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子どもの6割以上が「野菜好き」!野菜ランキング<子ども編>外出自粛期間以降に家庭菜園デビュー増加も

タキイ種苗株式会社が実施した「2020年度 野菜と家庭菜園に関する調査」(調査期間 2020 .7.18 7.21)では、子どもの6割以上が「野菜好き」!、そして家庭菜園を実施中の 人のうち「外出自粛期間以降に始めた」人が約3割 、継続意向も9割以上という結果がでています。


全国の20歳以上の男女600人(農業関連従事者、食料/飲料(酒類除くの卸売・小売業従事者 除く)を対象に、タキイ種苗株式会社が、「野菜」にまつわるイメージ評価や、野菜作り(家庭菜園/ベランダ菜園)の関心度、実践状況 、また、コロナ禍にある今年ならではの項目等について調査(インターネット調査)した興味深いデータをご紹介します。

 

野菜ランキング<子ども編>

子どもの6割以上が「野菜好き」!

12歳以下の子どもがいる家庭に「子どもの野菜の好き嫌い」を尋ねたところ、野菜が「大好き」(13.1%)、「どちらかといえば好き」(51.4%)を合わせて64.5%となり、子どもの6以上が「野菜好き」であることが分かりました。

「子どもが好きな野菜」は「トマト」が9年連続で1位!
大人にも子どもにも愛される「じゃがいも」

子どもが好きな野菜は、「トマト」(52.3%)が9年連続の1位となりました。2位「じゃがいも」(50.9%)は、大人・子ども両方のランキングでトップ3に入り、世代を問わない人気を示しました。3位は「とうもろこし」(48.6%)で、昨年から続いてトップ3に入り、根強い人気を見せました。
子どものランキングでは、「とうもろこし」、「さつまいも」(4位、48.1%)、「スイカ」(5位、41.1%)、「メロン」(同、41.1%)、「かぼちゃ」(8位、40.2%)など、甘みのある野菜が多くトップ10入りしています。
1位「トマト」が好きな理由は、「おいしいから」(89.5%)、「食べやすいから」「手に入りやすいから」(ともに21.1%)となり、子どもたちが日常的によく食べている様子が分かります。
 

「子どもが嫌いな野菜」1位は「ゴーヤ」。「嫌いな野菜がない」子どもは約2割

子どもが嫌いな野菜は、1位「ゴーヤ」(35.5%)、2位「とうがらし」(32.7%)、3位「ピーマン」(27.6%)となりました。「ゴーヤ」は大人・子ども両方のランキングでトップ3に入っています。
子どもの「好きな野菜」トップ10のうち、「トマト」(18.2%)だけが「嫌いな野菜」でも10位にランクインしています。
「ゴーヤ」が嫌いな理由としては、「味が苦手」(95.0%)、「匂いが苦手」(50.0%)が多く挙げられ、苦味や独特のにおいに苦手意識を持つ子どもが多いようです。
また、大人のランキングでトップ10入りした「カリフラワー」「そら豆」「ズッキーニ」に代わり、子どものランキングでは「ピーマン」「ししとう」「なす」がトップ10に入っています。
一方、「嫌いな野菜は特にない」子どもは19.2%と、昨年の15.9%から3.3ポイント増加し子どもの2割は「嫌いな野菜がない」との回答が得られました。

2020年の食事・野菜摂取における変化

85.5%が「外出自粛期間中の食生活の変化を実感」

コロナ禍の外出自粛期間中、またはその期間を経て「食生活に変化があった」と感じている人は85.5%にも上ることが分かりました。
具体的な変化としては、「外食の頻度が減った・外食をしなくなった」(76.0%)、「調理頻度が増えた」(49.0%)、「生鮮食料品を買う量が増えた」(46.2%)、「家族の在宅などにより、作る量が増えた」(45.8%)、「栄養に気をつかうようになった」(42.3%)など、在宅機会が増えることで自炊機会が増え、買い物の内容や栄養への配慮に変化があったという回答が多く得られました。

料理「こだわり派」33.5%、「時短派」66.5%

料理を「時間をかけ、こだわりたいと思う=こだわり派」か、「味よりも時短を優先する=時短派」かを尋ねたところ、「こだわり派」は33.5%、「時短派」は66.5%の割合となりました。
また、外出自粛期間中の食生活の変化で「調理頻度が増えた」人の方が、料理に対して「こだわり派」が多い傾向があることも分かりました。「調理頻度が増えた人の“こだわり派”」が37.6%であるのに対して、「増えていない人の“こだわり派”」は28.5%となり、差があることが分かります。調理頻度が増えることで「時間をかけ、こだわりの料理を作りたい」と感じる人が多いのかもしれません。

2020年の家庭菜園【ニューノーマル×野菜習慣】

3割が「外出自粛期間以降」に家庭菜園をスタート。ほぼ全員が「今後も継続したい」!

現在家庭菜園を行っている人が家庭菜園を始めた時期として、約3割(29.6%)は「外出自粛期間以降」(2020 年3 月以降)となりました。在宅時間が増えたことも影響していると考えられます。また、1 年以上継続している人(2019 年8 月以前の合計)は64.8%と、6 割以上となりました。
現在家庭菜園を行っている人で、「今後も継続したい」と考えている人は96.2%にものぼり、継続したいと考えている人がほとんどであることが分かりました。

「 家庭菜園は 趣味」 として 始め 、継続する人が半数以上

「家庭菜園を始めた理由」では、「趣味として楽しむため」 (56.0%)が 1位となりました 。 2位 は 「新鮮な野菜を
食べるため」( 43.7%)、 3位は「家計の節約のため」( 29.0% )が続きました。 「家庭菜園で野菜を育てている(育てていた)理由」でも 、 トップ3は同項目となりました。
家庭菜園を始めた理由と、野菜を育てている(育てていた)理由を比較すると、「新鮮な野菜を食べるため」43.7%→48.0% ※4.3ポイント増) は、実際に育ててみてから実感することが多いようです。 「家計の節約のため」 は、特に30代女性( 45.8%→45.8%)が全体より特に割合が高く、 節約意識の高さがうかがえます。
また、コロナ禍の今年ならではの理由として考えられる 、「自宅で過ごす時間が増えたため」(7.0%)が 家庭菜園を始めた理由の 9位となりました 。

家庭菜園について

2人に 1人が 「家庭菜園の経験あり」。未経験者も3割が「家庭菜園をやってみたい」!

「現在、家庭菜園で野菜を作 っている」 (自宅の庭や畑、市民農場と、ベランダや室内で野菜を作っている人の合計)は26.5%で、「過去に経験がある」( 23.5% と合わせて 50.0%となり、家庭菜園の経験者は半数に達しました。 また、 家庭菜園 未経験で 、 「家庭菜園で野菜を作ってみたい」と考えている人は 31.2%と 、約3割の人が家庭菜園を始めることに意欲を持っているようです 。

7割が 「親子で野菜づくり 」

家庭菜園経験者で12歳以下の子どものいる方に聞いたところ、「家庭菜園に子どもが関わっている」との回答は69.6%にのぼりました。約 7 割 の家庭で、親子が一緒に家庭菜園に取り組んでいる ことが分かりました。
「自分よりも積極的にかかわっている」(12.2%)、「自分ほどではないが積極的に関わっている」( 26.5%)より、約4割( 38.7%)の子どもが積極的に 家庭菜園に参加している様子が分かる結果となりました。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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