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子どもの成長を促す教育方法は?課題や大切なポイントも解説

近年の子どもは、他者とのコミュニケーションが苦手な子どもが増え、運動能力が低下している傾向が見られます。そのなかで、子どもの成長を促せる教育方法やポイントについて、気になっている方もいるのではないでしょうか。

 

本記事では、子どもの成長を促せる教育方法、子どもの成長に関する現状と課題、教育における大切なポイントなどを解説します。

子どもの成長に関する現状と教育的な課題

近年は、基本的な生活習慣や態度が身についていない子ども、他者とのコミュニケーションが苦手な子どもの増加などが課題として指摘されています。子どもの成長に関する現状と課題について詳しく解説します。

子どもの成長の現状

近年の子どもの成長の現状として、以下のものがあります。

 

・基本的な生活習慣が身についていない

・他者との関わりが苦手、関わる態度が身についていない

・自制心ややり抜く力、集中力、規則を守る意識が十分に備わっていない

・運動能力の低下

・情報過多の社会の中で、受け身の学習になっている

・核家族化が進み、子ども同士の関わり合いが減っている

・自然に触れ合える遊び場が減り、室内遊びが増えている

子どもの教育に関する課題

近年では、核家族化が進み、共働き世帯も増えている現状から、親と子どもが一緒に遊ぶ、一緒に食事をする時間が減っています。そして、親は子育てと仕事に追われ、子育てによる生き甲斐よりもストレスを感じやすくなっているようです。

 

今後は両親やその親族のみに子育てを任せるのではなく、親が子育てを楽しく生き甲斐のあるものと感じられるような支援体制が必要であると言われています。子育てに必要な支援を受ける過程で、子どもが地域社会と関わる機会を増やしていくことも大切です。

子どもの成長を促す教育で大切なポイント

子どもの成長を促す教育にはいくつかポイントがあります。簡単にできる内容もあるので、ご家庭で取り入れてみてはいかがでしょうか。

他人と関わる機会を増やす

子どもが家族以外の他人と関わることは、相手の気持ちを考えて行動や発言するような、心の成長につながります。幼稚園や保育所の先生と友達、近所の住民、公園で出会った人、祖父母や親戚のように、日々出会う他人は数多くいます。

 

大人は他人と関わる子どもをできるだけ見守り、その中で状況に合わせて褒めたり叱ったりします。ときには励まし、悩みを聞く場面も出てくるでしょう。さりげなくサポートしながら、他人と関わるきっかけを作ることも大切です。

自然と触れ合える機会を作る

自然との触れ合いは、子どもの感性を刺激し、もっと知りたいという好奇心を抱いたり、感動したりする体験が得られるでしょう。そして、自然も生命のひとつであると学び、植物や野菜の栽培では自分で育てることの喜びも学びます。

 

植物や野菜を育てる過程では、「どうやったらうまく育つのだろう」と考え、行動する力が身につきます。一人の力ではできないことも、他人と協力したり、大人に聞いて挑戦したりする過程でコミュニケーション能力が向上するでしょう。

体を動かす運動・外遊びも取り入れる

体を動かす遊びや外遊びは、いくつかのメリットがあります。

 

・体力、持久力が向上する

・脳が活性化される

・社会性が身につく

・想像力が発達する

・危険を察知する能力が身につく

 

幼児期の教育は遊びを楽しみながら、成長していきます。

 

外遊びでは自然での遊びを取り入れると、想像力も発達していきます。また、遊びのなかで他人と関わることで、協調性や社会性を学びます。思いっきり走り回り転んでけがをすると、何が危険かも判断できるようになるでしょう。

 

また、体を動かす運動や外遊びはストレス解消にもなり、精神面の安定にもつながります。

子どもの年齢・成長に合わせた教育をする

遊びは子どもの発達段階に合わせて選びましょう。楽しみながら遊べるだけでなく、体や心の発達を促し、「自分でできた」という成功体験や遊びへの意欲にもつながります。

 

