5歳の子と読みたい絵本ベストセレクションよりこの3冊をご紹介(1)
想像力を育む絵本を!
夢のあるお話、とにかく笑える絵本、ちょっと怖い絵本…様々な物語絵本との出会いの中で想像力が
培われていく時期です。
遊びに夢中になっている子でも、絵本を読むのは特別な時間。そんな力が絵本にはあるんですね。
「アンナの赤いオーバー」
実話を元にしたお話です。
戦後の物のない時代に、一枚のオーバーを手に入れるのは大変なことでした。
手間がかかること、長い間待つことをむしろ楽しみ、そうして出来上がったオーバーはアンナにとってかけがえのない大切な宝物になるでしょう。家の装飾品はなくなってしまいましたが、それ以上に大切なものを手に入れたのではないでしょうか。
最初に登場するアンナと、新しいオーバーを着たアンナを比べると、大きく成長しているのがよくわかります。
お話の背景には戦争の暗い影が見て取れます。お父さんは登場しませんし、オーバーの製作に関わった人たちも家族の姿が見えません。
もの余りの時代ですが、年に一度はこんなお話を子どもに読んであげたいものです。大人の心も豊かにしてくれる作品です。
「おもちのきもち」
ついに語られる、おもちの告白とは?
相手の気持ちになって考えましょう、なんて子どもに教えている大人たち、「おもちのきもち」を考えたことがありますか?
「きがつくとわたくし、なんどもあたまをたたかれておりました。」
おもちつきの様子をそう語るのは、たごさくさんちのかがみもち。今のところは床の間に飾られて大事にされているものの、のばされたり、ちぎられたり、食べられたりしている兄弟たちの姿を見て身の危険を感じ、逃げ出して・・・。さあそれから、かがみもちの大脱走が始まります。変わり果てた姿のかがみもちの前で首をかしげる村人たち。なぜそうなったのか、真相を知る読者には満足感のあるラストシーンです。
コミカルな語り口とイラスト、ダイナミックな展開、大人も子どもも笑いをこらえきれません。お正月に読めば、ああ、いい一年が過ごせそう、そんな幸せな気持ちになれることでしょう。小さいお子さんから小学生まで幅広く楽しめて、おはなし会でも大人気の作品です。
「ピッツァぼうや」
雨がふって、外にあそびにいけないピートはご機嫌ななめ。そんなピートをみて、おとうさんはあるアイディアを思いつきます。それがどんなに楽しかったかは、この表紙をみれば、一目瞭然!
<手を伸ばせば、珠玉の絵本がすぐに読める環境を>
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