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防災、災害時、停電中でも電気が使える 蓄電池、太陽光発電って?

地震や台風、落雷、あるいは施設の故障などで突然起きる停電。

すぐに復旧すればいいのですが、長引いてしまうと生活に大きな支障が出てしまいます。

普段からどのような備えをしておけば安心でしょうか。

 

危機管理教育研究所の国崎信江さんにお話をうかがいながら、防災をかねて太陽光発電をかしこく利用するためにはどうしたらいいのかを考えてみました。

停電がおきると・・・家庭ではどうなる?

停電が起きるとどうなるでしょうか。

 

照明はもちろん冷蔵庫や洗濯機などの家電は使えなくなってしまいます。テレビやラジオもつけられない上に、スマホの充電が切れてしまうと連絡やネットの情報入手も困難になります。調乳している赤ちゃんがいる家庭では、電気もガスも止まってしまうとミルクを溶くお湯が沸かせなかったり、哺乳瓶の消毒ができなかったりします。

 

意外なところでトイレ。断水していなくても洗浄レバーがないリモコン式トイレの場合、手動で流す方法を知らないと困ることがあります(メーカーによって異なります)。

日常生活では意外なものが電気で動いていることも。普段から「もしも」に備えるには?

「今、生活のほとんどが電気にゆだねられているので、生活への支障は大きくなると思います。照明等の電気設備は使えませんし、暖房や冷房が使えず体調を崩してしまうこともありえます。在宅人工呼吸器などの医療機器を装着している方は生命の危機にさらされることも。通常は予備バッテリーがありますが、それも限りがあるので心配です」(国崎さん)

一部には、電気の復旧はライフラインの中では比較的早く数日〜1週間という情報もありますが⋯⋯。

「発生から数日で復旧する地域もあれば取り残されるように長期間停電で苦しむ場合もあります。2019年9月に千葉県を直撃した台風15号による停電では復旧に3週間以上かかった地域もありましたし、北海道のほぼ全域にわたる“ブラックアウト(大規模停電)”が発生した2018年の北海道胆振東部地震でもすべて解消するのに1ヶ月かかりました」(国崎さん)

太陽光発電があると災害時も発電ができる

夜間や雨の時に使うためには蓄電池との併用が必要

長引く停電、不安ですね。

国崎さんによれば、2019年の台風15号以降、太陽光発電の設備と蓄電池のセットが売れているそうです。

「電池や固形燃料は備蓄していても使えばいずれなくなってしまいますが、太陽光で発電できるのであれば非常に心強い。さらに、晴れの日に発電した電気を貯めておくことができる蓄電池があれば、夜間や悪天候の日も電気が使えます。停電の備えとしてとても安心ですね」

今は発電&蓄電もAIで管理!

太陽光で発電した電気をためておける蓄電池。災害時にもしっかりと役立てたいですよね。

停電のときに充電が足りていなかった⋯⋯なんてことにならないよう、今は発電、蓄電状況をAIが分析して最適な状態に管理してくれるサービスがあります。そのひとつが「ちくでんエコめがね」です。

ちくでんエコめがね イメージ図

 

「ちくでんエコめがね」にはユーザーの発電量や消費電力量、日射量データをAIで分析し電気代を抑える支援をする電気抑制機能や、気象警報に連動した蓄電池制御機能があります。

蓄電池制御機能では、大雨(土砂災害、浸水害)、洪水、暴風、暴風雪、大雪、波浪、高潮の「特別警報」および「警報」が発令された場合、蓄電池を制御して最優先で充電を開始し、継続的に充電を行うことで満充電を維持してくれます。したがって停電が起きたときはフル充電の蓄電池を活用できることになります。

 

太陽光発電と蓄電池を導入する際、こうしたサービスを活用すると安心感が高まります。

地震や台風の時に家庭で蓄電池を導入していると⋯⋯

2019年9月18日、総務省消防庁は、台風15号が千葉県を直撃した9月9日から15日までの1週間で、同県の熱中症による救急搬送者は498人にも上り、全国最多だったと発表しました。うち2人が死亡したほか、重症者は6人、中等症者は201人もいたそうです。長引く停電の影響とみられ、前週(2~8日)の約3倍に。


こうした二次災害を防ぐために被災者の健康維持は重要な課題です。その一助となるのが太陽光発電と蓄電池。夜間でも扇風機やエアコンが使えて熱中症対策になりますし、逆に寒い季節でも電気があればお湯が沸かせてあたたかいご飯が食べられ、電気ストーブも使用できます。被災者の健康維持に役立てることができるでしょう。
※蓄電池の種類によっては、エアコンの電圧の仕様が200Vだと使えませんのでご注意ください。

