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もうすぐ入園!母子分離やトイレなどお悩み別おすすめ絵本

入園の不安をわくわくに変える絵本をご紹介します

入園が近づくにつれ、親子共に不安が募っていませんか? 「泣かないでバイバイできるかな」「お友だちと仲良く遊べるかな」「ちゃんとトイレって言えるかな」などなど……そんな不安やお悩みに寄り添ってくれる絵本をご紹介します。

お悩み(1)嫌がらずに登園できるかな?

入園前の一番の悩みと言えば、「嫌がらずに登園してくれるか」ということですよね。

登園を嫌がるのは、園に対して不安を持っているからかもしれません。

もし、お子さんが登園を嫌がっているなら、「園って、こんなに楽しい!」と感じられる絵本はいかがでしょうか?

「園に行ったら、こんなことができるんだって!」「これ、楽しそうだね!」なんてお話ししながら読んでると、わくわくがどんどん貯まっていって、たちまち登園が楽しみになることでしょう。

園の楽しさがたっぷり詰まった絵本

どんぐりむらのどんぐりえん

舞台は、どんぐり村の子どもたちが通う「どんぐりえん」。

朝になると、あちらこちらから小さな子どもを連れたお母さんやお父さんが「どんぐりえん」にやって来ます。
「おはようございます!」
先生たちは、子どもたちを笑顔で迎えます。
どんぐりえんでは、歌をうたったり、お散歩に出かけて公園で思いっきり遊んだり、美味しい給食を食べたり。みんなが見覚えのあるような場面がたくさん出てきます。ロッカーやトイレ、タオルかけもそっくり。砂のプリンだって作ったことあるよね。

さて午後からは、子どもたちが何やらはりきって、大きな紙に絵を描いていますよ。
もうすぐ、お客さまを招いて開かれる、年に一度の園行事・お店屋さん祭りがあるのです。
それぞれ開くお店の名前が決まったら、今度は材料集めや会場の準備。みんなが工夫して、協力して、子どもたちはがんばります。
そして、いよいよお祭りの日。どんぐりえんの前の広場には、ずらりとお店が並んで大にぎわい!
お客さんは楽しんでくれるかな…?

「どんぐりえんの先生たちが主人公?」と思いきや、物語の中心で生き生きと描かれているのは子どもたち。どのページでも画面の隅から隅まで、キラキラと目を輝かせた子どもたちのパワーにあふれています。
でも、読んでいくうちにわかります。子どもたちが困っている時、迷っている時、さりげなく大事なところで登場しているのが先生なのです。更に細かく見ていくと、最後のページで見られるみんなの笑顔が、先生たちのしっかりとした準備と作業の賜物だっていう事にも気がつきます。すごいなあ、先生たち。

園の楽しさがたっぷりと詰まった一冊です。

 

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

幼稚園に向けてのワクワクとドキドキが伝わります

ようちえんにいきたいな

ピヨくんはずっと、「はやく、ようちえんにいきたいなあ」と思っていました。
ところが、いよいよはじめてようちえんに行く前の晩になると、むねがどきどきして
こわくなってきました。ようちえんってどんなところかな、なにをするのかな…?
はじめてようちえんに行くことになった、すべての子どもたちに贈る、英国生まれの優しくてかわいい絵本です。



 

お悩み(2)ママと離れられるかな?

どんなに園が楽しみなものであっても、やっぱりママと離れるのは不安なものです。そんなときは、お子さんの不安な気持ちに寄り添いながら、「大好きだよ」「離れててもずっと愛してるよ」そんなママの愛情が伝わる絵本をどうぞ。

子どもは愛情に包まれていることが伝わる一冊

おむかえ

あら、保育園の玄関で思いっきり泣いている子は誰でしょう。
こたろうくんです。
こたろうくんは、保育園に入ったばかり。朝、おかあさんとバイバイするのがつらいのです。
だって、おかあさんが大好きなんです。おかあさんじゃなきゃダメなんです。

こたろうくんの様子を見て、ドキンとしてしまう方もいるかもしれませんね。
自分の子も、保育園にあずけた後に泣いているかもしれない・・・。

でも、ゆきこ先生はこたろうくんの気持ちをちゃんとわかっています。
無理に泣き止めさせることはしません。
おもちゃでちょっかいを出してみると、ちょっと笑いかけたこたろうくん。
でも、顔をあげたらおかあさんじゃありません。
またまた泣き出してしまいます。

お昼寝の時間、こたろうくんはおかあさんの夢を見ました。
「こたろうくんはえらいね。おかあさんが仕事に行っている間、ちゃーんと待っていられるんだもの」
夢の中のおかあさんはたくさんほめてくれます。すると、こたろうくんは・・・。

昼間は元気に園庭で走り回っている子どもたちだって、
おむかえを待つ小さな子どもたちの心には、いつだってちょっぴり不安があります。
だけど、おかあさんが大好きだから頑張れるんですよね。

そんな園児の心の変化を、ひがしちからさんが優しい眼差しで描き出します。
おかあさんやゆきこ先生の表情、楽しそうに過ごすまわりの子どもたち、賑やかな部屋、美味しそうなおやつ。そんな風景からも、こたろうくんを包み込む空気を感じて嬉しくなります。

 

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

成長と自立を優しく描いた感動作

ずっとママといっしょがいいの!