また、子どもの成長には個人差がありますが、お子さんの成長発達に合った遊びを取り入れることに加え、楽しみながらルールや他人との関り方も学べるとより効果的です。

子どもの成長を促す教育方法

子どもの成長を促す方法とおすすめの絵本を合わせて紹介しているので、日々の遊びの参考にしてください。

体験活動・遊び

子どもが何かを体験する場合は、遊びを通して体験します。自然と触れ合う体験活動では、脳が刺激され、学習意欲や理解力、社会性、コミュニケーション能力を身につけていきます。

 

最近ではゲームやテレビなどを使った室内遊びが増えていますが、ときには自然と触れ合う体験活動や遊びを取り入れてはいかがでしょうか。

 

また、季節の行事を楽しむ方法もあります。お正月やひな祭り、端午の節句、七夕など、日本の伝統文化を体験するきっかけにもなり、家族や親戚と体験すると、他者との関わり方を学べる機会にもなるでしょう。

 

家族や友達と一緒に楽しめる下記の絵本もおすすめです。

おえかきしりとり

おえかきしりとり

『おえかきしりとり』は、数ある絵本の中でもとても珍しい、作者が「4人」いる絵本です。

 

本編では、4人が実際に順番に絵を描いてつなげていったしりとりが、何ページにもわたって繰り広げられていきますが、読者はその絵が何なのかを当てながら、4人が行ったしりとりを追体験する、という構成で絵本は進んでいくのです。

一筋縄ではいかぬよう、だんだんと難易度が上がっていくしりとりの絵はひっかけも多く用意されていますが、たとえその絵がわからなくても、前後の絵が何なのかを当てることで、最初と最後の字がわかるため、そこをヒントに類推することも可能です。

しりとりのルールを逆手に取った、驚きの展開が、物語のクライマックスで登場するのです。

 

しりとりそのものにも、ことば遊びとしての知育要素がありますが、それに加えて、本書は、新たな言葉を知る喜びや、「絵を見て答えを考える」という想像力が培われ、考える力も育まれる内容になっています。

子どものみならず、大人にもぜひ読んでいただきたい一冊です。

知育玩具・知育教材

手軽に子どもの成長を促す教育方法として、知育玩具や知育教材もおすすめです。

 

知育玩具では、楽しみながらさまざまな能力を身につけていきます。「教育」だけを意識すると子どもが楽しめない可能性もあるため、あくまでも「子どもが楽しめるもの」を優先して考えましょう。

 

以下の要素も考慮しつつ、楽しみながら学べるものを選びましょう。

 

・成長発達に合っている

・達成感が感じられる

・途中で飽きない

・子どもが一人でもできる

 

子どもの考える力を身につけるための絵本として、以下の二冊もおすすめです。

こどもかいぎ

こどもかいぎ

スーツを着た子どもたちが集まって「こどもかいぎ」が始まります。

今日の議題は“怒られたときはどうしたらいいか”。

それぞれが思う、こうしたらいいという意見を出し合いますが、

話は違う方向へ逸れていき…。



子どもも大人も共感! 真剣に意見する子どもたちが可愛い絵本です。

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

実はキリンはほとんど声を出さないことがわかっている。
でも、なんで声を出さないのかはわかっていない。

なんでだろう? 他の動物も人間も、声を使っていろんなことを伝えているのに、なんでキリンは声を出さないんだろう? もしかして、あのツノからメッセージをだしてるのかな? ポーズで気持ちを伝えているのかな?

世界には、わかっているようでわかっていないことがいっぱい。「わからない」を「わかった!」にする第一歩は、「もしかして〇〇だから?」と自由な発想で仮説を立て、検証することから始まります。

習い事

子どもの「やってみたい」気持ちを尊重できる習い事も、成長を促す教育のひとつです。習い事には以下のメリットがあります。

 

・普段の生活以外の刺激で、心身ともに成長する

・多くの経験から、視野が広がる

・社会性を学べる場所が増える

・能力が身につく

・成功体験ができる

 

教育を促す習い事としては、スイミングやピアノ、英会話、そろばんなどがあります。子どもの希望する習い事があれば、通わせてみることを検討してみましょう。

 

また、習い事を始める前段階として、絵本から子どもの「やってみたい」を探してみるのもおすすめです。

0~5才 すてきなピアノえほん

0~5才 すてきなピアノえほん

はじめてのピアノ遊びにぴったり♪お子さまがピアノ大好きになる工夫がいっぱい!

