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【展覧会】かこさとしのひみつ展ーだるまちゃんとさがしにいこうー@川崎市市民ミュージアム 2018/7/7~9/9

『だるまちゃんとかみなりちゃん』福音館書店刊 Illustrations©Kako Research Institute Ltd.

かこさん、ありがとう!馴染み深い川崎の地で過去最大規模の展覧会 

2018年7月7日(土)から9月9日(日)まで、川崎市市民ミュージアムにて、「かこさとしのひみつ展ーだるまちゃんとさがしにいこうー」が開催されますよ!

下絵、スケッチ、複製原画を中心に200点以上のかこさんの作品に出会うことのできる、かこさとし展としては、過去最大規模の展覧会となります。ユニークな関連イベントの催しもたくさん予定しているそうなので、みなさん、ぜひ期間中に足を運んでくださいね。さて、一体どんな展覧会になるのでしょうか。この記事では展覧会について少しご紹介いたします!※絵本ナビスタイルでは6月にご招待券プレゼントも。お楽しみに!

『だるまちゃんとかみなりちゃん』福音館書店刊 Illustrations©Kako Research Institute Ltd.
だるまちゃんとかみなりちゃん

雨の日、だるまちゃんが外に遊びにいくと、空から浮き輪とかみなりちゃんが落ちてきました。だるまちゃんは、木に引っかかった浮き輪を取ってあげようと、傘を投げますが、傘もいっしょに引っかかり、二人で困ってしまいました。そこに雲に乗った大きなかみなりどんが迎えにきて、お礼にだるまちゃんをかみなりの国に招待してくれました。未来都市のようなかみなりの国の楽しさも抜群の「だるまちゃん」シリーズ第2作。

川崎市市民ミュージアムからのコメント

 

本年5月2日にかこさとし先生が92歳でご逝去されました。

かこ先生は本展のことを大変気にかけてくださり 、川崎での開催をとても楽しみにされていたので残念でなりません。本展は図らずも回顧展の形となりますが、哀悼の意を込めて開催させていただくことにいたしました。謹んで心からご冥福をお祈り申し上げます。尚、展覧会会期中、館内の一角にて来場されたお客様がかこさんに感謝を伝えられる場として「いつまでも いつまでも かこさとしさん」コーナーを設けることが決定いたしました。たくさんの方のご来場をお待ちしております。

なぜ、川崎なの?かこさとしさんの創作の原点である川崎での子どもたちの出会いから、未来の子どもたちへつなげる展覧会

絵本ナビでもおなじみの、『だるまちゃんとてんぐちゃん』や『からすのパンさん』などで知られる絵本作家・かこさとしさんは、1959 年に『だむのおじさんたち』でデビューして以来、半世紀以上にわたって、物語絵本や科学物語絵本など多岐にわたる作品を発表し続けてきました。その創作の原点は、1950 年代の川崎市幸区古市場でのセツルメント活動(※)にありました。かこさんは、セツルメント活動において、川崎の子どもたちに創作指導するほか、自ら紙芝居や幻灯を制作し、子どもたちに読み聞かせていました。このときの体験がその後の作家活動の大きな糧となります。


本展では、かこさんの長きにわたる創作活動を概観し、その秘密に迫ります!代表作「だるまちゃん」シリーズや『からすのパンさん』の一場面をはじめ、『どろぼうがっこう』 、ほかにも『かわ』や 『たべもののたび』などの科学絵本を全場面展示するほか、作品に 通底するキーワードとして「見る」「知る」 「学ぶ」「食べる」場面を中心に展示されます。

 

また、その原点となった川崎におけるセツルメント活動も紹介されます。かつて川崎の子どたちとの出会いから花開いたかこさんの作品世界を、これからの子どもたちに向けて新たに発信していく、未来へつながる素敵な展覧会となりそうですね!今から楽しみです。


※セツルメントとは地域住民の生活向上のための助力をする社会事業およびその施設。戦後の川崎では古市場(現在の幸区古市場)に大企業の工場に勤務する労働者が集住し、東大の学生たちによる活動が盛んにおこなわれていました。

『だるまちゃんとてんぐちゃん』福音館書店刊 Illustrations©Kako Research Institute Ltd.
だるまちゃんとてんぐちゃん

ながい鼻とかうちわとか、てんぐちゃんの持っているものを何でも欲しがるだるまちゃんの物語を、親しみやすい絵で語ってゆく、ユーモアあふれる絵本。

『からすのパンやさん』偕成社刊 ©1973,Satoshi KAKO
からすのパンやさん

いずみがもりのからすのまちのパンやさんは、子どもたちの意見を参考にして、すてきな形のパンをどっさり焼きました。

『どろぼうがっこう』偕成社刊 ©1973,Satoshi KAKO
どろぼうがっこう

まぬけな校長先生と生徒たちの世にもおかしなどろぼう学校の話。ある真夜中、みんなは町で一番大きな建物にしのびこみました。

どんな展示会になるの?

