「ねえ、きみはどんなかっこででかけるの?」自分で絵を描いて完成させていく絵本!
「絵本に直接描いてごらん」
そんなこと言われたら、ちょっとドキドキしちゃいますよね。
実際に絵を描きこんでみたり、らくがきをしたり、色をぬったり。
そんな風に読んで楽しむだけじゃなく、自由に描きこむ参加型の絵本というのがあります。
なんて豪華、なんて刺激的!
子どもたちに特別な体験をさせてくれる「遊べる絵本、体験する絵本」をご紹介します。
自分たちで絵を描き、完成させていく新しいタイプの絵本というのは…?
子どものおえかきを絵本に残そう!描き込めるメモリアルブック
子どもの成長は驚くほどはやいもの。
今は、子どもの記録もいろいろな形で残すことができます。
ビデオやカメラで写真や動画を撮ったり、幼稚園での図工の宿題や提出物をデジタルにして保管したり。
でも、子どもの頃ののびのびとした自由な発想や感覚、どんなものが好きで何が苦手で、お父さんとお母さんが自分のことをその当時どう思っていたのかなんて、なかなか残せませんよね。
このはじめての「おかえかきブック」はそんな貴重な子どもの成長記録と家族の思いを一緒に残してくれるとても楽しいメモリアルブックなのです!
自分たちで絵を描き、完成させていく新しいタイプの絵本。
小さなお子さんや絵の苦手なお子さんでも心配はいりません。
絵本作家のはたこうしろうさんの描くねずみくんについていけば、気がつくと雨が降ってきたり、海に入っていたり、野原にいたり、いろんな動物や昆虫がでてきたり、まるで絵本の中にいるみたいに一緒に冒険しながらすんなりと絵の中に入り込んでしまいます。
はたさんの用意してくれた自由で刺激的な絵本の世界の中で、子ども達は何を感じどんな絵を描くのでしょうか。迷っても大丈夫。ねずみくんは時々話しかけてくれます。
「ねえ、きみはどんなかっこででかけるの?」
「ねぇ、ねぇ。きみのかおを かいてみてよ。じぶんのかおってどんなかお?」
「すきなたべものなーんだ?」
「すきなのりものってなんだろう?」
すべての見開きページは違う場面なので、どこからはじめても大丈夫だし飽きずに少しずつ好きな時に描けます。
特に注目したいのは、お父さんとお母さんが子どものことについて書く記録のページと、お父さんがお母さんのいいところを、お母さんがお父さんのいいところをそれぞれ書くページ。子どもの記録だけではなくて、お父さんやお母さんが自分のことをまたお互いのことを書いた記録が残っているなんて!子どもが大きくなった時に改めてその価値のわかるこんな素晴らしい宝物ってないかもしれません。
お父さんとお母さんがお互いのこと再発見するいいきっかけにもなったりして。
素敵な贈り物として喜ばれるおすすめの「子どもが描く思い出絵本」です!
(富田直美 絵本ナビ編集部)
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