普段の生活での災害に対する備え

災害のない平時からの備え

災害に備えるためには、平時から太陽光発電を含めさまざまな電源を確保しておくと安心です。

「太陽光を利用するものとしては屋根に設置する太陽光発電設備だけでなく、簡単に設置できるガーデンソーラーライトや、丸めて持ち運びができるソーラーパネル、モバイルバッテリーにソーラーチャージャーが付いた製品や、ノートパソコンも充電できるソーラーチャージャーなどさまざまあります。

我が家ではガーデンソーラーライトを庭に差して夜間の照明を確保し、災害が起きたときには庭から抜いて家の中でランタン代わりに使うつもりです。カーポートの上にソーラーパネルを設置することも計画中。他に小型発電機も用意していますし、災害時に電源供給ができる電気自動車に切り替えることも考えています」(国崎さん)

発電できる装置をいくつか備えておけば、どれかが使えなくなってしまったときも慌てずに済みますね。

万が一、電気が使えなくなってしまったときのため、どんな備えが必要かを家族で話し合ってみるのも◎

売電収入を家計の助けに

太陽光発電装置により発電した電気は、平時は家庭で使うことができるので電気代の節約になります。

 

家庭で使いきれなかった余剰の電気は「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)」により電力会社が一定価格で一定期間買い取ってくれます。 住宅用太陽光発電であれば10年間一定価格で買い取ってくれるので、家計の助けになりますね。

 

余剰電力買取制度は2009年11月に開始したため、2019年11月以降、ユーザーは順次買取期間が満了となり、いわゆる「卒FIT」となりますが、卒FIT後も余剰の電気を高価格で買い取ってくれる「ユアプレミアム」などのサービスがあります。

お話をうかがったのは・・・

 

国崎信江(くにざき・のぶえ)さん

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性や生活者の視点で家庭や企業の防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員会」委員、内閣府「防災スペシャリスト養成企画検討会」委員、東京都「震災復興検討会議」委員などを務めるほか、講演活動、執筆活動、テレビ番組出演などで情報提供を行う。また、国内・海外の被災地で支援活動も行う。

太陽光発電をかしこく利用するためのおすすめプラン【ユアプレミアム】

卒FITユーザー対象者は1年間20円/kWhで電気の買取サービスが受けられる

前述のように、固定価格買取制度は10年間で買取期間は満了となります。契約が自動継続となっている卒FITは、そのまま各大手電力会社に売電されますが、グッと買取価格が下がってしまいます。

 

例えば東京電力であれば、

FIT終了後は、48円/kWh(税込) 8.5円/kWh(税込) になり、約40円/kWh売電単価が下がります。

そこでおすすめなのが自分の希望に合う買取メニューのある事業者と新たに契約すること。

 

たとえば、2021年1月31日までに卒FITを迎える方を対象とした「ユアプレミアム」なら、

ユアサ商事取扱いの蓄電池とちくでんエコめがねを購入し、2020年9月30日までに申込みをすると、全国(沖縄電力管内・離島を除く)一律20円/kWh(税込)と高価格で買い取ってくれます(開始月を1ヶ月目とする12ヶ月後の検針月まで)。

 

これなら卒FIT後もお得に売電できますね!

ユアプレミアムを上手に使えば家計もお得に!

AI機能(天気予報連動・警報連動)が使用可能になる!

しかも、「ちくでんエコめがね」を利用すると、

スマートフォンやタブレットから簡単に太陽光発電の自家利用状況等を確認できるほか、AI機能「あしすとさるる」によって過去の発電量、消費電力量、日射量データからAIが翌日の発電量と消費電力量を予測。

 

さらに「ちくでんエコめがね」で蓄積した5万件以上の発電量データなどを同時に活用することで予測精度を高めてユーザーの電気代抑制を支援します。

また、前述したように「特別警報」「警報」が発令された場合には、AIの蓄電池制御によって充電を開始し、停電が発生した時に蓄電池を最大限活用できるように備えます。
 

平素からメリットが大きい太陽光発電ですが、こうした先端機能を利用すればさらに経済メリットが向上し、災害対策としても安心感がいっそうアップしますね。

卒FIT後も「ユアプレミアム」などのサービスを使って、太陽光発電を長く活用していきましょう。

提供:ユアサ商事

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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