★ かこさとしができるまで

 

福井・武生、東京・板橋での幼少時代から帝大時代、創作の原点ともいえる川崎市幸区古市場での東大セツルメントの活動について写真パネルなどで紹介し、川崎の子どもたちの絵や子どもたちと一緒に描いたスケッチ、アンデパンダン展出品作品などを展示します。

 

★ かこさとしのひみつ

 

絵本作家としてデビューしてからの作品を紹介。デビュー作『だむのおじさんたち』や『かわ』など代表作品の全場面展示および、作品世界に通底する4つのキーワードでのテーマで展示されます。

「見る」=たくさんの人々やものを見る、見つける楽しみ

「知る」=断面図からものの構造を知る楽しみ

「学ぶ」=物事の過程を概観し、理解する楽しみ

「食べる」=食べ物やキャラクターが食べる様子を描いた作品から共感や追体験を得る楽しみ

 

『たべもののたび』童心社刊
かこさとし からだの本 (2) たべもののたび

ごはんやおかしは、体内のどこを通って、どうなるのか? 食物の摂取から排泄までを説く。

『はははのはなし』福音館書店刊 Illustrations©Kako Research Institute Ltd.
はははのはなし

虫歯の痛さはだれだって知っています。歯の大切さと、歯をじょうぶに守る方法を、からだ全体との関連の中で、わかりやすく、楽しく考えていく絵本です。

『どうぐ』瑞雲舎刊
どうぐ

どうぐ

作・絵:加古 里子
出版社: 瑞雲舎

自分の身の回りにあるいろいろな道具を、わかりやすい絵で説明し、人間にとって「どうぐ」の重要性をおしえてくれる。

★ かこさとしから未来のだるまちゃんへ

 

2014年発刊のエッセイ『未来のだるまちゃんへ』の表紙絵や2018年1月に発表された絵本『だるまちゃんとかまどんちゃん』『だるまちゃんとはやたちゃん』『だるまちゃんとキジムナちゃん』の一場面を展示し、90歳を過ぎてからも活動され、未来に生きる子どもたちに絶えずメッセージを発信し続けたことをご紹介します。

『未来のだるまちゃんへ』文藝春秋刊
未来のだるまちゃんへ

かこさとしさんと言えば、誰もが知る国民的絵本作家。
愛すべきキャラクターで人気の絵本、『からすのパンやさん』(累計220万部)、『だるまちゃんとてんぐちゃん』シリーズ(累計180万部)をはじめ、宇宙や地球の成り立ちを描いた科学絵本の第一人者としても、世代を超えて長く親しまれてきました。ユーモラスで、子ども心をつかんで離さない作風で知られるかこさんは、実は東大工学部卒の工学博士でもあります。

「彼らと出会わなかったら、ぼくは絵本作家になっていなかったと思います。つまり僕こそが、子どもたちに弟子入りすることから始めたのです」。
敗戦後の思いをそう語るかこさんの目に、震災と原発事故を経たいま、現在と未来はどう映るのでしょう。絵本に込めた願い、生きるということ、子どもに伝えたいこと。柔らかい名調子で語られる初の語りおろし本は、尊敬してやまない子どもたち、そしてすべての親への応援歌です。

関連イベント

期間中、たくさんの楽しいイベントが用意されています!スケジュールを確認して、ぜひご参加くださいね。

★マークのイベントは当日の観覧券(半券可)が必要です。

●ベビーカーツアー 7月19日(木)11:45~12:30★

学芸員による展示解説付きの鑑賞ツアーです。ベビーカーでも安心して鑑賞できるようボランティアスタッフがサポートします。

0歳~未就学児とその保護者/親子6組/

※川崎市市民ミュージアムHPにて7月5日(木)応募締切。応募多数の場合は抽選のうえ、結果は7月12日(木)(予定)にメールでお知らせします。

 

