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『気のつよいちいさな女とわるいかいぞくのはなし』美しい海の情景がたっぷり味わえる、人気画家・佐竹美保渾身の絵本

美しい海の情景がたっぷり味わえる、人気画家・佐竹美保渾身の絵本

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=260112

徳間書店から、絵本『気のつよいちいさな女とわるいかいぞくのはなし』が、7月19日(金)に発売されました。

 

本書は、ニュージーランドの人気作家、ジョイ・カウリーさんのお話を、佐竹美保さんが絵本化したもの。二人の登場人物のユーモラスなやりとりが楽しく、さまざまな海の情景が美しい、人気画家・佐竹美保さんの渾身の絵本です。

中面紹介 Illustrations(c)2024 Miho Satake

気のつよいちいさな女とわるいかいぞくのはなし

気のつよいちいさな女とわるいかいぞくのはなし

ひとりきりでも満足して
楽しくくらしていたのに
ある日、あたしの家のドアを
たたくやつがいた―?

海につきだしたさん橋の先の、
ちいさな家に、
気のつよい、ちいさな女の人が、
ひとりですんでいました。

女の人は、海でおよいだり、
さかなをつったり、
カモメたちにバグパイプを
ふいてきかせたりして、
ひとりきりでも、まんぞくして
楽しくくらしていました。

ところが、あるあらしの日のこと、
ひとりのかいぞくが、
ちいさな家にやってきて、
「おれは、わるいかいぞくだ。
中に入れろ!」といいました。

女の人はいいかえしました。
「おことわりよ! あたしは、
気のつよいちいさな女よ。
入れてなんか、やらないよ」
ふたりのやりとりは、
ずっとつづき……?

ニュージーランドの人気作家、
ジョイ・カウリーの文章を、
佐竹美保が絵本化。
二人の登場人物の
ユーモラスなやりとりが楽しく、
さまざまな海の情景が美しい、
人気画家・佐竹美保の渾身の絵本。

あらすじ

ひとりきりでも満足して楽しくくらしていたのに、ある日、あたしの家のドアをたたくやつがいた―?「おれは、わるいかいぞくだ。中に入れろ!」
「おことわりよ! あたしは、気のつよいちいさな女よ。入れてなんか、やらないよ」
ふたりのやりとりは、ずっとつづき……?

中面紹介 Illustrations(c)2024 Miho Satake
中面紹介 Illustrations(c)2024 Miho Satake

書籍紹介

『気のつよいちいさな女とわるいかいぞくのはなし』

著者: ジョイ・カウリー 文 当麻ゆか 訳 佐竹美保 絵

発売日]:2024年7月19日(金)

定価:1760円(税込)

判型/ページ数:B5判変形・34ページ

発行:株式会社徳間書店

著者プロフィール

絵:佐竹 美保(さたけ みほ)

富山県生まれ。SFやファンタジーの挿絵の第一人者。絵本に『ヨーレのクマ―』(宮部みゆき作、KADOKAWA)、『ちいさな木』(角野栄子作、偕成社)、カラーの絵入りの作品に『アーヤと魔女』『ぼろイスのボス』、挿絵や装画に「ハウルの動く城」シリーズ、「大魔法使いクレストマンシー」シリーズ(以上徳間書店)、「ハリー・ポッター」シリーズ(静山社)、「魔女の宅急便」シリーズ(福音館書店)など多数。

 

文:ジョイ・カウリー

1936年ニュージーランド生まれ。1967年に作家デビュー、絵本のためのお話から大人向けの小説まで600を越える物語を書き、作品が映画化されたこともある。1980年代からは子どもの本の分野で活躍、マーガレット・マーヒ―賞など各賞を受賞。作品に『ヘビとトカゲ きょうからともだち』(アリス館)、『帰ろう、シャドラック!』(文研出版)、『ハンター』(偕成社)など。

 

訳:当麻ゆか

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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