荒木博行 × 絵本ナビ編集長!ビジネスに効く「絵本カフェ」Voicyで配信中!

毎日10分で「本」の要約を学べるVoicyの人気番組「荒木博行のBook Cafe」。株式会社学びデザイン代表の荒木さんが、ビジネスパーソンにおすすめしたい過去の名著から最新の書籍まで、その内容を紹介しています。
2023年2月からは、番組内に新コーナー「絵本カフェ」が登場! 絵本ナビ編集長の磯崎が3か月に一度、3冊の絵本をピックアップし、荒木さんとじっくりと内容を吟味していきます。
番組の主なリスナーは、普段ほとんど絵本に馴染みのないビジネスパーソンです。果たして磯崎が紹介する絵本に対し、リスナーの方々がどのように反応し、受け止められるのでしょう。
この記事では、過去に配信された番組のリンクをまとめて掲載していきます。荒木さんの思いもよらない解釈や、リスナーの皆さんの新鮮なコメント、そして3冊並べることで浮かびあがってくるテーマなど、「ビジネスパーソン×絵本」によって生まれる化学反応をぜひ味わってみてください。
荒木博行×磯崎編集長 ビジネスに効く「絵本カフェ」
最新回で紹介された絵本は……?
2日に渡って紹介する絵本は3冊。聴きながら共通するテーマを考えてみてくださいね。どんなキーワードが浮かびあがってくるでしょう。
2025年9月12、13日配信
最近いつじっと物事を観察した?『じーっ』
ガラスにほっぺをくっつけて、こちらを「じーっ」と見つめている男の子。いったい彼の視線の先には、なにがあるのでしょう?
青い空に雲を描きながら、まっすぐに飛んでいく飛行機。屋根の上でうたっている鳥の親子。あるいは、自分の手の甲に映るひかりのゆらめき……。
学校で、外で、部屋の中で、あるいは車の中で。時間を忘れて「じーっ」と何かをただ見つめ続ける男の子の顔。そしてページをめくれば、交互に登場するのが彼の見ている世界。そこには私たちが忘れていたような、かつて心を掴まれていたに違いない、小さな驚きや、きらめく瞬間がぎゅっと凝縮されたような風景があらわれます。
「じーっ」。
この言葉から思い出されるのは……(続きはこちら)
次のステージに行く必要ある?『くも』『ガマ千びき いわな千びき』
空に現れる「くも」。大きな空を悠々と歩くその姿を女の子はいつも見つめています。晴れの日、雨の日、夕暮れどき、嵐の夜……、くもはなにを考えているのかなあ、楽しいのかなあ、ともだちになれるかなあ、と。
雲を見つめる女の子のモノローグで綴られる一冊。この本を読んだ後に、雲の見え方が少し変わるかもしれません。
滝を登ろうとしては、途中で落ちてしまうイワナ。ガマは「登れっこないよ」と呆れつつも、イワナのひたむきさに憧れもしていた。そして、ある大嵐の日、ついにイワナは、滝を登っていってしまう。残されたガマがとった行動は?
過去配信分もこちらから聴くことができます!
絵本を読んでから聴くのも、対談を聞いてから読むのも、どちらもオススメです! 気になる絵本があったら、ぜひ手に取ってみてください。凝り固まっていた考えから解放されることもあるはず?
2025年6月20、21日配信
2025年3月17、18日配信
2024年12月9、10日配信
僕らも実はクマなんじゃないか? 『ぼくはくまのままでいたかったのに……』
人間の身勝手さによって変貌していく自然と、
そこで生きる一匹のくまの姿を
風刺をこめて描きだします。
心ゆさぶる名作復刊!
『ぼくらにできないことはない』『ひとのなみだ』
宇宙船にのってやってきたぼくら。いっしょに乗れたのは、ママと大好きな犬のキングだけ。パパはここにいない。遠いところで、パパはどうしてるのかな・・・・・・。家族とはなればなれになってしまった2人の、少し切なくておかしな日常。自分を信じる勇気をくれる、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞作家が描く希望の絵本。
2024年9月10、11日配信
ユクスキュルの「環世界」に通じる話『ねえねえ、なに見てる?』
科学者のママ、ゲーム好きのパパ、音楽家のおじさん…同じ場にいても、見ているもの、その見え方は全く違う。食卓を囲む家族の異なる世界を描く、多様性と共感について知るユニークな絵本。
2024年6月6、7日配信
限りある資源をどうシェアする?『わたしたちのケーキのわけかた』
わたしたちは5人きょうだい。だから、なんだって5で分けなくてはなりません。牛乳1本、ひとふくろのお菓子、りんごにチキン、せんぷうき、キックボードも、たった一人のおじさんも。ほしいものを手にするために、きょうだいそれぞれが知恵をしぼり、個数や体積、角度や時間をすばやく考慮しながら、言葉をつくしてアピールしたり、算数を駆使したり、道具を工夫したりして、毎日たくましくサバイバルしているのです!
