「ランサム・サーガ」シリーズを読破してみる!? <岩波少年文庫3冊選ぶなら?>
子どもの頃に出会った懐かしいお話、いつかはじっくり読みたいあの名作。そんな珠玉の作品がたっぷりの岩波少年文庫シリーズ。
今回、冬の読書応援企画として、「絵本ナビ×岩波少年文庫 名作フェア」と題し、 岩波少年文庫シリーズの中からどれでも3冊以上お買い上げの方 (先着100名様)に、岩波少年文庫特製ブックカバーをプレゼントいたします!
この機会に、もう一度あの名作の世界に入り込んでみませんか?
※本企画は終了しております。
<岩波少年文庫特製ブックカバー>
キャンパス地に「ツバメ号とアマゾン号」の地図がカラーで描かれている、豪華なブックカバーです。
丈夫な生地でできているので、カバンの中でもしっかり本を守ってくれるのが嬉しいですね。
見た目もカッコいいカバーは、お気に入りの少年文庫を持ち運ぶのにピッタリです!
この地図が気になってしまった方、あるいは「ピン!」と来ている方には、
やっぱりこのシリーズがおすすめですよね…。
■ 岩波少年文庫「ランサム・サーガ」シリーズから選ぶ
イギリスの作家・ジャーナリストであったアーサー・ランサム。
『ツバメ号とアマゾン号』にはじまる「ランサム・サーガ」12巻で児童文学作家の地位を確立します。
子どもの探検への夢が、大人たちのあたたかい配慮につつまれて、湖や海で着々と実現され、自然の中で遊ぶことの喜びに満ちている、心躍る冒険物語の数々。それぞれ舞台を移しながら、物語が続いていきます。
小学校高学年から楽しめるこのシリーズ。子どもの頃に出合い、夢中になれていたなら、どんなに幸せだろう…とは思うものの。
大人になってからでも、やはり夢中になってしまうものです。
気になっていた方こそ、この機会に、手に取ってみてはいかがでしょうか。
夏休み、ウォーカー家の4人きょうだいは、小さな帆船「ツバメ号」に乗って、子どもたちだけで、無人島ですごします。湖を探検したり、アマゾン海賊を名乗るナンシイとペギイの姉妹からの挑戦をうけたり、わくわくするできごとがいっぱい!40年にわたって親しまれてきた冒険の物語、全12巻改訳、刊行スタートです。
『ツバメ号とアマゾン号』の冒険から一年,ウォーカー家の4人きょうだいは,ふたたび湖で帆船を走らせますが,ツバメ号が突風にあおられ,暗礁にぶつかって沈んでしまいます.船を失った探険家たちは,新たにみつけた「ツバメの谷」でキャンプをすることに.アマゾン海賊姉妹とともに,夏休みの冒険に乗り出します.
冬,湖にやって来たディックとドロシアは,ボートをこぐ6人の子どもたち――ツバメ号,アマゾン号の乗組員――と友達になります.星の観測をするつもりだった冬休みは,イグルー,エスキモーが登場する,そりやスケートの毎日に様変わり! やがて湖全体が凍りはじめ,子どもたちはいよいよ〈北極〉探検に乗り出します.
春,休暇をヨットで過ごすことになったディックとドロシアは,鳥を愛する地元の少年トムと知り合い,念願のセーリング技術を学ぼうと,胸をおどらせます.ところが,トムがひなをかえすオオバンの巣を守ろうとして,ある事件を起こしてしまいます.ノーフォークの湖沼地帯を舞台にくり広げられる,スリルにみちた追跡劇.
ツバメ号とアマゾン号の乗組員たちは,老水夫ピーター・ダックと知りあい,帆船ヤマネコ号で,イギリス海峡に船出しました.ところがピーター・ダックの宝をつけねらう海賊,ブラック・ジェイクがあらわれ,しつこく彼らを追いまわします.初めて味わう本格的な航海の喜び.熱帯の島で起きる思わぬ事件.海洋冒険物語.
夏休み,いつもの湖のほとりに集まったツバメ号,アマゾン号の乗組員と,Dきょうだいは,日照りにもめげず,今度は高原で金鉱さがしをすることに.自分たちだけでキャンプをはって,ハトをとばして連絡をとりあい,大活躍の子どもたちでしたが,金をねらっているらしい「つぶれソフト」が行く先々にあらわれて…….
