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絵本ナビニュース2019

「ヒグチユウコ展 CIRCUS」@佐野美術館 11月9日から静岡県三島にて開催

©Yuko Higuchi

空想と現実を行き交う自由な発想とタッチで、作品制作のみならず絵本の刊行など幅広い活動をみせる画家ヒグチユウコさん。本展では、自身初となる大規模個展として、約20年の画業の中で描かれた500点を超える作品を公開します。ヒグチユウコさんが描く猫や少女、キノコ、この世ならぬ不思議ないきものたちが繰り広げる、楽しくもどこか切ないサーカス(CIRCUS)の世界をお楽しみください。

【見どころ ポイント1】絵本の仕事

デビュー作「ふたりのねこ」(2014年、祥伝社)から最新作「ほんやのねこ」(2018年、白泉社)まで、今まで発刊された絵本の原画が勢揃いします。

『ふたりのねこ』原画 2014年 ©Yuko Higuchi

【見どころ ポイント2】CIRCUS(サーカス)

所狭しに並んだ貴重な原画で彩られたサーカスの空間が登場します。ヒグチユウコさんが背景を担当した「カカオカー・
レーシング」(2017年、グラフィック社、今井昌代著)の立体展示や、「サーカス」にちなんだ本展描き下ろし原画などもご覧になれます。

《Circus》2018年 ©Yuko Higuchi

【見どころ ポイント3】ホラー

可愛くもどこか不穏で怖いヒグチ流ホラー作品を展示します。
女の子、かたつむり、ハサミ、瞳など・・・
様々なモチーフを駆使して怖い表現を追求するヒグチユウコさんの真骨頂を垣間見ることができます。

《鋏》2018年 ©Yuko Higuchi

【見どころ ポイント4】最近の仕事

本の装画や企業への作品提供など、最新の活動から発表された作品を紹介します。
最新作品集「ヒグチユウコ画集 CIRCUS」(2019年、グラフィック社)のための原画も展示し、ますます表現の幅を広げる作家の現在(いま)を知ることができます。

《双子》2018年 ©Yuko Higuchi

【概要】ヒグチユウコ展 CIRCUS @佐野美術館

  • 入 館 料: 一般・大学生1,000円 小・中・高校生500円
    ※土曜日は小中学生無料 ※15名以上の団体は各2割引
  • 開館時間:10:00~17:00(入館の受付は16:30まで) 休 館 日 木曜日
  • 会場:佐野美術館
  • 住所:静岡県三島市中田町1-43
  • 主催: 佐野美術館、三島市、三島市教育委員会、朝日新聞社

ヒグチ ユウコ(ひぐちゆうこ)

画家・絵本作家。東京を中心に定期的に個展開催しつつ、ファッションブランドや画材メーカー等、様々な企業へ作品を提供している。近作は『いらないねこ』(白泉社)、『型抜きPOSTCARD BOOK』(グラフィック社)。ほかにも、『せかいいちのねこ』(白泉社)、『ふたりのねこ』(祥伝社)、『ギュスターヴくん』(白泉社)、『ヒグチユウコ作品集』(グラフィック社)など、多数の著書を出版。

展示される原画の絵本を一部ご紹介

デビュー作「ふたりのねこ」

ふたりのねこ

付録付き絵本として大絶賛の記憶も新しい本作品が、表紙描き下ろし&カバー付き絵本として装いも新たに新発売。筆者の息子くんが大事にしている猫のぬいぐるみ「ニャンコ」と、公園に住む野良猫のおんなのこ「ねこ」の出逢いと別れが描かれた、切なく心暖まるファンタジー絵本です。

ねこシリーズ第3弾!

ほんやのねこ

なぞめいた女主人の営む不思議な本屋には、次々と
ユニークなお客がやってきて大にぎわい。
おなじみのニャンコやギュスターヴくんのほか、
ツチグリ、ひとつめちゃんなど、人気の生きものたちが
登場!店主がお客にあわせて選ぶ本も素敵で、
本好きにもたまらない1冊。

『せかいいちのねこ』『いらないねこ』に
続く大人気シリーズ第3弾。

2019年2月刊行の作品集

ヒグチユウコ画集 CIRCUS

日本のみならず世界から注目されている画家・ヒグチユウコの最新画集。渾身の作品を224ページという大ボリュームで掲載し、更に本書のための描き下ろし作品16ページ(「卑怯な蝙蝠」)も掲載されたファン垂涎・必携の1冊です。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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