入園祝いにおすすめ
カンガルーのこども、べビルーは、ママの袋の中が大好き。

ママの袋の中は、ふわふわいい気持ち。

ママが外の楽しい世界を見せようと思っても、理由をつけてママの袋から出ようとしません。

あるとき、ベビルーとそっくりなカンガルーがやってきて・・・



最後のページはドキッとしました。

優しく見守るママの顔と、ベビルーの振り返った顔。

夕焼け空の背景もあってか、切なさも感じる一コマです。



4月から幼稚園に入園する我が子と重ねてしまい、色々な想いがこみあげてきました。

ママっ子の息子も、幼稚園に行けば、友達に影響されて色々なことを覚えて帰ってくるでしょう。

今のこの時期に読んでよかったなぁと思える絵本です。



息子もこのかわいい絵が大好きで、何度も読み聞かせしています。

入園祝いにもいいでしょうね。
(にこにこ♪さん 30代・ママ・愛知県I市 男2歳)

お悩み(3)お友だちと仲良く遊べるかな?

入園と共に始まる集団生活。うちの子、お友だちと仲良く遊べるかな? 一人でさみしそうにしてないかな? むしろ、お友だちに乱暴しちゃったりしないかな……。そんな心配もあると思います。

お友だちって楽しそうだな、いいものだなと思える絵本を親子で読んで、シミュレーションしてみてくださいね。

友達といるって、楽しい!

さくららぐみのおともだち

にこにこえんのさくららぐみのお友達は、元気いっぱい! 大きな声でごあいさつしたら、お歌に、体操、給食……。保育園の1日を追いながら、のびのびとした子どもたちの個性と、友達といることの楽しさを描く絵本。

集団生活を体験できる絵本

うさぎちゃんともだちできた

入園前の擬似体験にもよさそう!
 

12支の動物たちが通っている、幼稚園かな、保育園かな、園でのお話です。

うさぎちゃんはボールとばかり遊んでいて、ともだちと遊びません。
ある日、いのししくんとケンカになり、争っているうちに…。
ともだちになっていく様子、ともだちを感じる気持ちが、
じわーんと伝わってきます。
シンプルなおはなしだからこそ、伝わりやすいと思います。
うちの子は
「うさぎちゃん、おこってるね」
「うさぎちゃん、笑ってるね」
と、表情が変わるたびに、おんなじ顔をしていました。
ふくざわゆみこさんの絵は、やっぱりかわいい!

短いページをぱたぱたすると、まるで、登場人物たちが
ボールなげをしているよう。
ちなみに、それに慣れてきたうちの子は、すごいスピードにして、
高速キャッチボールを楽しんでいます。

うちにいると、こどもがどんなキャラなのか、比較対象がなくてわかりにくいし、
ともだちとくらべて、うちの子どうなんだろ、なんて思いますが、
こうやって、集団生活でいろんなキャラの子がいるんだな、ってことが、
絵本を通して感じられると、なんだかほっとします。

3歳児保育の幼稚園に入園する子や、保育園の幼児クラスにいく子なんかにぴったりなんじゃないかな。

ちなみに、うさぎが主人公なので、今年赤ちゃんを産む予定のともだちにあげたら、
とても喜ばれました。
(あぷーさん 30代・ママ 男の子10歳、男の子2歳)

お友だちがなかなかできなときは……

コッコさんのともだち

幼稚園で友達づくりに悩んだとき 
長男が幼稚園にはいったときに、友達をつくるのがなかなかできずひとりぼっちで遊ぶことが多かったときによくよんであげました。
保育園でひとりぼっちだった、コッコさんが同じくひとりぼっちだったアミちゃんとお友達になり2人でよく遊んでいました。
そして、けんかしたとき、他のお友達とも遊びだんだんたくさんのお友達ができるというお話です。
自分の子供にも共通するところがあり私も一生懸命絵本を読みました。
(はな★花★華さん 30代・大阪府堺市  男5歳、男3歳、男1歳)

お悩み(4)お弁当、食べられるかな?