おとうさんを迎えに、河口の町、ピン・ミルにやってきたウォーカー家の子どもたちは、帆船ゴブリンをあやつる青年、ジム・ブラディングに会い、いっしょに川くだりをして遊ぶことにします。本式の帆船に泊まれるとあって子どもたちは大喜び。ところがジムがいない間に、ゴブリンは霧にまかれ、錨を失い、外海へと流れ出てしまいます。悪天候のなか、ひきかえそうとするジョンやスーザンの必死の努力にもかかわらず、船は北海を東へまっしぐらに進みます。やがて悪夢のような嵐の一夜が明けてみると……。
作家として脂が乗りきったランサムが描く、シリーズ中、もっともスリルに富んだ物語。
北海横断の航海から帰ったウォーカー家の四人きょうだい.今度は船の赤ちゃんブリジットも一緒に,浮き沈みする秘密の島々に置き去りにされ,探検調査に乗り出します.ところがそこは地元の部族のなわばりで…….ふしぎな足あとの主マストドンや,ナンシイ,ペギイも加わって,大そうどうの冒険のはじまりです.
平和なノーフォークの湖沼地方で,船が次々に流される事件が発生.なんとジョー,ビル,ピートらオオバンクラブの仲間たちが,犯人に仕立てられてしまいます.窮地に立たされた三人のために,休暇でやって来たディックとドロシアが探偵団を結成して,事態に立ち向かいますが…….シリーズ唯一の探偵小説.
世界一周の航海中,南シナ海に入った帆船ヤマネコ号は,思わぬ事故で炎上,難をのがれた子どもたちとキャプテン・フリントは近くの陸地までたどりつきますが,そこは女海賊,ミス・リーが支配する島でした.留学経験をもち,流暢な英語を話すミス・リーが7人に望んだこととは…….シリーズで唯一,東洋の海を舞台にした物語.
新しい帆船,スカラブ号もできて,子どもだけで楽しい夏休みを過ごすはずが,突然の大おばさんの来訪でだいなしに.ナンシイとペギイはとらわれの身になってがまんの日々を送り,ディックとドロシアは小屋にかくれひそむことに.それでも大おばさんの目をぬすんで帆走を楽しむ子どもたちでしたが,やがて思わぬ事件が…….
夏休み、ナンシイとペギイは、ディックとドロシアの到着を心待ちにしていました。ジムおじさん(キャプテン・フリント)とおかあさんが旅行に出かけているので、自分たちだけで思う存分、楽しい休暇を過ごすつもりです。新しい帆船、スカラブ号も注文ずみで、出来上がるのを待つばかり。
ところが、そんな子どもたちを心配した大おばさんが、頼みもしないのに突然の来訪を告げ、せっかくの計画は水の泡になってしまいます。ナンシイとペギイは屋敷にとらわれの身になって我慢の日々を送り、ディックとドロシアは森の屋にある〈犬小屋〉にかくれひそむことに。
それでも子どもたちは大おばさんの目を盗んで帆走や冒険を楽しみますが、やがて思わぬ事件が起こり……。
ランサム・サーガの11巻は、ユーモアたっぷりのドタバタ劇が、なんともいえずおかしい作品です。
帆船シロクマ号での航海の途上、スコットランド近海の小さな入り江に停泊したキャプテン・フリントと子どもたち。ロジャやティティら年少組は見知らぬ土地を探検するうちに、土地の原住民とごたごたを起こしてしまいます。一方、鳥の観察に出かけたディックは、その辺りには絶対にいないはずの鳥の巣を発見。近くの鳥類研究家の船に相談にいきますが、なんと彼は鳥たちの敵、「たまご収集家」でした……。
シリーズ最終巻。ツバメ号からはジョン、スーザン、ティティ、ロジャ。アマゾン号からはナンシイ、ペギイ、キャプテン・フリント。それにディックとドロシアのカラムきょうだいも加わって、これまで数々の冒険を乗り越えてきた仲間たちが勢ぞろいします。はたしてディックの見つけた鳥の正体とは? 子どもたちは鳥類研究家の魔の手から鳥を守りぬくことができるでしょうか? 手に汗にぎる感動作です。
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