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【お知らせ】「Felice」(フリーペーパー)9月号にイソザキ編集長の記事が掲載!

第3回となる今回は、「仕事をしていることをお母さんの長所に」です。

「子どもがいたからこそ道が定まった」という絵本ナビ編集長イソザキ。子どもももつ女性が仕事をする環境もだいぶ改善されてきてはいるものの、未だマイナスのイメージはぬぐえない日本の職場環境はあります。10年前に編集長イソザキは、そのこと自体をプラスにとらえ、「『仕事をしていること』をお母さんの長所にしよう」と考えたそうです。

 

フリーペーパー「Felice」(フェリーチェ)7月号から9月号と3回にわたって、絵本ナビ編集長イソザキの記事が掲載されています。「Felice」は、住友生命発行のライフデザイナー(営業職員)が主にキャリア女性を対象に配布している情報誌。様々な世界で活躍中の働く女性を取り上げた新連載「今の私をつくるもの」にイソザキが紹介されています。

 

【過去の連載タイトル】

第1回 偶然だった絵本の仕事との出会い

第2回 どんな仕事も続けることで、必ず何かにつながっていく

Felice(フェリーチェ)の新連載「今の私をつくるもの」から第3回(最終回)
Felice(フェリーチェ)はイタリア語で「幸せ」という意味

「Felice(フェリーチェ) vol.122  2017年7月号」  

「Felice(フェリーチェ) vol.123  2017年8月号」 

発行:住友生命保険相互会社 / 制作:株式会社スタジオアーク

イソザキ編集長が影響された絵本と著書

ルピナスさん

毅然とし、凛とした美しい生き方

 

読むたびに、読後感が変わる作品です。
ルピナスは、日本で昇藤といわれているとおり、綺麗な花びらが、すっくと天に向かい、毅然とした姿で生えているお花です。ルピナスさんの生き方も、花と同様毅然とし、凛とした美しいものだったと思います。おじいさんの「世の中を、もっと美しくするために、なにかしてもらいたいのだよ。」の一言には、ドキリとさせられます。

幼いお子さんは、お花をたくさん咲かせた事で理解し読み終えるかもしれません。しかし、高学年から大人の方は、この台詞で必ず立ち止まるのではないでしょうか。“世の中にもっと美しさを”は、良書との出会いを導く仕事に就くことも、海外に出かけ見聞を広めつつおこなう小さな国際交流かもしれません。人が生まれてきた意味を考える時、必ず指折り忘れたくないのが、他者への行為だと思います。小さな力でおこなおう小さな行為も、そこに他者への想いがあることが、やはり美しいことだと思います。

 

久々に読み、ルピナスさんのこのような生き方は素敵ですが、揺るぎない意思の頬を、そっと撫でる孤独という風が漂う日もあったのではないかしら、思いました。


(アダム&デヴさん 50代・ママ 男の子11歳)

ママの心に寄りそう絵本たち

子育ての頼もしいお守りに。

 

0歳子育て真っ最中の新米ママです。
めまぐるしく変わる成長を喜びながらもその早さについていくのがやっとだったり、私の育児これで良いのかな、と不安になったり。息子のことで気持ちが良い方にも悪い方にも揺れる毎日の中、この本に出会いました。
読み終えて、ひたすら、ほっ。気づかないうちにがっちり入っていたらしい肩の力が抜け、ふわっーと温かな安堵感に包まれました。

「あかちゃんと絵本たち」の章ではひたすら共感し励まされ、「ママの心に寄りそう絵本たち」では、一文一文が心の深いところにすっーと入ってきて、思わず涙がほろり。「夢中を育てる絵本たち」「子育ての味方になる絵本たち」では、まだ見ぬ子育ての大変さをのぞき見るようでドキドキしながらもたびたび笑わせられて。磯崎さんの言葉にかかればその大変さも何だか楽しみになってしまうから不思議です。

中でも一番ぐっときてしまったのは「ママスイッチ」という言葉。子どもを産んでから、いろんなニュースを見ても聞いてもあらゆる痛みが自分のことのように迫ってきて、心配事も次から次へと。いったいどうしてしまったのだろう?と思っていた私にとって「ママスイッチ」という言葉はぴたりとはまり、こんな気持ちになるのは私だけではなかったのだということに強く励まされました。

紹介本に繋がるエッセイがあまりに面白いので、ついついそちらの感想ばかり書いてしまいましたが、もちろん絵本ガイドブックとしてもかなり助けられそう。
ロングセラーから出たばかりの話題の絵本まで、子育て中に手にとりたい、お風呂、歯みがき、トイレトレーニング、おやすみの絵本や、子どもに読んであげたい保育園・幼稚園の絵本、虫、おばけ、乗り物絵本、ママが自分のために楽しむ絵本など、これ1冊でとびきりのおすすめ絵本に135冊も出会えるなんて、なんてありがたいのでしょう。さらに、ユーモラスだけれどなぜか泣けてしまうイラストも素敵なのでご注目を。

この先、子育てに奮闘しながら合間合間にお世話になるに違いない、頼もしいお守りのような1冊です。


(トモヤマネさん 30代・その他の方 )

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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