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でんしゃ好きな子どもも大人も必見! SLの走る仕組みに迫る『はしれ! みんなのSL』(交通新聞社)

のりもの好き、でんしゃ好きの皆さん、お待たせしました!
鉄道にまつわる謎や、列車が動く仕組みを、やさしい文章と分かりやすい絵で紹介する、大人気「でんしゃのひみつ」シリーズ。
第8弾は、レトロなフォルムと煙を出して走る迫力がファンを魅了する、SL(蒸気機関車)が登場です。

SLってどうやって走っているの? 一緒にひみつを探っていこう!

はしれ!みんなのSL

鉄道にまつわる謎を、絵と文章でわかりやすく解き明かす絵本シリーズ
「でんしゃのひみつ」。
お子さんの「なぜ?」「どうして?」に向き合い、「もっと知りたい!」に応え、「好き!」の気持ちを伸ばします。
第8弾のテーマは「SL」!
煙をもくもくあげながら走る姿が印象的なSL(蒸気機関車)。
では、どうして煙が出るの? 電車とは何が違うの?
石炭を燃やし、水を温めてつくった蒸気の力で動く、SLの仕組みに迫ります。
機関士と機関助士が力を合わせてSLを動かす様子もご紹介!

【おすすめ】読んであげるなら2歳から。ひとりで読むなら小学生から。

SLの仕組みがまるわかり! 絵本の魅力をご紹介します。

普段は見られない、運転室が見られる!

絵本では、お客さんとして乗っていると見ることのできない、運転室が描かれています。
たくさんのレバーやハンドルの名称も紹介されていて「SLを動かすには、加減弁ハンドルを使うんだね」、「石炭を投げ入れる焚き口戸があるんだ」と絵本を見ながら会話が広がることでしょう。
専門的な名称を知って、SLにさらに詳しくなりましょう。

 

観音開きのしかけは、迫力満点!

しかけを開くとどんな世界が広がっているのか……。絵本を見て確かめてください。

石炭を燃やすことで、SLはどうやって走っているのか……。
大人でも詳しく子どもに説明することは難しいですよね。
『はしれ! みんなのSL』では、ページが左右に大きく開く観音開きのしかけを使って、SLが走る仕組みを紹介しています。
ページが開く仕掛けは圧巻。開いた瞬間、子どもたちから歓声が沸き上がることでしょう。

 

SLに乗って旅をした気分が味わえる!

鉄道の旅の魅力と言えば、やっぱり窓から見える景色!
絵本の中には、鉄橋を渡る姿や、木々の間を走り抜ける様子など、SLの旅で味わえるいろいろな景色を楽しむことができます。
客席を覗けば、駅弁を食べる人、窓の外に手を振る人、車内販売を呼ぶ人……。
乗客の気分になれること間違いなしです!

鉄道のことを知りたいなら、「でんしゃのひみつ」シリーズがオススメです。

「でんしゃのひみつ」シリーズは、「JR時刻表」や「旅の手帖」など鉄道や旅、交通機関専門の老舗出版社である、交通新聞社が、小さな子どもたちにも鉄道のことを詳しく知ってほしいという思いから出版された絵本シリーズです。
溝口イタルさんが描く車両の内部は、どれも細かくて、見ているだけでワクワク。
情報としての正確さやヒミツを紹介するだけでなく、列車に乗ることの楽しさや、一生懸命働く人の姿も描かれています。
人気のドクターイエローや、未来の乗り物「超電導リニア」など、シリーズは現在8冊。
気になる作品から手に取って、全作品コンプリートしてください。

1962年大阪府生まれ。
関西大学工学部卒業。 セツ・モードセミナー中退。
1995年ごろより雑誌『旅の手帖』『散歩の達人』に イラスト・ルポを発表。
絵本デビュー作は『しあわせのドクターイエロー』。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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