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絵本ナビニュース2021

ジーニー・ベイカー作『めぐり めぐる』 刊行記念ミニパネル展@教文館ナルニア国

オーストラリアから子どもも大人も楽しめる美しいコラージュ絵本

ジーニー・ベイカーさんの最新作『めぐり めぐる』(ポリフォニープレス)の刊行を記念して、ミニパネル展が教文館ナルニア国にて3月25日まで開催中です。

日本で翻訳出版された絵本としては、『森と海のであうところ』『ひみつのもり』そして今回の『めぐり めぐる』で3冊目となるジーニー・ベーカーさん。今回の絵本は、自然素材を用いた精巧なコラージュ技法で描かれるているのだそうです。絵本『めぐりめぐる』は、地球上1万キロを旅する渡り鳥オオソリハシシギの生態を描いた絵本です。その美しさは子どもも大人も魅了します。是非、ミニパネル展でその世界観に触れてみてくださいね。

 

【刊行記念ミニパネル展情報】
教文館ナルニア国
住所:東京都中央区銀座4-5-1
開催期間:3月10日(水)~3月25日(木)
営業時間 11:00~19:00

めぐり めぐる

ひるも よるも やすむことなく 9日かん、

とんで とんで とびつづけます・・・

ちきゅうの はんたいがわに たどりつくまで。(本文より)



どの鳥よりも、もっとも長くノンストップ飛行を行う渡り鳥・オオソリハシシギ。

この小さな鳥たちは、毎年、北極圏から南半球まで太平洋1万キロ以上を1度も休むことなく飛び続けます。
日本にも渡来するこの小さな鳥たちは、何千年にもわたって、目には見えない空の旅を繰り返してきました。

しかしながら今日、渡り鳥にとって重要な干潟の急速な開発の影響などにより、絶滅の恐れも指摘されています。
オーストラリア、アジア、アラスカを巡る、渡り鳥“オオソリハシシギ"の奇跡の旅を、多数受賞歴を持つジーニー・ベイカーの美しく繊細なコラージュで辿ります。

著者情報

ジーニー・ベイカー/Jeannie Baker
イギリス生まれ。1975年にオーストラリアへ移住。絵本作家、コラージュ作家。自然素材を用いた精巧なコラージュ技法で数々の作品を発表し、世界各国で翻訳出版されている。日本出版されたものには、『森と海のであうところ』(佑学社)、『ひみつのもり』(光村教育図書)があり、どちらもオーストラリアの自然や環境問題をテーマにしている。本作制作にあたっては、10年かけてオオソリハシシギのリサーチを行い、繁殖地であるアラスカや、中継地である中国の取材も行った。
ジーニー・ベイカー氏は、2018 年の国際アンデルセン賞オーストラリア代表候補、2020 年及び2021 年のアストリッド・リンドグレーン記念文学賞オーストラリア代表候補に選出されている。

 

わだ すなお/和田 直
新潟生まれ。津田塾大学大学院文学研究科修士課程、及びエディンバラ大学大学院翻訳学研究修士課程を修了。訳書に、エヴァ・ホフマン『時間』(共訳、みすず書房)。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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