【今週の今日の1冊】天気の仕組みを学びたい!天気のことが分かる絵本と図鑑特集
6月21日~6月27日までの絵本「今日の1冊」をご紹介
全国的に梅雨入りが進み、朝から雨という日もあれば、夏のような暑さの1日もあったり、毎日お天気の移り変わりが激しいですね。お天気を知りたい時、皆さんはどこから情報を得ていますか? たいていは、ニュースのお天気コーナーやインターネットでしょうか‥‥‥。でも、自分で空を見上げて、雲や風の様子から明日の天気が予想できるようになったら、嬉しいですよね。そんなことを目標にしながら、天気の仕組みが分かりやすく学べる絵本や図鑑を手にとってみませんか。ちょうど6月26日は「雷記念日」という天気にちなんだ記念日もあるようですよ!
6月21日 小さいお子さんでもできる天気予報の本
月曜日は『あしたのてんきは はれ? くもり? あめ?』
出版社からの内容紹介
あしたの天気がわかったら、とってもいいですね。空を見あげてごらん。雲の形や動き、夕焼けや生き物の様子を観察するとわかるんだよ。幼い子どもにもできる天気予報の本です。
読者の声より
観察力が養われる本です
4、5歳の子供の特徴の1つが、日常の会話の中に「なぜ?」、「どうして?」という言葉が増えてくること。 この時期の子供達には、自分の身の回りの謎に興味が、終わりなく沸き上がってきます。
5歳の我が娘も、目についたもの、手に触れたものの謎を、端から解いていきたい、なんとも知りたがりな時期の真っ只中。そんな時期なので、この絵本には、最初から目が離せない状態でした。不幸にも、この本を寝る前に読んだせいで、「雲なんて見えないじゃない」と、思い切りブーイング。 でも、夜空を見る事でも、明日の天気が分かると言うページになったら、なんとか機嫌をなおしてくれました。
また、この絵本を読む様になってから、毎日空を見ては、どんな天気になるのかとか、飛行機が何台飛んでいるとか、渡り鳥が南に向かって飛んでいくとか、色んなことを観察する様になりました。
ちなみに我が子は、アメリカで生まれ育った、バイリンガル。5歳にもなると、生活を主体としているアメリカの言葉、英語が非常に強くなりますが、この絵本は、普段の私と娘の日本語日常会話では、なかなか使われない言葉を多くカバーしてくれていて、日本語の語彙を増やす意味でも、非常に役立っております。
(エミリアーナさん 30代・ママ 女の子6歳)
6月22日 家族で楽しく「てんき」を学ぼう!
火曜日は『はじめてのてんきえほん』
出版社からの内容紹介
大好評シリーズ第8弾! 家族で楽しく「てんき」を学ぼう!
空を見上げて、「てんき」に興味を持った子どもに、空の不思議をやさしく教える絵本。「くもって、なにでできてるの?」「どうして、かみなりがおこるの?」といったナゾに迫る、大人が読んでもためになる1冊です。「はじめてのシリーズ」最新作がいよいよ登場!
読者の声より
とても盛り沢山な天気絵本
以前、はじめてのにほんちずを読んで面白かったので、こちらも読んでみました。
お天気について、雲、雨、雪、雲、台風、更にはオーロラのことや、天気予報の仕組み、天気図の見方まで、大人でもなるほどと思うことを沢山知ることができる絵本です。
てづかあけみさんの絵がとてもかわいくて、文章も分かりやすいので、タイトルのとおり、はじめてのてんきえほんにぴったりだと思います。
(tori.madamさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳)
6月23日 きょうのそらのくもは、どんなくも?
水曜日は『くもとそらのえほん』
出版社からの内容紹介
「曇って こんなにおもしろい!」――空の探検家 武田康男先生監修、小さな子どもから楽しめる雲の魅力がつまった1冊。
きょうの そらの くもは、どんな くもでしょう。
大雨をふらせたり、雷をおこしたりする「にゅうどうぐも」。
綿のようなふわふわの形をしている「わたぐも」。
飛行機がとおったあとにうまれる「ひこうきぐも」。
魚のうろこのような形をした「うろこぐも」。
もわもわと青空をかくす「おぼろぐも」。
しとしとと雨をふらせる「あまぐも」。
羊がたくさん集まっているようにみえる「ひつじぐも」。
山でうまれて土を少し湿らせて、てっぺんまでいくと消えてしまう「きりぐも」。
山の上を強い風がふく、レンズのような形をした「レンズぐも」……。
精緻に描かれた美しいイラストとテンポの良い文章で、雲の変化の様子や種類が一目でわかります。
空を見上げるのが楽しくなって、親子の会話が弾む絵本!
