【体験news】大反響のキッズデー!次はいつ開催?予告あり
たくさんの工夫がつまった親子で楽しめるキッズデーとは?
本来であれば、閑散としているはずの火曜日の国立新美術館。
なんだか今日は様子が違うみたい。なぜなら今日は3月28日(火)キッズデー。休館日を子育て中のママや子どもたちのために、特別に開放している日だからなのです。
屋外から美術館デビューは始まってる?屋外展示は素敵な写真スポットに
入口で眺めていると、あちらこちらから可愛いお客さんたちがママやパパ、そしてじぃじやばぁばに連れられてやってきます。みんな心なしかウキウキしているようで、スキップしながらやってくる様子の可愛いこと!少しの緊張感と大きな期待に大人も一緒にデビューする子どものように見えてくるから不思議です。みなさんの高揚感が伝わってきます。
美術館デビューに向かって一歩足を踏み入れると、赤と白の草間さん水玉ワールド「木に登った水玉2017」の木々がお出迎え!グッと心を掴まれます。子どもたちもいつもと違う雰囲気に好奇心いっぱい。わーっとみなさん、早速撮影会が始まっていました。
館内では、開館と同時に朝からたくさんの親子が・・・。入場口まで長い列ができていました。えええ!!こんなに並ぶのー?子どもがこの列は待ってられないかも・・・と思い、ふとその横をみると、そこには素敵なコーナーがありました。
これならどんなに待っても大丈夫!おえかき・ぬりえコーナー!
キッズデーでは子どもたちが館内で自由に楽しめるように、展示以外の場所でもいろいろな工夫がされています。
カフェエリアは、「おえかき・ぬりえコーナー」として開放されていて、係の方に、キッズデー限定のぬりえシートをもらいます。「ヤヨイちゃんとリンリン」か「ヤヨイちゃんと蝶々」のぬりえ2枚から1枚を選んで、みんな自由に色を塗っていきます。他にも草間彌生さんにお手紙を書いて出せるポストもありましたよ!
子どもがお絵かきしながら見れるアート展示
入場するときにチケットを手渡すと、子どもたちは今回の展覧会限定のバッジをもらい中へと入っていきます。まず最初の開放的な広い空間に大人も子ども「わーーー」と声が上がりました。会場全体から凄まじいエネルギーを感じます。周りを見回すと、子どもたちが魅せられたように口々に感想をママに伝えている様子がとても楽しく、その様子を見ている大人たちまで感化されてしまいます。
この最初のお部屋では、特別にお写真も撮れます!連作「わが永遠の魂」からたくさんの力強い草間さんの作品が壁一面に飾られていて、部屋の中央部にお花の立体作品がいくつもあるため、作品を前にみなさん記念撮影が始まっていましたよ。
※本来、館内での撮影は禁止されている美術館がほとんどですので、注意事項をご確認くださいね。
子どもの年齢によって楽しみ方は何通りにも!
また、今回の展示のレイアウトの特徴ですが、この大きな最初のお部屋の外側を囲むように小さなお部屋が並んでいて、展示を左回りに見ていきます。小さなお子さんがぐずって展示を見れないなと感じたら、最初のお部屋からもすぐ出口につながっているので、気分転換に館内や屋外にでることも可能です。
キッズデーでは、時間内なら出入りが自由!赤ちゃんを連れたママには本当に大助かりのようです。未就学児から中学生まで、お子さんの年齢に合わせた楽しみ方が幾通りもあるようでした。
撮影禁止のためお写真にはないのですが、本展の展示内容は本当に圧巻です!まだ、ご覧になっていない方がいましたら、是非じっくりと草間彌生さんが歩んだ軌跡を鑑賞してくださいね。本展は、5月22日まで開催しています。
見落とさないで!かぼちゃと記念撮影も
もう一つ見逃せない撮影スポットは、屋外展示の「南瓜」です。
こちらは展示物ですので触ってはいけないのですが、かなり近くで見ることができます。
そしてもちろん撮影も!
【予告】次のキッズデーは夏休み!7月31日(月)開催予定
実際に行ってみると、キッズデーはよりアートを身近に感じられて、大人も子ども楽しめる、かなり大満足な内容でしたよ。お子さんと一緒に自由にアートをのんびり鑑賞できる日。それがキッズデー。
是非、今回逃してしまった方は、次回のキッズデーを要チェック!
早速、次回の予告情報を入手しましたので、みなさんにご報告します。
【予告】夏休みのキッズデー!
ボストン美術館の至宝展ー東西の名品、珠玉のコレクション
2017年7月31日(月)開催予定
夏休みは東京都美術館「ボストン美術館の至宝展」でキッズデーを開催。
一般のお客様には休室日となる7月31日(月)が、中学生以下のお子様と保護者だけが鑑賞できる特別な1日となります。古代エジプト美術、日本美術、中国美術、フランス絵画、現代美術などボストン美術館の幅広いコレクションからえりすぐった80点を、お子様と一緒にゆったりお楽しみいただけます。
※キッズデーの開室時間など詳細は未定です。展覧会公式サイトなどで後日発表されます。
(左)フィンセント・ファン・ゴッホ 《郵便配達人ジョゼフ・ルーラン》 1888 年 Gift of Robert Treat Paine, 2nd, 35.1982 (右)フィンセント・ファン・ゴッホ 《子守唄、ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人》 1889 年 Bequest of John T. Spaulding, 48.548 All Photographs ⓒ 2017 Museum of Fine Arts, Boston
富田直美(絵本ナビ編集部)
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