彫刻家のつくるポップアップ絵本 『ちいさなふしぎな森』

風の彫刻家新宮晋の、はじめてのポップアップ絵本。ページをめくれば、動物たちが躍動し、夕日が照り、満天の星がかがやきます。 どのページもずっと眺めていたくなる美しさです。

世界的な造形作家が初めて世に問う、いちご賛歌の絵本です。「未知の世界の発見という、絵本本来の役割が鮮やかに成就した」今江祥智氏評。

オニグモの習性と時の流れを、空の雲、夜の星を背景に、トレーシングペーパーに描いた画期的な絵本。高い芸術性が評価されました。

空から見下ろした池の水面に雲が映り、太陽の光が反射し、雨が降り、やがて夜が……。池の水面に映る自然の表情をみずみずしく描いたユニークで画期的な絵本。

美しい色彩で描かれる小鳥たちの姿が魅力的で、子どもから大人まで楽しめる絵本です。小鳥が飛び込んできたり、飛び出していくような本を作りたい、という作者の思いが伝わってきます。

あたたかい光の中で生まれた風が、飛び上がって旅に出ます。広がる海、かわいた砂漠、緑の草原を経て、凍りついた北の国へ。風と一緒に美しい地球を感じるユニークな絵本。

カナダとメキシコを渡る蝶、オオカバマダラの旅を美しい絵で表現。著者の２度に渡るメキシコ取材により生まれた絵本。生命の神秘と力強さを鮮やかな色彩で描きます。