●対話型鑑賞ツアー「オシャベリ鑑賞会」 7月21日(土)14:00~15:00★

展示作品について、ガイドと参加者がおしゃべりしながら、じっくり鑑賞します。

5歳~小学生とその保護者/親子10組/

※川崎市市民ミュージアムHPにて7月7日(土)応募締切。応募多数の場合は抽選のうえ、結果は7月14日(土)(予定)にメールでお知らせします。

【協力】アート・コミュニケータ東京

 

●光しょくばいワークショップ 7月28日(土)14:00~15:00

かこさとし先生と科学者の藤嶋昭先生が中心になって作られた絵本『太陽と光しょくばいものがたり』に出てくる、光しょくばいの実験を行います。光しょくばいとは、太陽や蛍光灯などの光を受けると空気や水をきれいにする、いろいろなはたらきをする物質のことです。

3F研修室2/小学5~6年生とその保護者/親子5組/参加無料

※川崎市市民ミュージアムHPにて7月14日(土)応募締切。応募多数の場合は抽選のうえ、結果は7月21日(土)(予定)にてメールでお知らせします。

【講師】地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)落合剛先生ほか、東京理科大学 サイエンスコミュニケーションサークル ちびらぼ 

 

●だるまちゃん音頭をおどろう! 8月5日(日)14:00~15:00

かこさとし先生が作られた「だるまちゃん音頭」を、愉快な動きで一緒に楽しく踊ります。踊る前に造形作家・早未恵理氏作の大型仕掛け絵本『だるまちゃんとてんぐちゃん』を鑑賞します。

1F 逍遥展示空間/ 当日随時受付/参加無料/先着100名

【協力】造形作家・早末恵理、株式会社福音館書店

 

●『からすのやおやさん』で経営のおはなし 8月11日(土)14:00~15:00

絵本『からすのやおやさん』を使って親子で経営について学びます。

3F研修室2/小学3年生以上とその保護者/親子12組/参加無料

※川崎市市民ミュージアムHPにて7月18日(土)応募締切。応募多数の場合は抽選のうえ、結果は8月4日(土)(予定)にメールでお知らせします。

【講師】星城大学 経営学部教授 鈴木愛一郎

 

●ナイト・ミュージアム!担当学芸員によるギャラリートーク 8月18日(土)17:00~17:30 ★

夜間開館日にあわせて、大人向けの展示解説を行います。

 

●かこさとし幻灯上映会 8月19日(日)14:00~15:00

かこさとし先生が1950年代に川崎セツルメントの活動で制作された幻灯を上映します。絵本化していない作品もご覧いただける貴重な機会です。

1F映像ホール/定員270名/当日先着順/参加無料

※上映作品:『ぼくのかあちゃん』1954年 15分

      『自転車にのってったお父ちゃん』1956年 15分

      『わっしょい わっしょい ぶんぶんぶん』1954年 15分

【協力】一般財団法人大阪国際児童文学振興特別専門員、早稲田大学演劇博物館招聘研究員 鷲谷花

 

●『からすのパンやさん』おつかい大作戦! 8月25日(土)14:00~16:00

絵本のお話を遊ぶ、ストーリー・オリエンテーリングです。

絵本の中にいたいろんなからすさんが話しかけてきますよ!からすさんのためにパンやさんにお買い物に出かけましょう!

3歳~小学生と保護者/親子12組

※川崎市市民ミュージアムHPにて8月11日(土・祝)応募締切。応募多数の場合は抽選のうえ、結果は8月18日(土)(予定)にメールでお知らせします。

【講師】造形作家・早未恵理

【協力】越前市かこさとしふるさと絵本館「砳(らく)」

 

●ギャラリーツアー 9月2日(日)14:00~15:00★

※ゲスト:加古総合研究所 鈴木万里

『からすのパンやさん』偕成社刊 ©1973,Satoshi KAKO

開催概要

〇展覧会名:企画展「かこさとしのひみつ展 ーだるまちゃんとさがしにいこうー」

〇会期:2018年7月7日(土)~9月9日(日)

〇休館日:毎週月曜日(ただし7月16日は開館)、7月17日(火)

〇開館時間:9:30~17:00(最終入館16:30まで)

※夏休み期間の土曜日(7月21・28日、8月4・11・18日)は19:00まで開館(最終入館18:30まで)

〇会場:川崎市市民ミュージアム 企画展示室1

〇観覧料:一般600円(480円)、65歳以上・大学生・高校生450円(360円)、中学生以下無料

※()内は20名以上の団体料金。※障害者手帳をお持ちの方およびその介護者は無料。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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