2024年3月11、12日配信
『わたしクリスマスツリー』『木にとまりたかった木のはなし』
きれいな町に行って、クリスマスツリーになりたいと夢みる「もみの木」。町の人がむかえに来てくれると信じていたのに、季節は過ぎていきます。やがて、ほかのもみの木をのせた貨物列車が走っていったと知らされた「もみの木」は走り出して……。
「みなさんだって、木にとまってみたいとおもうでしょ。これは、そうおもってる 女の人がつくった おはなしです」――黒柳徹子さんが、大好きな武井武雄さんの絵で贈る、唯一の絵本。
2023年12月8、9日配信
蜘蛛の巣の美しさと儚さ『きみが生きるいまのおはなし』
『チクタク チクタク 時計の音がきこえてくるよ。時計やカレンダーの数字は、時間や月日を おしえてくれる。でも、時間って なんだろう?』時間は、花が咲くことかもしれないし、髪を切ることかもしれないし、パンがふくらむことかもしれない。みんな同じ「時間」なのに、いろんな顔を持っている。目には見えない「時間」を、親しみやすく表現した絵本。
『すなのたね』『橋の上で』
こぼれおちた砂の粒からどんどんとイメージを広げていく女の子。砂の種と名づけてどんなものができるのか弟と楽しそうに話していきます。パラソルの畑になるのかな?風車がいっぱいの畑になるのかな?アイスクリームの畑もいいね……。小さな砂粒をきっかけに、想像の世界を広げていく夏の絵本。
2023年9月7、8日配信
大切なのは「退屈さ」『なんにもおきないまほうのいちにち』
そとは雨だし、森しかない。こんなタイクツな場所、ゲームがなきゃやってられない。それなのに、大切なゲーム機をなくしちゃった!予期せずはじまった、森での冒険。だけどそれは… まほうのような さいこうの1日の はじまりだった。
キーワードは「スケジュール」『だーれもいないだーれもいない』『おしえてくれる?わたしのなまえ』
コッコさんがお昼寝から目をさますと、だーれもいない、だーれもいない。庭に出ると、風や雲や山鳩が、「だーれもいないの コッコさん」と聞きます。コッコさんの寂しさが高まったとき、「コッコさーん おきてたのー」と、ちょっと買い物に行っていたお母さんの声。コッコさんはお母さんに思いっきり抱っこして泣きました。ほっと安心のうれしい涙でした。
ある日、グレースは
おかあさんが焼いたケーキを一切れ、
おとなりのフィリスさんに
もっていきました──
少女と、記憶をなくしかけたおばあさんとの、
さりげない、でも、たしかな友情を描いた一冊。
2023年5月26、27日配信
『はじめての絵本』『ちらかしさんとおかたしさん』
「子どもはどんなふうに絵本を読んでいるんだろう?」
絵本ナビ編集長・磯崎園子が、その年齢にしか味わえない「絵本の楽しみ方」を紹介。赤ちゃんから大人まで、絵本と年齢の関係についてわかりやすく解き明かします。
出したら出しっぱなし、開けたら開けっぱなし。次から次へと新しいこと、楽しい事に夢中になっちゃう、ちらかしさん。ひとつ、ひとつなんでも丁寧。いつもやさしく落ち着いて、みごとな片づけっぷりの、おかたしさん。でもふたりはいつも一緒。お互いが必要で、大好きなのです…。
『えんどうまめばあさんとそらまめじいさんいそがしい毎日』『うろおぼえ一家のパーティー』
小さな家にえんどうまめばあさんと、そらまめじいさんが仲良く暮らしています。二人ともそれは働き者なのですが、ひとつだけ困ったところがあります。何かをやっている途中でも、他にしたいことを見つけると、すぐにやらないと気が済まないのです……。
とある一家は、家族全員、揃いも揃ってうろおぼえ。まもなく誰かの何かのお祝いの日なのですが、いざパーティーを開こうとすると、誰の何のお祝いだったか?…やっぱりうろおぼえ。けれどお祝いしたい気持ちは本物なのです…。
『ことばとふたり』『たまごのはなし』
ことばを知らない生きものがいた。喜びも悲しみもぜんぶ感じていたけれど、それをなんというのか知らなかった。苦しくてつらいとき、ことばを知っている生きものと出会った。気もちを表すことばを、はじめて知った――。
荒木 博行(あらきひろゆき)
住友商事、グロービス(経営大学院副研究科長)を経て、株式会社学びデザインを設立。
フライヤーなどスタートアップのアドバイザーとして関わる他、絵本ナビの社外取締役、武蔵野大学、金沢工業大学大学院、グロービス経営大学院などで教員活動も行う。
北海道にある株式会社COASや一般社団法人うらほろ樂舎にも関わり、学びの事業化を通じた地方創生にも関与する。
著書に『努力の地図』(クロスメディア)、『構造化思考のレッスン』(d21)、『裸眼思考』(かんき出版)、『独学の地図』(東洋経済新報社)、『自分の頭で考える読書』(日本実業出版社)、『藁を手に旅に出よう』(文藝春秋)、『見るだけでわかる! ビジネス書図鑑』、シリーズ(ディスカヴァー・トゥウェンティワン)、『世界「倒産」図鑑』『世界「失敗」製品図鑑』など多数。
Voicy「荒木博行のbook cafe」、Podcast「超相対性理論」のパーソナリティ。
荒木博行オフィシャルサイト: https://manabi-design.jp/
磯崎 園子(いそざき そのこ)
絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長。著書に『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』(ほるぷ出版)、『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)、監修に『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』『父母&保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』(玄光社)がある。
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