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【招待券プレゼント】「鈴木康広 始まりの庭」展 @彫刻の森美術館

昨年、初の絵本作品『ぼくのにゃんた』を刊行!

《りんごが鏡の中に落ちない理由》 2003年

連載 絵本ナビ編集長の気になる1冊で紹介した、あたまの中が“にゃん”でいっぱいになる絵本『ぼくのにゃんた』。その作者が現代アーティストとして活躍されている、今回ご紹介する鈴木康広さん!

鈴木康広さんの絵本

ぼくのにゃんた

にゃんたは、ちょっとかわったねこ。
気がつくと、いつもすました顔をして、
何かになっているんだよ。
バニャニャや、ドーニャツ、にゃどかりにもなるよ。
でもある日、ぼくの目のなかにいる、にゃんたに気づいて......
ユーモラスで、やさしくて、せつない、少年とねこのお話。
誰もが思わず笑ってしまう、
にゃんたのゆるーい変身をおたのしみ下さい。
人気現代アーティスト・鈴木康広の初の絵本!

展覧会のみどころ

鈴木康広さん(1979年静岡県浜松市生まれ)は、日ごろ見逃してしまいそうなモノや自然現象を鋭い感性で別のものに見立てた作品を発表する作家です。

2001年にNHKの番組「デジタル・スタジアム」で発表した映像インスタレーション《遊具の透視法》が、最優秀賞を受賞以来、展覧会やデザインなどさまざまな方面で活躍されているんです。
2003年に発表した《まばたきの葉》は、美術館のみならず多くのパブリックスペースで話題に。2009年に羽田空港で開催したデジタルパブリックアート「空気の港」ではアートディレクションを担当し、2010年の瀬戸内国際芸術祭では、船の航跡をファスナーが海を「開く」ように見立てた《ファスナーの船》が話題となり、2014年の水戸芸術館での展覧会「近所の地球」や「パラパラマンガ商店街 in 水戸」を展開されました。2016年には「第1回ロンドン・デザイン・ビエンナーレ」に日本代表として出展されています。

 

鈴木さんの“見立て”を巧みに具現化した作品の前では、子どもから大人まで、あらゆる世代の鑑賞者が一度は同じ視点に立ちながら、見る側それぞれが培った体験や環境によって異なる気づきも加わっていきますよ。ぜひこの夏休みに、家族や友達と箱根へ。

 

※応募は終了しました※

《空気の人(北京)》 2017年
《まばたきの葉》 2003年 撮影:市川勝弘 Courtesy : ワコールアートセンター

◆新作の展示
《上/下 重力と磁力の彫刻》《自然を測るメトロノーム》《軽さを測る天秤》など、独自の方法で自然現象を見つめ直す新作約10点を本展に合わせて発表します。どんな作品が登場するのか、お楽しみください。

 

◆主題別に分けられた庭
「空気と水」「重力」「反転」「瞬間」などのテーマによって、本館ギャラリーの空間を「庭」に見立てた構成。会場の本館ギャラリーを一歩出ると、そこには彫刻の森美術館の屋外展示場が広がります。始まりの庭で鈴木さんの目を通した世界に触れ散策を開始すると、野外彫刻の見方も変わってくるかもしれません。

 

◆代表作《まばたきの葉》を展示
マルチホールには、2003年に発表した鈴木康広の代表作《まばたきの葉》のほかに、目を閉じた瞬間を撮影する体験型の作品《まばたき証明写真》、1分間に1回「まばたき」をする《まばたきの時計》など、まばたきをテーマにした作品を展示します。「まばたき」は、鈴木が作品制作を開始する上で基本となったモチーフであり、「まばたきの葉」は「木」あるいは「葉」というかたちに目を向けることで、人間の視点を超えて世界の見方を広げるヒントとなった作品です。来観者にとって、本館ギャラリーの展示をさらに深く読み解く鍵となることでしょう。

展覧会情報

会 期 2017年8月5日(土)~ 2018年2月25日(日)

会 場 彫刻の森美術館 本館ギャラリー  / マルチホール(〒250-0493 神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121)

開館時間 9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)

休館日 なし(年中無休)

入館料 大人1,600円 / 大・高校生1,200円 / 中・小学生800円 毎週土曜日はファミリー優待日(保護者1名につき小・中学生5名まで無料)

交通手段 箱根登山鉄道「彫刻の森」駅下車、徒歩2分

主 催 彫刻の森美術館(公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団)

後 援 箱根町、箱根町教育委員会、フジサンケイグループ

協 力 異才発掘プロジェクトROCKET、株式会社ゴトー工芸、株式会社セイコープラスチックス、東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野、パイフォトニクス株式会社 、福永紙工株式会社、マグネットフォース株式会社、武蔵野美術大学空間演出デザイン学科、株式会社メディアタージ

 

出品点数 本館ギャラリー 40点 (うち、新作約10点)、マルチホール3点 合計43 ※2017.6.30時点の予定となります。

関連イベント 詳しくはHPまで

鈴木康広 Yasuhiro Suzuki
1979年静岡県浜松市生まれ。2001年東京造形大学デザイン学科卒。
日常のふとした発見をモティーフに、誰もが知っているものを新鮮な感覚で捉え直す作品を制作。国内外の展覧会をはじめ、パブリックスペースのコミッションワーク、大学の研究機関や企業とのコラボレーションにも積極的に取り組んでいる。代表作に《ファスナーの船》《まばたきの葉》《空気の人》など。 2014年には水戸芸術館にて個展を開催、金沢21世紀美術館で「鈴木康広『見立て』の実験室」を開催。 2016年、「第1回ロンドン・デザイン・ビエンナーレ2016」に日本代表として公式参加。2014毎日デザイン賞受賞。作品集に『まばたきとはばたき』『近所の地球』(ともに青幻舎)、絵本『ぼくのにゃんた』(ブロンズ新社)がある。現在、武蔵野美術大学空間演出デザイン学科准教授、東京大学先端科学技術研究センター中邑研究室客員研究員。

子供たちに大人気の「ネットの森」が7/20(木)に再登場!

 

初代ネットの森は2009年オープン。
大断面集成材を積み上げた木造ドームの中に、カラフルな手編みのネットがいくつもつなぎ合わされた巨大なハンモックの造形が組みこまれた「ネットの森」は、造形作家・堀内紀子と建築家・手塚貴晴+手塚由比によるコラボレーシ ョンから生まれました。彫刻の森美術館の夏休みに新しくなって再登場します。

《ネットの森》 2009年
掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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