東京・神保町)にて著者イベントが開催され、ピアノとバイオリンの生演奏をバックに、村中さん、しらとさんによる朗読会とトークショーが行われました。

ブックハウスカフェ(東京都千代田区神田神保町2-5-3)

https://bookhousecafe.jp/#top-access
*4月3日〜4月23日は、入口のディスプレイウィンドウで、『うさぎになった日』のしらとあきこさんの原画を展示予定。オリジナルの描きおろし原画や『うさぎになった日』の素敵な特製グッズも販売予定だそうです。

目次

うさぎになった日/ノック/うさぎのおかあさん/昼を越え、夜を越え/スローダンス/てのひらのさがしもの/自転車にのって

書籍紹介

『うさぎになった日』

発売日:2024年3月13日(水)
定価:1,650円(税込)

文:村中李衣

絵:しらとあきこ
発行:株式会社世界文化ブックス
発行・発売:株式会社世界文化社

著者プロフィール

文:村中李衣

1958年、山口県生まれ。児童文学者。『おねいちゃん』(理論社)で野間児童文芸 賞、『チャーシューの月』(小峰書店)で日本児童文学者協会賞、『あららのはたけ』で坪田譲治文学賞、『こくん』(童心社)でJBBY賞を受賞。読み物に『かあさんのしっぽっぽ』(BL出版)、絵本に『いちごハウスのおくりもの』(世界文化社)などがある。また、編著書に『女性受刑者とわが子をつなぐ絵本の読みあい』(かもがわ出版)があり、長年各所で絵本の読みあいを精力 的に続けている。

 

絵:しらとあきこ

1970年、東京都生まれ。イラストレーター。4年間の金融企業勤務を経た後、うさぎと暮らしはじめ、その魅力を伝えたいと絵の仕事を志す。うさぎ専門誌の表紙や挿し絵、小動物食品のパッケージや動物病院の看板イラストなど、うさぎの絵を中心に幅広く活動。本書で初めて児童書を手がける。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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