定番の童謡から人気のクラシックまで、ピアノでひきたい人気曲ばかり20曲収録。
音色変更ボタンで、ピアノ、クラリネット、てっきん、ドレミモードの4つの音色を楽しむことができます♪
鍵盤を押すとライトがキラキラ光る、ステキなかわいいピアノの絵本。
楽譜には鍵盤と対応した音階マークがついているので、楽譜が苦手なママでも大丈夫!
お子さまの成長に合わせて、おうちの方がひいてあげたり、ミニピアノとしてひいたり、長く楽しめます。

充実の20曲♪
●ていばんのどうよう
チューリップ/メリーさんのひつじ/むすんでひらいて/ぶん ぶん ぶん/ロンドンばし
/きらきらぼし/おおきなくりのきのしたで/もりのくまさん
●きせつ・イベントのおうた
はるがきた/うみ/どんぐりころころ/ジングルベル/ハッピー・バースデイ
●にんきのおうた
となりのトトロ/ねこふんじゃった/ドレミのうた/ほしにねがいを
●やさしいクラシック
シューベルトのこもりうた/エリーゼのために/ジュピター(もくせい)

すきなこと にがてなこと

すきなこと にがてなこと

ぼくはスポーツがだいすきだけど、みんなの前で発表するのはにがて。そんなときはりんちゃんがいっしょに発表してくれる。でも、りんちゃんは動物がにがて。そんなときはけんちゃんがてつだってくれる。けんちゃんはうたうのがにがてだけど、ソフィアちゃんのそばでうたえば大丈夫……
そんな風にしてクラスの友だち、家族、町の人や、世界じゅうの人とも、「ぼく」はつながっています。
誰にでも好きなこともあれば、苦手なこともある。それぞれに違っているからこそ、人々が支えあい、つながりあうことができます。「にがてなこと」があっていい。多様な人々が共生をめざすこれからの社会を生きる子どもたちに、自分を認め他者を認め、支えあうことの素敵さを伝える絵本です。

子どもの成長を促す教育の注意点

子どもの成長を促す教育のポイントや方法を紹介しましたが、以下に解説する注意点も意識してみてください。

子どもの成長・発達には差があることを理解する

子どもの成長・発達には個人差があります。遊びを通して学びを深めていく子どもが物事を理解していくペースは異なります。成長発達のスピードの違いはお子さんの個性として考えましょう。

 

大切なのはお子さんが、日々どのように成長しているかです。周りの子と比べるのではなく、昨日のお子さんと比べ、できるようになったことや新しく得た知識をしっかり褒めましょう。親に褒められ、認められたと感じたお子さんは、のびのびと成長していきます。

無理強いはしないようにする

成長を促す教育であるものの、無理強いしては子どもが楽しめない場合があり注意が必要です。子どもが楽しみながら、意欲的に取り組めるものを基本とし、子どもが「やりたい」と思えるよう見守りましょう。

 

また、玩具の使い方や遊びのルールなど、正しい方法を教えたくなりますが、まずは見守ります。

 

子どもは失敗や成功を繰り返しながら、考える力を身につけるため、つい口出ししたくなるときもありますが、子どもの考えを尊重しましょう。ただし、ケガにつながるような危険な行動は、助言やサポートが必要です。

子どもの成長につながる教育を取り入れよう

子どもの成長を促すためには、遊びを取り入れましょう。とくに他人や自然と触れ合い、外で体を動かす遊びがおすすめです。また、体験活動や遊び、知育玩具、習い事を通して楽しみながら成長を促していきましょう。

 

ほかの子と成長を比べず、お子さんの興味があるものを取り入れると、より成長につながりやすくなります。楽しく成長を促せるようサポートしていきましょう。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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