【行ってみた&やってみた】だるまをかかえて走りぬけ!挑戦者は8/27まで
「だるまをかかえて走り抜け」こんな指令と共に、唐突にリーゼント風の頭をした「だるま」が置かれていたら・・・?
一体、どういうこと?!そんな指令を見たらやらないわけいかないでしょう!というわけで、絵本ナビスタッフもチャレンジしてきましたよ♪場所は、武蔵野市立吉祥寺美術館。現在、ここでは、絵本作家の高畠那生さんの展覧会「高畠那生のなつやすみ展」が開催中なのです。是非、「だるまをかかえて走り抜け」に挑戦したい方、8月27日(日曜日)までなので、いそいで!!
やってきたのは、プロのまねきねこ集団!『だるまだ!』と『まねきねこだ!!』の秘密
もし、『だるまだ!』にまだ出会っていないとしたら、「・・・?」と「????」と頭にたくさん「はてな」が浮かんでいるかもしれないですよね?ちょっぴり解説します!『だるまだ!』とは、2015年に復刊された絵本です。遠い海の向こうからある日、だるまが、それも大量のだるまが海を渡ってやってきます。そして街はアッという間にだるまだらけに。世界中にひろがり、みんなすっかりだるまLOVEの世界に満足していたのですが、『だるまだ!』の最後のページに、今回の新刊である『まねきねこだ!!』のまねきねこ集団が、実はパラシュートで登場しているのです。
つまり、その先一体何が起きたのか謎のまま、余韻を残しておわった『だるまだ!』の待望の続編が、今回の展覧会の目玉でもある『まねきねこだ!!』。ついにまねきねこたちの目的がこの新刊で解き明かされます。とても面白いので、是非、絵本をご存じの方も、知らなかった!という方も展覧会に行ってみてくださいね。その秘密をたくさんの原画で目撃することができる、本当に貴重な体験ができます。
夏だ!だるまだ!まねきねこだ!!高畠那生さんのひみつに迫る初個展
高畠さんの絵本の魅力と創作のひみつにせまる本格的な個展は、8/27(日)まで、武蔵野市立吉祥寺美術館で開催されています!そして、もちろんご自身の絵本も、挿絵画家として児童書や絵本も描かれている高畠さんのこれまでの作品のラフスケッチや原画もたくさん展示されています!夏休み最後にピッタリの展覧会ですよ。
「高畠那生のなつやすみ展」のみどころポイント
美術館に入ってすぐのロビー右にはショップ、左には撮影スポットがあります。
ロビーには、お子さんと一緒に絵本が読める高畠さんの絵本コーナーもあります!
また、会期中は、普段見ることのできない高畠さんのアトリエでの制作風景やインタビューの動画を見ることができますよ。インタビューによると、高畠那生さんのすべての絵本は、同じ世界のどこかで起きていることを描いてるとお話されていたのがとても印象的でした。そう思って、高畠さんの絵本を見ていくと、頭の中に架空の地図ができそうですね!色鮮やかで楽しい高畠さんの絵本ですが、筆の表現にはとてもこだわりがあるそう。原画では、絵本で味わうことのできない、繊細で伸びやかな筆の動いた跡を肉眼で見ることができるので、是非見てほしいです。
もちろん、高畠さんの絵本ではお馴染みの謎の赤い線の人や、だるまなど絵の中に隠されているので、見つけてみてくださいね!
【オマケ】「高畠那生のなつやすみ展」 だるまをかかえて走り抜いたのは?
富田直美(絵本ナビ編集部)
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