読者の声より
知らなかった!
秋が近づいてきて、空を見上げることが増えたので、雲の本をさがしていて、みつけました。よくみる雲のかたちでも、名前を知らなかったなあと、新鮮な驚きで楽しくよめました。雲だけでなく、その下にひろがる風景も描かれているので、知識だけでなく、絵も楽しめます。雲を見るのが楽しくなるので、大人にもおすすめだと思いました。
(あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
6月24日 台風と竜巻の正体は大きな風の渦巻き!
木曜日は『台風のついせき竜巻のついきゅう』
出版社からの内容紹介
台風と竜巻の正体は大きな風の渦巻きなんだ! 強い雨や風をもたらす台風と、海や地上にあるものを巻き上げる竜巻のメカニズムを豊富なイラストで詳しく紹介。
読者の声より
台風が身近なうちに・・・
今年は台風がたくさんやってきましたね。
ということで、親子で台風を調べてみませんか?
この絵本は台風について子ども向けに優しく書いてくれています。
おはなしとして読んでみるのもいいかも。
「台風をふせげるか、つぶせるか」という興味深いページもあります。
(レイラさん 30代・ママ 男の子11歳、男の子8歳)
6月25日 「天気・気象のなぜ?」が一気にわかる!
金曜日は『空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑』
雲、雨、雪、虹、台風、竜巻など空(気象)にまつわる、おもしろくてためになる知識をやさしく紹介。映画『天気の子』の気象監修者としても有名な荒木健太郎氏が、天気や気象にまつわるとっておきのネタを教えてくれます。積乱雲の自虐的ともいえる性質、虹は半円形ではないこと、雨滴のてっぺんはとがっていない……などなど、思わず「そうなんだ!」と思ってしまうようなトピックが盛りだくさん。子どもも大人も楽しく読むことができます。近年の豪雨、巨大台風、大雪にまつわる話題も豊富で、「天気・気象のなぜ?」が一気にわかります。
6月26日 今日は「雷記念日」
土曜日は『学研の図鑑LIVEeco 異常気象』
出版社からの内容紹介
DVD付だからよくわかる!明日の天気が知りたくなる!ゲリラ豪雨、竜巻、スーパー台風など、災害をもたらす身近な気象現象を一挙解説。雲のでき方はもちろん、美しい虹や危険な雷のしくみなどさまざまな天気の基本がよくわかり、調べ学習にも最適の一冊。
6月27日 物語で学ぶ、水の不思議、雨の仕組み
日曜日は『しずくのぼうけん』
出版社からの内容紹介
バケツからぴしゃんと飛び出した水のしずくは冒険の旅へ。お日さまにぎらぎら照らされて水蒸気になったかと思ったら、空にのぼって雲のところへ……。今度は雨になって地上に逆戻り。地上では岩のあいだにはさまって、寒い夜に氷になったかと思えば、朝のお日さまに温められて再びしずくなって、川へと流れ出します。気温や場所によって変化する水の不思議を、子どもたちに親しみやすい「しずく」を主人公に描いたかがくの絵本です。
読者の声より
ちょっと難しいけど、まぁいいか。
表紙の絵に惹かれて3歳の娘が図書館から借りて来た一冊。
しずくが、冷やされて氷になったり、熱せられて水蒸気になって、
雲にあがり雨になって降りてきて・・・
と、水の性質と循環が学べる一冊ですが、
3歳にはまだ難しいー!
でも「こおり」は知ってる娘。
「みず」は、とーっても、つめたーくなると、
こおりになるんだよ。と説明すると、
分かってくれた様子。
「こおり」が、ほっとくと「みず」になるのは、
経験から知っている娘。
水が蒸発するのは、いつかキッチンで見せてあげようかな。
3歳にはまだ早いと思いましたが、
段階を追って、少しずつ、水の性質を学ぶいいきっかけになったと思います。
(ムスカンさん 30代・ママ 男の子7歳、女の子3歳)
選書・文:秋山朋恵(絵本ナビ編集部)
編集協力:富田直美(絵本ナビ編集部)
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