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絵本ナビスタッフ便り 6月

たのしくって、おいしい?!「旬」をつかった絵本あそび

 

季節を五感で感じるあそび、小さい子ども時代にいっぱい体験させてあげたいですよね。
そんな季節遊びに、身近な絵本を取り入れたら、子どもたちの想像力はもっともっとふくらむ予感!
絵本ナビスタッフの子どもが通っている保育園で、絵本と旬の食材をつかった楽しい遊びをしていると聞いて…レポートしてきました!

旬の今こそ、いっぱい読みたい!「そらまめくんのベッド」

そらまめくんのベッド

そらまめくんの宝物は、ベッド。雲のようにふわふわで、わたのようにやわらかいんです。 
えだまめくんや、グリーンピースのきょうだいたちが「そのベッドでねむってみたいなあ」といいますが、「だめ、だめ」と誰にもつかわせようとしません。 
ところがある日、大事なベッドがなくなってしまいます。 
さんざん探して、とうとうベッドを見つけたそらまめくんは・・・? 

ホントにふわふわ?「そらまめくんのベッド」をのぞいてみよう

絵本ナビスタッフの5歳の子どもが通う保育園では、毎年5月~6月に、そらまめの皮むき体験を取り入れているそうです。
そらまめは茹でたり焼いたりしておやつにするんですって。おいしそう!

 

「あ、これ、そらまめだよね」「早くやろうよ!」
先生たちがそらまめを運んでくると、張り切ってそばに寄ってくる子どもたち。
「できるかな…?」ちょっとドキドキの子もいますよ。

異年齢保育をしているこの保育園では、年少から年長までの子どもたちが同じ部屋で一緒に生活しています。
「むき方、こうやるんだよ、ここを少し押してね」
年長クラスの子が、まず先にお手本。
初めてそらまめを触る年少の子どもたちにアドバイスする姿は、なんともほほえましい!

 

そしてはじまった途端、みんな真剣にむきむき。

「わぁ、ほんとにふわふわのベッドだ!」

 

1人の子が、絵本「そらまめくんのベッド」を思い出して声を上げると、あちこちで歓声があがりました。
「ほかのおまめさんのベッドより大きいね」
「ピーナッツくんのベッドはかたいけど、そらまめくんのはやっぱりふわふわだ!」

「小さいそらまめもあるんだね」「この豆、頭の黒い筋がすごく大きい」
同じさやでも豆の大きさが違うこと、そらまめの特徴を見つけていく子も。
小さな発見、子どもの観察力って、なんだかすごい。
3箱もあったそらまめは、あっという間に全部きれいにむけました!

 

この日のお昼寝前の絵本はもちろん「そらまめくんのベッド」。
紙芝居は「おとうふさんとそらまめさん」。
たっぷりと「旬」の遊びを楽しんだ子どもたち、おやつはみんなでむいたそらまめをゆでて、おいしく味わったそうですよ!

 

しばらく教室には、「そらまめくんのベッド」が飾ってありました。

旬のそらまめと大好きなそらまめくんの絵本をつかった遊び。
皮むきなら、忙しいご家庭でも、食事づくりの合間に気軽に楽しめちゃいそうです!
ぜひ親子でほんものの「そらまめくんのベッド」、さわってみてくださいね。
 

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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