なんといっても初めて読んだときの2歳の息子の顔が忘れられません『おたすけこびと』
絵本ナビに日々寄せられてくるのは、ユーザーからのたくさんの生の声。実際に絵本を読んだ時の子どもたちの反応やエピソードからは、ストーリーを超えた魅力まで伝えてくれます。絵本ナビユーザーがおすすめする絵本をレビューとともにご紹介します!
ある日ママが電話をかけました。「じゃあ、おねがいね」そのあとで、キッチンへやってきたのは…?車好きの子も、お菓子好きの子も、ページのすみずみまで楽しめる絵本です!
初めて読んだときの顔(笑)
なんといっても初めて読んだときの2歳の息子の顔が忘れられません。
ブルドーザーやパワーショベルが大大大好きな息子。
なので「パワーショベル=土や砂を運ぶもの」と思ってる。
なのに、それなのに、この本の中では、小麦粉?卵??
と頭の中にあるハテナマークが目にみえるようでかなり笑えました。
そして、最後にはこれまた大好きなケーキができあがるんですから、そりゃあもう何回も何回も繰り返して読みました。
でも、細かいことろが結構面白かったりして(窓の外で小人がみてたり)、読んでる私も楽しかったです
なんか、これぞ絵本の醍醐味という感じの想像力がたくましくなりそうな絵本だと思います。
(ずーちーさん 30代・ママ 男の子2歳、女の子0歳)
家にもきてほしい!
おたすけこびというメルヘンなタイトルとあわない、黄色い重機が並ぶ表紙
もうそれだけで読む前からワクワク♪
黄色い重機は最初から最後まで多様な種類が登場するので
はたらく自動車が好きなお子さんにはもってこい、な感じです。
そして、それらを操っているのがおたすけこびと。
図面を確認する人までも描かれていて、芸が細かい。
みんなで一丸となって作っているのは・・・ケーキ!
焼きあがったケーキを方から出すシーンなんて、
どしんと重量感がある絵で 小人達のどよめく感じがよく描かれています。
普段は葉っぱの影で暮らしている様子なおたすけ小人。
「家にもきてほしいねぇ」と真剣に思う私。
「うちにもいると思う」次女。
寝ているあいだに絵本が片付いていたり
見つからなかった玩具があとで出てきたりするので、いる!と思うんだそうです(笑)
(うららさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子3歳)
アイデアに脱帽です!
「はたらく車」に興味を持ちだしたこどもには必見!!の絵本です。3歳からとなっていますが、1歳を過ぎたら十分楽しめます。うちの子は、ショベルカーとミキサー車が大のお気に入りで、今年のこの猛暑の中、毎日工事現場までお散歩です。最初の出会いは、図書館で子どもが見つけてきました。それはそれはもう大騒ぎ!!「うぎー、うぎー!!」と大興奮。その後、あまりにも気に入ったようなので、即購入です。
はたらく車の緻密な描写も、作っているものも、そのアイデアにもホントに脱帽です。大人も思わずニンマリ。
こびとさんたちの動きもとってもおもしろいですね。
全ページに同じこびとさんが転んでいるので、ぜひ探してみてください。
ただ、「はたらく車」好きの子どもには毎日何十回も読んでとせがまれる毎日になります…。
(ちーちゃんとぼくちゃんさん 20代・ママ 男の子1歳)
「はい、しょうちしました。」
そう言って画面に登場するのはたくさんの小人達と、「はたらく車」オールスターズ!
ショベルカー、クレーン車、ブルドーザーにミキサー車・・・。
それだけで車好きっ子の心はそわそわ。何が始まるの?
はたらく車総動員で、ちいさな小人たちはもくもくと働きます。すくい上げたり、運んだり、吊るしたり。かきまぜたり、ながしたり。
あれ、でもかきませているのは何だか見たことある物だぞ?ここで子ども達の胸は期待で膨らみます。
そして向かうクライマックス。
出来上がったものは思いもかけない素敵なもの!ヒントはあなたも子どもも大好きなもの。わくわくしてしまうもの。そしておたんじょうび!
乗り物絵本かな?と油断しているとちょっとたまげてしまいますよ。読めば読むほどワクワクしてくる、とっても夢のあるお話ですよね。なんてったって、子ども達にとってはトリプル(!?)の喜びがあるんですから。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
「おたすけこびと」シリーズ
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