磯崎編集長出演! bayfm『田中美里 Sompo Japan presents Morning Cruisin’』 12/16放送で紹介されたクリスマス絵本は…?
2023年のクリスマスにも呼んでいただきました!
「リボンをかけて。
心を込めて。
クリスマスのプレゼントに絵本はいかがですか?」
こんな素敵な声とフレーズで始まる、女優の田中美里さんがパーソナリティを務めるラジオ損保ジャパン日本興亜presents MORNING CRUISIN'(bayfm)。
「もうすっかりおなじみ、絵本情報サイト絵本ナビの磯崎編集長をスタジオにお招きして、今年のおすすめのクリスマス絵本をご紹介いただきます」
そうなのです。今回はスタジオにお邪魔し、直接田中美里さんとお話しながらの収録となりました。ドキドキしながらも、すでに9回目の出演となるので息もぴったり!? とても楽しい絵本紹介の時間となりました。
2023年に発売されたばかりのクリスマスの絵本から、今年のおすすめ絵本、そして田中美里さんによる絵本の朗読も。その内容は…?
プレゼントを届けるサンタさん、実はとっても大変…!?
「額縁に飾りたくなるような素敵な絵が魅力! どんな方法でサンタクロースが家に入るのか、色々考えてみたくなるような絵本ですね」と田中美里さんもすっかり気に入ってしまった絵本がこちら。
サンタさんは どうやって えんとつを おりるの?
サンタさんは体が大きいのに、
どうやってえんとつをおりるの?
ベルトをぎゅっとしめるの?
それとも、ねずみくらい小さくなるの?
それとも、びょーんとのびて、
足から中に入るの?
えんとつのない家にはどうやって入るんだろう?
ぺたんこになって、ドアの下から、入ってくるの?
水道の蛇口から、にゅるっと出てくる?
だれもがいちどは不思議に思ったことがある、
サンタさんの永遠のナゾを
大人気絵本作家バーネットとクラッセンが、
とびきりゆかいな絵本にしました。
読み聞かせでも大爆笑まちがいなし!
本当に起こるかもしれない!?そんな夢を見せてくれる絵本
2冊目はこちら。「クリスマスに雪が降るか降らないかって、大事! 子どものころ、雪降らないかなあと窓の外を眺めていたことを思い出しました」と田中美里さん。
クリスマスに ゆきが ふりますように
「ゆき ふらないかなあ……」
雪のふらないクリスマスなんて、プレゼントのないクリスマスみたい。そう言って窓の外を眺めていたリュシーと弟のユリスに、パパがリボンのついた箱を持ってきます。アイスランドのおばあさんからプレゼントです。
「わあ、すごーい! スノードームだ!」
スノードームの中には小さなおうち。自分たちの家そっくりです。その夜、なかなか眠れなかったリュシーは、枕元に置いたスノードームをふってみます。すると、冷たくて、羽よりも軽いものがほっぺにまいおりてきたのです。これってもしかして……?
雪に憧れるきょうだい、リュシーとユリスに訪れたクリスマス前日の不思議なできごとを描くこの絵本。まっしろな雪景色になったお部屋の素敵なこと! 階段でソリ遊び、キッチンでは雪のアイス、リビングで雪合戦。子どもたちの想像はどこまでも広がります。おさえた色味の中で効果的に浮かび上がる赤、丁寧でリアルな描写だけれど、どこまでもファンタジックな世界。『すなのたね』の作者シビル・ドラクロワが、今度はクリスマスをテーマにした絵本で、子どもの小さな願いごとに寄りそってくれています。今回も翻訳は石津ちひろさんです。
クリスマスを楽しみに待つ子どもたちみんなに、素敵な夜が訪れますように。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
とんでもないサンタなのに…魅力的!?
3冊目は田中美里さんの朗読から!今回はしっとりした雰囲気とは全くちがう、とってもユニークな内容を迫力たっぷりに読んでくださっています。その絵本はこちら。大いに盛り上がりました。
うらがえしサンタ
今夜はクリスマス・イブ。
「しまった、ねぼうした!」
あわてて飛び起きたのはサンタさん。あんまりあわてて、あれあれ、服が裏返し。そうしたら、サンタさんがなんと……うらがえしサンタになっちゃった!
この「うらがえしサンタ」、ソリには乗らない、えんとつからも入らない、プレゼント配りは適当な上に口が悪い!? とんでもないのです。こんなに怒ってて、エラそうなサンタがきたら、さぞかし子どもたちも悲しんでいるだろうと思いきや。
「うわあ、サンタさんだ」
なぜだか、子どもたちからは大人気。クリスマスパーティーにまでお呼ばれしちゃって。サンタさんと言えば、いつもニコニコ、誰にでも優しいイメージなんじゃあないの? 不思議なこともあるものです。でも意外と本音をもらす大人には、かえって親しみがわくものなのかもしれませんよね。
思いもつかない設定で、いつも驚かせてくれる苅田澄子さんの文章に、期待以上の表情で笑わせてくれる高畠那生さんの絵の組み合わせ。世にも珍しい変わりものサンタが巻き起こす、ゆかいで痛快なお話です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
子どもの信じる強さを感じる絵本
4冊目は、2023年を振り返って、印象的だった絵本は?という質問。一冊選ぶのは難しいのですが、今の気持ちにぴったりくるなあと選んだ絵本がこちら。「大人になると物事を複雑に捉えていくようになっていくけど、そんな時にシンプルな言葉を提示してくれるのが絵本なんですね」という感想がとても印象的でした。
いつかきっと
「どうってことないから、気にしないで」
「どうしようもないことさ」
「やってもむだだね」
みんなは言う。でも、やってみなくちゃわからないし、できることだってあるはずだ。とっても小さいものが大きいものを動かすことだって、あるんだよ。
「ほんとにかなしいね」
怖いし、どうしていいかわらないし、腹も立つ。でも、ほんの少しの希望があったとしたら、持ち続けた方がいい。友だちだって助けてくれる。うまくいかなかったとしても、またやり直すんだ。なんどでも、なんどでも。やがて……。
ジョー・バイデン大統領の就任式で自作の詩「わたしたちの登る丘」を朗読した詩人アマンダ・ゴーマンと、コルデコット賞を受賞したイラストレーターのクリスチャン・ロビンソンが生み出した絵本に込められているのは、時代を超えた希望のメッセージ。
小さな男の子の信念が、まわりを少しずつ変えていく力となっていく。私たちが今感じている嘆きやあきらめ、孤独や無力感。そういうものに、ゆっくりとじわじわ、でもしっかりと言葉が響いてくるのです。そのささやかで揺るぎない行動に、心を動かされるのです。どうかこの絵本が、子どもたちの、そして多くの大人たちの「勇気」となっていきますように。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
リアルなカードやアドベントカレンダーが封筒のページに!
最後にご紹介するのは、可愛い可愛いこんなしかけ絵本。
パディントンのクリスマスの手紙
ロンドンのウィンザー・ガーデンズ32番地のブラウン一家と暮らす、クマのパディントン。クリスマスが近づき、ペルーにいるルーシーおばさんやサンタさんに手紙を書きます。リアルなカードやアドベントカレンダーが封筒のページに入っています。
番組のサイト内でも、この日に登場した絵本を紹介してくださる予定です。こちらもご覧になってみてくださいね。
絵本ナビのクリスマス2023
番組内でもしっかりとご紹介してくださった「絵本ナビのクリスマス2023」。今年もおすすめ絵本やグッズ、ギフトにおすすめのセットなどクリスマスのプレゼントにおすすめの商品をたくさんおすすめしています。こちらもチェックしてみてくださいね。
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