園に通うことになったら、ママ・パパと離れて食事をすることになります。

「うちの子、まだ自分で上手に食べられなくてこぼしてしまう」とか、「好き嫌いが多くて嫌なおかずは残してばかりだけど大丈夫かな」とか……自分のいないところでちゃんと食事ができるか、不安になりますよね。

楽しいお弁当の絵本を読んで、お友だちと一緒に食べるお昼ごはんの楽しさを伝えてあげてみてはいかがでしょうか?

お返事しながら、楽しく食べる絵本

おべんとうバス

まだ誰も乗っていない真っ赤なバスが止まっています。

「バスに のってください」
「ハンバーグくーん」
「はーい」
「えびフライちゃん」
「はーい」

そこへ次々に登場するのはハンバーグくんやえびフライちゃん、たまごやきさんなど、お弁当の定番おかずやおにぎりさんたち。みんな元気に「はーい」と返事をしてバスに乗り込んでいきます。野菜とフルーツも一緒に、さあ、しゅっぱーつ!

ビビッドな色づかいで描かれたかわいらしい絵と、リズミカルにくりかえされる会話は、あかちゃんの頃から楽しめそうな絵本です。「はーい」という声にあわせて小さな手をあげる微笑ましい姿が目に浮かびますよね。乗り物が好きな子は、からっぽのバスの姿だけでぐっと興味をひかれそうです。
少し大きくなってきたら、どこに行くのかな、誰と行くのかな、次のピクニックはどこにいこうか、お弁当は何を持っていこうか。そんな話をしながら読み進めても。お弁当箱をバスに見立てたら、目的地までの道のりもこんなにウキウキするんですね。
最後はもちろん「いただきます!」。一緒にお弁当の絵をつまんで、おいしく食べちゃってください。本棚から「これ、食べよう」って持ってくる、くいしんぼうさんもいそうですね。

(三木文 絵本ナビライター)
 

ぼくの、わたしのおべんとうを、パクッ!

ぼくのおべんとう

パカーン。まずはたまごやき。やったあ、からあげもあるぞ。「ねえ、ミートボールとからあげ、とりかえっこしようよ」「うん、いいよ」。楽しいおべんとうの時間です。

わたしのおべんとう

残さずたべよう
「ぼくのおべんとう」と同様、絵本を見ると自分の目の前にお弁当があるかのようにページいっぱいにお弁当の絵がのっています。でも違うのは中身。女の子の方はサンドイッチなんですよね。最後に食べたサンドイッチの中身は・・・?途中で男の子と中身を取りかえっこします。女の子がミートボールを男の子にあげてからあげをもらいます。ここに出てくる取りかえっこをした男の子は「ぼくのおべんとう」にでてくる男の子。そうこの2冊は隣同士に座ってる男の子と女の子のお弁当のことなんです。子供って親の作るお弁当は大好きです。だから残さず食べなきゃっていう子供の気持ちもわかりますよ。
( たまっこさん 30代・愛知県名古屋市  男6歳、女3歳 )

お悩み(5)トイレ、ちゃんと行けるかな?

新生活で「食事」と並んで多い悩みが、「トイレ」です。

トイレトレーニングが完了している子でも、慣れないところに行くとおもらししてしまうんじゃないか、おしっこしたくなったとき先生にちゃんと伝えられるか……と不安になります。

こんな楽しい絵本で、園で「トイレ!」と言える練習をしてみるといいかもしれません!

ノックしてトイレ、楽しいね

トイレとんとんとん

くまくんがトイレにきて、ドアをノックしています。
とん、とん、とん。
中にはだれかいるみたい。

ページをめくると、
「はいってまーす!」
と、ねこさんがお返事。

となりはどうかな?
とん、とん、とん。

おやおや、となりも
「はいってまーす!」
と、うさぎさん。

だんだん困り顔になってきちゃったくまくん。
トイレ、間に合うかしら……?

トイレに入りたいときは、
「とん、とん、とん」とドアをノックして、
扉を開ける前に、中にひとがいないかどうかたしかめます。
そして「はいってます」「おまちどおさま。はい、どうぞ」とご挨拶。

最後は「すっきり すっきり いい きもち」。
そうそう、トイレって、きもちいいですよね。
笑顔できもちよく譲り合ってつかいたいですね。

かわいい動物たちのやりとりで、そんなトイレマナーが自然にわかる絵本です。
おうちの一冊に加えてくださいね。

 

(大和田佳世  絵本ナビライター)

親子で、園生活の楽しさを絵本で先取りしよう

いよいよ始まる新生活、最初は不安がつきまとうものです。

その先には、出逢いと成長が待っていることでしょう。

絵本の力を借りて、親子で楽しく新生活を始められますように。

入園のお祝いにも、おすすめです!

編集協力・執筆:洪愛舜(ほんえすん/ライター・編集者・絵本作家)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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